見出し画像

コロナ禍を抜けて、次のステージへ

本番2週間前の59期東京の練習会場にきています。

2月東京公演が3公演とも満席間近です。キャスト販売が3,000枚を超え、コロナ禍で途絶えたエネルギーみたいなものが少しずつ戻ってきている感覚があります。

昨年5月にコロナが5類に移行され、年の頭からコロナ禍ではない1年間がようやくスタートですね。

このタイミングで100人100日ミュージカル®︎プログラムが本格再開し勢いを取り戻していることを目指し、2022年に「公演」の再開、2023年に「プログラム」の再開と、計画的に実行してきたので、この状況はとても嬉しい限りです!

コロナ禍では、文化芸術は不要不急と言われ、県外へ移動することも、大人数で集まることも憚られ、ソーシャルディスタンスや3密回避でミュージカルが何にもできなくなってきたところから、ここまで戻って来れて、本当によかったなあと。

今があるのは当たり前じゃありませんね。

改めてたくさんの制限と我慢とリスクを乗り越えて公演を再開した、再開関東・再開関西・再開九州キャスト、それを支えてくれた多くの人に感謝です。

さらに、5類移行後も変化や不安定さが残る中で100人100日ミュージカル®︎プログラムを再開させた57期東京・58期関西キャスト、それを支えてくれた多くの人に感謝です。

2024年は、コモビジョンとMFAを引っ提げて、59期東京、60期名古屋、61期九州、62期東京と年間4本の100人100日ミュージカル®︎プログラムを運営し、コロナ禍前のような大都市での循環運営体制に戻していきます。

主催でのミュージカル運営を戻し、VUCA時代を耐え抜く変化に強い財政基盤を生み出しつつ、「Musical For All ーあらゆるひとに参加と鑑賞の機会をー」の取り組みの一環として、舞台芸術に市民が参加・鑑賞できる機会を生み出していくために、地域(地元)の団体と共催するモデルも少しずつ進めます。

先の1月の新潟の団体「N:birth」との共催もその取り組みの一環です。地域(地元)を沸かせたいという共催先の団体のビジョンの実現のため、ミュージカル「A COMMON BEAT」をその地域(地元)の人たちで作りあげていくものです。

100人100日ミュージカル®︎プログラムはコモビジョンの実現のために設計されていますが、共催の場合は、各地の地域(地元)の特色を活かし、共催先団体の個性に合わせた独自のプログラムになっていってくれたらいいなと思っています。

そのため基本的には共催先の団体が自立して運営していけるように、主導権は共催先団体に渡し、コモンビートはサポートやバックアップとして関わるスタンスになります。

ようやくここまで、ミュージカルの活動が戻ってきました。

それに加えて「Musical For All ーあらゆるひとに参加と鑑賞の機会をー」の取り組みを進めていきます。観劇サポート(字幕・音声ガイド等)のアクセシビリティ整備や子ども招待を各公演で実施する「鑑賞」のための取り組みと、多様なキャストが「参加」できるよう練習や舞台でのアクセシビリティ整備(コミュニケーション・創意工夫)をしていきます。

違いと違いが出会い、一緒に話したり、時に笑ったり、時に泣いたり、時にぶつかったりすることは良いことです。ただ、社会構造によって隔てられてしまっている違いもあります。未知なるものは怖いけど、その怖さのほとんどは出会ってしまえば取り除かれる怖さなんじゃないかなと思います。MFAの取り組みを通して、ミュージカルという「場」で新たな出会い(しかも良質な)とつながりが生まれていってくれたらなと思っています。

これからもいろんな困難が立ちはだかると思います。まだまだ至らぬことも多いのは事実です。でも一歩一歩、市民の力を合わせて、違いを活かし合いながら着実に丁寧にビジョンに向けて進んでいきたいです。

引き続きの応援をよろしくお願いします。

・NPO法人コモンビート https://commonbeat.org/
・ミュージカルキャスト募集ページ https://cast100.commonbeat.org/
・ミュージカル公演案内ページ https://musical-acb.com/
・Musical For All (MFA)ページ https://www.mfa.commonbeat.org/


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは豊かな人生をおくるための「勉強代」として使わせていただきますー!