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「知識の偏り」が会話にどう影響するかというはなし。

 会話に入っていくってなかなか難しいですよね。聞き流していうちに自分以外の人たちで盛り上がってしまい、辛い思いをする人も多いのではないでしょうか。私も非常に苦手でして、「会話のドッジボール」をしてしまっていることがあります。

 そこで、私たちが他人に物事を話すとき、相手に共感してもらうにはどのように話せばよいのかを考えました!

ぜひ読んでいってください!


 まず、私たちの会話というものは、知識の偏りがありますよね。会話についていけるかどうかは、いわば「知識を持っているか」による影響が大きいです。そこで今回は知識の偏りについて着眼して考察していきます。

 ここで「会話の例」を出します。

 Aさん、Bさん、Cさんが「ジョーカーという映画」について話しているとします。

 Aさんはその映画を見たことがあります。
 Bさんはその映画を見たことがなく、人気だということしか知りません。
 Cさんはその映画を見たうえ、漫画「キリングジョーク」や「ダークナイト」シリーズを網羅して知っているとします。

 この場合、Cさん、Aさん、Bさんの順に知識を持っていることになります。

 ここで、Aさんが話題を振ったとします。
Aさん「ジョーカー見たんだよ!」
Bさん「最近話題だよね」
Cさん「ねー、私も見た!!」
Aさん「面白かったよね!」
Cさん「すごい良かった」
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ここから2つの展開を予想して、どのように会話すべきであるかを提案します。

こんな会話になったらの話


①ここでCさんが『これこれこのシーンが』と言い出したら、話題が映画の内容に踏み込まれます。これでBさんは発言のポジションを失ってしまいます。これが【無知ゆえの放置】です。
②しかし、ここでAさんが『え〜私も見ようかな』と言い出したら、BさんとCさんは映画を勧める方向に進めなければならなくなりますよね。するとAさんの知識が棒に振られることになります。これが【知恵の棒振り】です。
 ここで理解してほしいことが2つあります。
 1つ目は、【知識は持つに越したことはない】ということ です。知識があるCさんは①と②のパターンのどちらの会話にも入ることができるが、知識のないBさんは①のパターンでは会話に入ることができません。
 2つ目は、【話題は常に「発言者」の知識レベルに合わせられるということ】です。この例の場合、Aさんの知識レベルから始まり、①ではCさんの知識レベル、②ではBさんの知識レベルになっていますよね。
 このことから、会話に乗るためには【日頃から知識を増やすこと】と【常に発言をしていく】ことが大事であるとわかります。
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会話の失敗パターン

 次に、会話の中に入れなかった人が失敗しやすい発言を考えてみました。

 さきほどの①のパターンを考えてみます。発言権を失ったBさんは、知識がないけれども話題についていこうとしてしまいがちです。すると、「じゃあジョーカーって本当はいい人なんだね」「タクシードライバーの主人公と近いのかな」と自分なりに考察しようとしてしまいます。しかし、これを聞けばAさんとCさんは「見てもいないのに、わかったふりをしている。知ったかぶりである」という印象を受けてしまいます。
 だから、知識がないのに、その話題に乗ってはいけないのです。会話に入りたいのなら、無言でいるか②のように話題を提供するべきです。


 次は、その②のパターンの場合を考えてみます。Cさんは知識を持ち腐れしている状況であり、その中で映画について深入りできずにいます。その中でどうしても知識と考察を言いたくなってしまうことがあります(自分にも思い当たることがあります...)。それは、忍耐するべきです。しかし互いに知識を共有できる人間同士は他に集まる機会がありますよね。AさんとCさんは、これからジョーカーについて2人で語り合える機会に出会えるでしょう。だから、この場面においては忍耐するべきなのです。一方、知識のないBさんはその機会に恵まれることはないでしょう。だから改めて【日頃から知識を増やすこと】がいかに大事なことでかわかるはずです。

 まとめ


 人との会話では、このような知識の偏りによって自分のポジションが移動してしまうのです。だから、
①日頃から知識を身につける
②自分から話題を提供する
③話題についていけないときは、とりあえず忍耐して、話題を提供できる時間を待つ

この3つのステップを心掛けて会話をしてみましょう!!

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