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ラグビーの町”釜石”で感じる、震災復興とラグビーワールドカップの関係性【作戦タイム】No15

中央大学文学部 准教授の向山雅俊さんをゲストにお迎えして3回目の配信です。
今回は、釜石のラグビーを通じた震災復興支援活動、住民の意識の変化、スタジアムのレガシー活用や住民の意識調査の継続、スポーツイベントの長期的影響評価の必要性など、釜石の震災復興とラグビーワールドカップ開催の関係性についての向山さんの研究についてお話を伺いました。


主なチャプター紹介
ラグビーワールドカップ釜石開催の経緯
外部団体からの提案でラグビーワールドカップ開催が検討され始める。当初住民からは時期尚早との声もあったが、行政としては復興加速に期待。招致が決まるとインフラ整備が進み、開幕までに完了した。
釜石とラグビーの関係性
釜石は過去に全国大会優勝チームを輩出した「ラグビーの町」と言われるが、住民のラグビーへの思い入れは薄い。一方でラグビーを通じた支援を受けるなど、ラグビーとのつながりを実感する場面もある。
ラグビーワールドカップ開催の影響
開催に伴いインフラが整備され、まち並みも復興した。住民からは開催を評価する声もある一方、人口減少や産業振興など復興の課題は残る。スタジアムのレガシー活用も今後の検討課題。
スポーツを通じた震災復興の限界
行政的復興と住民生活の復興には乖離がある。ラグビーを通じた交流は一時的な効果にとどまり、本質的課題の解決にはつながりにくい。住民一人ひとりの変化を丁寧に追うことが重要。
子どものスポーツ環境をめぐる課題
競技力育成を重視しすぎるあまり、子どもがスポーツを楽しめなくなっている。保護者の意識改革も必要であり、多様な選択肢を用意することが望ましい。スポーツ間の垣根を取り払うことも重要。


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