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私から見た「コモビジョン」(4)〜思考を保つためのミーティング設計〜

コモビジョンについて今日も書いていきます。

4月策定を開始し、11月に発表するまでの約半年間、どれくらいミーティングしたのでしょうか。思い出しながら書き出してみると以下のようになりました(笑)。

・キックオフMTG:1回(1泊2日)
・コアスタッフMTG:30回(4月〜11月、週1回90分)
・伴走支援WS設計MTG:6回(4月〜9月)
・伴走支援WS:5回(5月〜9月)
・事務局共有MTG:2回(6月・7月)
・事務局全社MTG:2回(5月・10月)
・理事会:3回(6月・7月・10月)

肝となったのはコアスタッフMTGを週に一度必ず入れられたことですね。日々の事務局業務を行いながら、そこから少し離れたビジョンや未来のことを考えるって、思考を切り替えなくてはいけないので、結構大変です。少し間が開くと忘れちゃうんです、その感覚を。だからこそ、毎週やると決めて、とにかく頭を動かす場をつくり続けました。

その思考が回りやすい状態で、伴走支援を受けたので、とても進みがよかった感じがしています。1ヶ月に1度の伴走支援WSのたびにリセットされた思考を呼び戻すのではなく、伴走支援WSの間でどれだけ進めていけるかを重視しながら、主導権をもって進められたのもよかった点ですね。

進みながら考えたところもありますが、基本的には定期的に設定されている会議体をマイルストーンにしながら、思考も進捗もよくコントロールできたと自分では思っています。

そしてさらに、コアスタッフで話したことを、常に情報共有する努力をしました。理事会はもちろん、定期的に事務局全体にも情報共有をしつつ、他人事にならないように気をつけて、かつ全社MTGなどで話題にとりあげて、レビューをもらいました。

「どれくらい時間をかけるのか?」というところではいろいろな意見があるとは思いますが、今後の10年間の道標となる中長期計画であるコモビジョンの策定に半年間これだけの時間を投資できたのはとても大きかったなと終わってみて思っています。

自分たちの納得が生まれるまで話し続け、生まれたものに対して理事会や事務局スタッフからレビューを受け、共通理解をつくっていく今回のようなプロセスは、実際に出来上がった「コモビジョン」を、さらに多くの人に、社会に伝えていく時のエネルギーになってくれるからです。

コモビジョンはつくって終わりではありません。まだ未完成です。

今も週1回のコアスタッフでのミーティングは継続していますし、さらに各年の事業計画に落とし込み、ビジョンに向けた活動計画をつくり、運用していく必要があります。そして、団体内外問わず、コモビジョンを伝えて浸透させていく必要があります。つまりは、まだまだこれからです(笑)。




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