「自力で出来ること」を増やすために足場架け
おはようございます。
365日連続投稿にチャレンジ中のふくさちです。
本日は234日目。
私の夏休みは昨日で終わり。
本日から仕事も再開です。
さて、今日は久々に「人材育成の考え方を子育てに応用してみる」というテーマで書いてみたいと思います。
今回はこちらの書籍を参考にしています。
■「助けがあればできること」が今教えるべきこと
相手の現状を把握する際に、これらの3領域に分けて整理していきます。
・1人でできること
・1人ではできないこと
・助けがあればできること
「1人でできること」ことは、本人にどんどん任せていきます。
「助けがあればできること」は、いずれは「1人でできるようになること」であり、今教えるべき仕事とも言えます。
■「助けがあればできること」をできるようになってもらうための「足場架け」
「助けがあればできること」を1人でできるようになってもらうための支援が「スキャフォルディング」です。
「スキャフォルディング」は、日本語にすると「足場かけ」のことを指します。
建物を建てる際に、作業がしやすくなるように一時的に足場をかけ、完成後に取り外すというものです。
育成場面においても、助けが必要な間は、足場をかけておくけれども、不要になったら外していきます。
■基本的なスキャフォルディングの進め方
書籍の中では、教える内容や状況に合わせた7種類の「スキャフォルディング」の進め方について記載されていました。
その中でも、基本となる「指導ベーシック型スキャフォルディング」について紹介したいと思います。
「任せるから、自由にやってみて」ではなく、きちんと足場をかけてあげる進め方です。
①目的の合意
何のためにやるのかを合意する
②ゴールイメージを共有する
納期や成果物のイメージ、どういう状態だったらOKなのかをすり合わせる
③おおまかな流れの確認
「いつ頃、何をやる必要があるのか」大まかな流れを確認する
④実演・説明・実行・評価
まずはこちらがやって見せて(実演)、やり方を説明し、本人にやらせてみて、その良し悪し(評価)を伝える
その際に最初はある程度、ていねいに教えますが、少しずつ関与を減らし、観察しながら必要な手助けだけを行うようにしていきます。
■自分の子育てにおきかえて考えてみた
子どもたちと自分のかかわり方を考えたときに、まず最初の現状把握の段階で、何がいま「1人でできること」で、何が「手助けがあればできることなのか」を把握しきれていないと感じました。
よくありがちなのが、本当はすでにほぼ1人で出来るのに、「まだ出来ない」と決めつけていて、手助けをし過ぎてしまうパターン。
私はこれが多い気がしました。
観察しながら、「1人でできること」「手助けがあればできること」を見極め、「いま、練習すべきこと」を見つけていくことが最初の一歩であると感じました。
■「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は育たず」
この言葉は、山本五十六の言葉を、育成に置き換えてアレンジされたもので、15年以上前によく社内で使われていた言葉なのです。
・やってみせ
まずは実演を見せる
・言って聞かせて
やり方を言葉でも説明する
・させてみて
本人に実践してもらう
・ほめてやらねば
評価・フィードバックを行う
改めてこの言葉に育成の進め方のすべてが込められていると感じました。
子育てにおいては、いきなり「させてみて」のことが多い・・・と反省をしました。
というわけで、今日は「人材育成」の考え方を子育てに置き換えながら紹介しました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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