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#8 大塚で 台湾人ママと総統選挙の話

日本で暮らす台湾人が思う台湾総統選挙とは?

Additional time blues (podcast📻)
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大塚の夜は楽しく更けてゆく。
東京大塚のれん街、ミャンマーレストランでいい具合に酔った。
前途有望な若者達との話が楽しくて、ともて気分よく酔った。

’00年台に30代だった僕と、'20年台に30代として生きる彼らとでは、仕事への向き合い方、キャリアラダーの考え方は大きく違っていた。
しかし、この時代に生きる彼らの戦略はとても興味深かったし、僕が若かった時よりもしっかりしていると感じた。

彼ら3人に共通しているのは、この時代に与えられた環境を上手く使いこなしているということだ。
ほぼデジタルネイティブとして育った彼らは、海外に住みながら日本へのテレワーク勤務をこなし、オンライン英会話学習で自己研鑽を行い、SNSでGG(外人ギャル)と出会っていた。システムツールを使いこなすだけでなく、物おじせず何にでもチャレンジしている姿は、美しくしなる鞭のように、しなやかに見えた。こんな優秀な後輩たちと知り合えたことに感謝したい。

台湾パブで乾杯!

途中参加のリサちゃんを加え、3軒目を探していると台湾パブを見つけた。中華圏独特のオレンジ色の看板に惹かれ入ってみることにした。
不意に立ち寄った初めての店なので最初は緊張したが、接客してくれた来日40年のベテランママがとても感じが良く、すぐに緊張が解けて談笑が始まった。

もうすぐ台湾総統選挙だ

僕は2023年夏に台湾へ行った。観光地は賑わっていたが台湾全体が景気が良いかと言われれば、正直そのようには見えなかった。
台湾の景気の話題をきっかけに、僕らとママの話題は選挙の話へと移っていった。
僕らの仲間には、4年に一度の総統選のたびに台湾へ行く台湾Loverがいる。今年も3人の友人達が投票日直前の台湾に乗り込み選挙戦で沸く台北の街を歩く。街頭や公園で行われている各候補者の演説を生で聴き、観衆の熱狂を肌で感じてくるという。
そんな仲間の影響で僕も総統選には興味があった。

ママは言う「1月は、台湾へ戻って必ず投票する」
ママによると20代~40代くらいまでの若い層は民進党(蔡英文率いる与党)に傾倒しており、一方で50代以上の多くは国民党(野党)を推しているらしい。
日本人である僕からすると、中国からの独立路線を行く民進党に一票を投じた方が自由を勝ち取れるし台湾の人もそれを望んでいるのではないかと思っていた。
しかしママは「私たちのような年寄りは戦争にならないことを一番望んでいる。だから年寄りは皆、国民党を推している」という。

「台湾の若い人たちに『戦争になったらどうする気だ』と聞くと皆『逃げればいい』と答える。若い人も民進党も無責任だ」
ママの言葉が印象的だった。

中国は、2025年には台湾の陸・海・空を全面的に支配する能力を持つとの予測も報じられている。そんな状況で2024年1月13日に台湾総統選挙が行われる。
経済的な発展と中国との緊張緩和・・・
台湾の人々がこの総統選挙に懸ける期待は大きいと思う。

大塚で台湾人ママの話を聴いてから今まで以上に台湾総統選挙が気になっている。
1月は総統選のニュース速報に注目したいと思った夜だった。


Additional time blues(Podcast番組📻)
Starring:
のむさん、ジュニアくん、キャメルさん、リサ、ニコラス
2023.12.02収録@大塚

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