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【熊本・関係人口プロジェクト】"電車の家"に滞在して地域と交流〜たらぎつながるDAYS〜

熊本県の南部に位置し、球磨川を挟んで豊かな森と里山、豊富にあふれる水と清廉な空気、点在する歴史的史跡にめぐまれた多良木(たらぎ)町で、多拠点コリビングサービス「ADDress」は一般財団法人たらぎまちづくり推進機構とともに、関係人口創出プロジェクト「たらぎつながるDAYS」(A日程・B日程/プログラムは2020年11月よりスタート)を始動しました。

多良木には2019年7月から運用を開始している、引退したブルートレインを改装した多良木邸(=画像下)がADDress拠点に登録されています。

全国から訪れるADDress会員を受け入れてきたブルートレイン多良木邸は、もう何度もリピート滞在する会員もおり、住まいもバックグラウンドも異なる多種多様な顔ぶれが集まります。

多良木邸のADDress提携に動いてくれた多良木町職員で家守(やもり=コミュニティ・マネジャー)を務める栃原誠さん(現・たらぎまちづくり推進機構 業務執行理事COO)、才津宜大さん(同 地域連携マネージャー)、同財団法人代表理事で熊本県立大学名誉教授でもある明石照久先生を中心に、町の方々がADDress会員を毎度快くもてなしてくれるのも、ADDressを通して多良木ファンが増えている大きな要因でもあります。

たらぎまちづくり推進機構は2020年10月1日に多良木町に発足された財団法人で、多良木町職員も組織の構成員として、民間ととともに地域経済活性に向けたさまざまな取り組みを実施されます。ADDressはこの新しい団体とともに、「地域内外の人が繋がり、スキルや体験や生活をシェアし、個々人の生き方に刺激を与える」取り組みを企画・実行し、将来的に町に新たな事業が発足する土台を作ることを目指していきます。

さて、まだ多良木町に滞在したことのない人のために、多良木町について紹介したいと思います。

町を流れる清流「球磨(くま)川」(=画像下)は、ダイナミックな自然が織り成す多良木の象徴でもあります。画像下の中央に見えるのは市房山です。

田園風景の中の夕焼けも美しいです。

多良木と言えば、九州一の米どころとしても知られています。2019年11月、多良木のお米は2年連続九州チャンピオンに輝きました。

関係人口創出プロジェクト「たらぎつながるDAYS」でも、地域の人とADDress会員がチームを組んで、多良木のお米を使った料理イベントを実施します。

食では、栗・桃・柿も特産品です。こうした多良木の特産品を用いた料理づくりを通して、レシピを考案するのも取り組みの一つ。

また、人吉球磨エリアの特産品として忘れてならないのは、焼酎。清流球磨川とおいしいお米の土地だからこそ、極上の本格焼酎「球磨焼酎」が誕生しました。

日本に4つしかない産地呼称が認められた本格焼酎ブランド「球磨焼酎」で、贅沢な晩ご飯のお供を楽しんでみてください。

自然環境といえば、妙見野は外せない名勝地です。人吉球磨盆地を一望できる景観が魅力です。

妙見野は、11月〜2月頃の冬の霧が濃い日に、雲海も見ることができます。

関係人口創出プロジェクト「たらぎつながるDAYS」では、この妙見野でもワークショップをします。大自然の中で身体を動かすと、アイデアも生まれやすくなります。

多良木には文化施設もたくさんあります。

上述の米作りに欠かせない建物として、かつてたくさん点在した「石倉」(=画像下)。穀物等の常温倉庫として、凝灰岩で建てられた建物です。

ブルートレイン多良木邸の近隣、徒歩1分の場所に立地しており、現在は交流施設として、イベントやセミナーなどの会場に使われています。関係人口創出プロジェクト「たらぎつながるDAYS」では、ワールドカフェ形式のワークショップや、オンライン講座の会場として活用予定です。

「黒の蔵」(=画像下)もかつての穀物倉庫で、現在は埋蔵文化財センターとして多良木の歴史資料を閲覧できます。こちらも、今回のプロジェクトのワークショップ開催地となっています。

もう一つ、太田家住宅(=画像下)も歴史的建造物として知られます。1973年2月23日に国の文化財に指定されました。太田家は、かつて相良家の家臣として人吉に住んでいましたが、後に多良木に移り、農業と酒造業を営んだと伝えられているそうです。

この太田家住宅は、関係人口創出プロジェクト「たらぎつながるDAYS」前半メニュー最終日、振り返りワークショップの会場予定にもなっています。

ざっと多良木町の自然・食・文化と「たらぎつながるDAYS」のご案内をしました。多良木にはブルートレイン多良木邸が既に拠点として運営中ですので、ADDress会員はいつでも利用可能です。

"寝台列車"に暮らしながら、多良木の自然と食と文化に触れてみませんか?
ちなみに、多良木邸の目の前には「えびすの湯」という温泉施設があります。ADDress邸滞在者には、利用滞在日分の無料チケットが付与されるので、大きなお風呂にゆっくり浸かって、旅の疲れも癒されます。

ただし、毎月第2火曜日(※日が祝祭日の場合はその翌日)が休館となるので、予約時には要確認してください。

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たらぎまちづくり推進機構とADDressが主催する「たらぎつながるDAYS」のプロジェクトには、多くのADDress会員にも協力をしてもらいます。

現地でのワークショップを通して経常的に地域とADDress会員がつながる手段として、オンラインコミュニティ「Quora」を活用します。

Quoraエバンジェリストで、ADDress会員として多良木邸にも滞在経験のある江島健太郎さんには、A・B日程の前半プログラムに参加してもらい、「オンラインコミュニティとは何か」「どのように活用すればいいか」などを講義してもらいながら、参加者と実践します。普段、SNSを頻繁に使う人のみならず、このプロジェクトを通してADDressコミュニティに参加したい人向けにも、指導していただきす。

また、全国のADDress複数拠点での利用実績があり、地域で活性化事業に従事し、コミュニティ運営に協力してくれている先行5名のADDress会員が、A日程(前半:11月13日〜15日/後半11月27日〜29日)に参加します。他地域での生活を体験したADDress会員と多良木住民がワークショップを通して交流することで、新たな「発見」を生み出すきっかけになるよう、ADDressスタッフ一同、企画の実施に向けて準備を進めています。

今回のプロジェクト遂行にあたっては、多良木町の参加者を募るための告知チラシも作成しました。ADDress会員にチラシ制作を募り、複数のエントリーがありました。エントリーいただいた皆さまには、直接お礼を差し上げましたが、ここでも感謝を述べたいです。ありがとうございます!

ADDress会員でクリエイターの大森常治さん制作のチラシ(=画像下)は、11月4日から多良木町の公共施設などで掲示される予定です。

最後に、参加者募集のご案内です。

現在、多良木町の住民、人吉・球磨エリアを含む県内在住者から参加者を募集しています。参加費は無料ですが、カレー作りワークショップと1日目夜のBBQ以外の会食費については、実費分を会費としてご負担となります。詳しくは上記のチラシをご確認ください。

■参加エントリー・問い合わせ
一般財団法人たらぎまちづくり推進機構
Eメール:taragidays@address.love
電話:0966-42-7007

また、本プロジェクトは東京からの移動パートナーとして、ADDressと国内航空券定額チケットの実証実験に取り組んでいるANAホールディングスからも協力を得ています。

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