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馬鹿にできないクソ鳴きの秘めた力

⚠︎このnoteの内容を批判するのは間違いです。効率とか知りません。
自分たちはあくまでクソだと分かっていながら真剣にこの打牌をしています。
あとこのnoteの真似をする事はあまりオススメしません。
目次
1.はじめに
2.クソ鳴きについて
3.杉田プロのクソ鳴き紹介
4.ルールによってはクソ鳴きは化ける

1.はじめに

こんにちは、日々noteのネタを火の中水の中草の中森の中探しているあだつです。いつかスカートの中に入りたいです。

それはそうと最近鳳東のうさぎさんが面白いnoteを上げていました。

https://note.com/houtooooooon/n/nbedfce1a2320

勝手にリンク貼っときますね。
ここにクソ鳴きについて書かれていたのを見て"ウマぶりクソ鳴き雀士あだつ"の血が騒ぎました。
というのも僕は元々クソ鳴きを多用する打ち手だったのです。今でこそ色んな天鳳民の方に牌譜検討してもらって大人しくなりましたが一年前くらいはまぁ凄かったですw

じゃあなぜそんなにクソ鳴きが多かったかと言うと僕に麻雀を教えてくれた方に原因があります。

紹介します。クソ鳴きのプロです。
僕は麻雀はじめたときからこのひささんにずっと教えてもらいました。
それはありがたかったんですけど、このひささん凄く副露率が高いんです。しかもクソ鳴きを多用するんです。面前での麻雀教えてくれないんです。
多分麻雀プロで1番のクソ鳴きスペシャリストだと思います。

そんなひささんの下で僕がどんな風に麻雀を教わったか振り返ってみましょう。

とある日

ひささん「この手からこれ鳴いちゃうと手が狭まるし良くないよ」
あだつ「そうなんですね。勉強になります!」
ひささん「でもわいは鳴く。チー」
あだつ「???」

また、とある日

ひささん「麻雀は配牌から役を構想するのが大事」
あだつ「なるほど!勉強になります!」
ひささん「ポン。」
あだつ「ひささん、それオタ風ですよ?役無いですよ?」
ひささん「役は後から付けるから」
あだつ「???」

こんなの麻雀はじめたときから見せられたらそりゃクソ鳴き増えるよ。

そんなひささんを僕は"卓上のピカソ"と呼んでいます。(勝手に)
ひささんは鳴きを多用して自由に自分の手を描き変えるだけでは無く、相手の手にまで影響を与えてしまいます。そしてその鳴きはピカソの絵のように常人には理解され難い。

ただ勘違いしないで欲しいのが杉田プロは普通に麻雀強いです。新人プロながら連続昇級しまくってたし。ただクソみたいな鳴きをします。

2.クソ鳴きについて

クソ鳴き牌譜を今の皆さんの状態で見ると泡吹いて倒れる方もいらっしゃるかも知れませんので(大真面目)クソ鳴きについてまずは考え方を少し変えてもらいたいと思います。

皆さんは恐らくクソ鳴きについて悪いイメージを持ちすぎています。
そもそも鳴くということに抵抗がある方もいるかも知れません。
その裏には打点が下がる、牌の巡りが変わる、手が短くなり安全度が下がるなどデジタル的にもオカルト的にも色々と理由があるかと思います。
しかし実際は面前手順を踏むよりクソ鳴きをした方がその配牌の打点が上がったりすることがあります。
クソ鳴きをする事で他の人の牌の巡りまで変えてしまえるかもしれません。
そのクソ鳴きという選択肢を何も考えず目をそらしていたせいでその局で唯一良くなる未来を捉えることが出来ていなかったなんてこともあるのです。

そしてそれに加えてクソ鳴きには大事なメリットが存在します。
①ブラフ
②ケイテン
③ウマぶり成功による充実感

今回は①の説明だけ実戦牌譜を見ながらします。

実はこのメリットをしっかり理解した上で使えばクソ鳴きは神の一打ともなり得るのです。
そう、ゼウスの選択。Mリーガー鈴木たろう選手と園田賢選手です。正直あの2人結構クソ鳴きしてます。けどそれが神の一打とされることがあるのです。ミスればクソ、うまくいけば神と振り幅の大きい鳴き選択の事を総称してクソ鳴きと人は呼びます。
それでは実際にクソ鳴きを見ていきましょう。

3.杉田プロのクソ鳴き紹介

クソ鳴きと聞けば、天鳳民はダイアグラム麻雀が出てくるかと思いますが僕の中では杉田プロです。
ということでクソ鳴き先輩に良いクソ鳴きはなかったか聞いてみることにしました。

早いって。

30半荘に一回あるかないかくらいのクソ鳴きをなんで1分で用意出来るんだ。
ってな訳で送って貰いました。
あ、ちなみにこれから貼るのは個室でやった時のです。

誤ポンじゃないよこれ。思わずこれには僕もびっくりしすぎて

一回キャンセルしてしまいました。

解説すると上家がライバルで自由に動かせたくない為、清一色とトイトイに見せて場を止める。
ということらしい。確かに面前でも遅そうだし上がり率はそこまでなさそうな上に打点も作るのが難しそう。それなら上手くいった清一色やトイトイでトップを諦めないぞ!といった振り幅の大きいクソ鳴きです。
過程が大事なので結果はどうでも良いですが、ちなみにどうなったかと言うと

上家以外の三人聴牌。

次に行こう。次はちょっとだけピカソ度下げました。


ヨイショ〜
これは親に萬子を切らせない作戦プラスドラを使った清一色、ホンイツ、あとチャンタとかですね。遠くに役バックとかも見てるんですかねーと幻が見えてきそうです。
けどこれは分かりやすいこともあってさっきのより抵抗感が薄いですね。てかクソ鳴きじゃないんじゃね?(洗脳)

とここで勘のいい人なら気づいたと思いますが1枚目と二枚目で実は共通している部分があります。それは
"上家に和了させたくない"
ということと
"自分はドラが使いやすいけど他の人が使いにくい"
ということと
"しっかり打点を作る"

この三点です。
めちゃくちゃな鳴きに見えてしっかりと実は核があるのです。
そしてこの上家に和了せないために今回使ったのがクソ鳴きのメリット①であげたブラフです。
そのブラフの効果を上げているのが他の人がドラが使いにくいという要素なんですね。
また鳴いた時に高い手を作ることで流局しても相手に(この人の鳴きは注意だな…)と思わせる効果がありますし、和了すればリーチを捨てた甲斐があったってもんですね。

ちなみに最終見てみると

めちゃくちゃ戦ってますね。たまにこれが上手くいってあの絶望配牌から12000を作り出すんですね。
でもそれは運だけではありません。清一色を狙った努力の結果です。

しかし杉田プロは2枚目より1枚目の2pポンの方がお気に入りだそうで

こんなこと言ってました。参考にしてください。

そういえば余談ですがひささんはクソ鳴きが好きすぎてクソ鳴きのクソの部分も好きになったのかよく僕にうんちの絵文字を送ってきます。

こんな風に。あ、なんか良いことも言ってたのでついでにアドバイスも載せとくと、

とのことです。
全部言われて言うことなくなったので次に行きます。

4.ルールによってはクソ鳴きは化ける

僕のこのnote見てるのは大体が天鳳民だと思いますがここで悲報です。
実は天鳳とクソ鳴きの相性は凄く悪いのであんまり使わない方がいいですw

主な理由は
①赤ありだと打点が高くなることが多くブラフに対して降りない人が多い。
②単純に手牌を短くして放銃してラスるのがきつい。
③毎回打つ人が変わるので鳴いて高い手を作ってもこの人の手は高いから注意とされにくい。
④ネットだと鳴きラグの有無によってブラフがバレたりする。

つまりクソ鳴きは
リアルで固定面子で赤なしでトップが偉いルールで特に化けます。
ちょうどプロ対局がそんな感じのルールですね。
しかしこのクソ鳴き力を普段から鍛えておくと天鳳でも良いこともあります。
手牌の構想が広がるのです。
例えば打点はあるのにどうしようもない手牌の時。無理やりでも役をつけたい時に何を鳴けば役がつくのか簡単に想像できますし、早上がりしなきゃいけない時もそういうことが出来ますし、やることなさすぎる手牌でも諦めずクソ鳴きで最善を尽くすことが出来ます。
という訳でクソ鳴きを知ると何もできない局が減ります。

まとめとして、今まで面前に目を向ける人は多かったですが鳴きについて深く考える人は少なかった気がします。今一度鳴きについて考えると攻撃だけではなく、ブラフや防御にも使える便利なものであることが見えてくると思います。
いつかクソ鳴きがもっと素晴らしい表現でこの世に存在出来るような日が来るまで僕はこのクソ鳴きの素晴らしさを世に広める活動を続けます。

次回のクソ鳴き講座は「園田選手のクソ鳴きと石橋選手のクソ鳴きは何が違うのか」について語っていきましょう!

ではまた。

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