体育会出身者がビジネスを考える時にまず読む読み物② 〜3C分析〜

3C分析 自分、相手、顧客を知る

ビジネスを始める時にまず外せないのは、3C分析。(めちゃくちゃ良く出てくるので暗記必須。ちなみに「さんしーぶんせき」とか、「さんしー」と言われる)。
3Cとは、マーケティングの観点から、おさえるべき(整理する)ポイントの英語名頭文字をとった名前。
Company(自社)
Competitor(競合)
Customer(市場・顧客)
を考える、考え方を言います。

これから戦うために、今どこに自分が位置するのかを知ること

3Cってなんでやるの?というあなた。目指したい、自分がやりたいことがあるのに、自分がどこにいるのか分からないまま進める強者はあまりいないかと。(経験則で進められる手練れ・玄人か、もしくはただのバカです笑。)

甲子園目指したい!(これが目標)としたら、
・自分のチームの状態(自社)
・競合チーム(まずは倒さないといけない相手)
・応援してくれる人、協力してくれる人(顧客、プロ野球チームでいうと、ファン)
を知らなければ、どのように戦っていけばよいのか、日々の練習メニューや練習場所、練習強度などを決められません。
マーケティングで勝つための、戦略を立てるための材料集め(自分の立ち位置を知る)ことが3C分析です。

具体的に3C分析って何をするのか?(野球チームで考える)

・自社を知る:自分のチームを知る
何を実現したいのか。(甲子園を目指す?県大会出場?まずは一勝する?)
チームメイトは誰がいるか。(めちゃくちゃバント強い奴がいて、こいつをうまく使えば県大会でもベスト8いけるかも。ピッチャーが微妙だから、新し人スカウトしてこようかな。とか考えるためにそれぞれの強み弱みを把握する。)
チームメイト以外の人を知る。(マネージャー、監督など。チームが強くてもこの人たちをうまく動かさないと、チーム運営に行き詰まりそう…とか。)

・競合を知る:相手のチームを知る
何チームあるのか。(今の自分のチームの順位が分かる)
なんで相手の方が強いのか。(試合前に相手チームの試合を分析する)
相手チームのすごいポイントはどこか。(自分のチームはどこで勝てるか、勝ちポイントを探す。相手の強い部分は勝てないので譲る)

・顧客を知る:観客、ファン、家族(お金を出してくれている人)
自分たちが試合で来てるユニフォームとかって、どこからお金が出ているのか。(学校?親?)→それってなんでお金出してくれてるのか。
プロ野球チームだったら、試合見たいからみんながお金を出してくれる。それは「感動」がお金という形に変換している。
自分たちのお客さんって誰?(野球チームなら、町内の人とか、学校とか、家族とか、運営側以外の人からお金をどうやってもらっているから重要。)
なんで競合チームじゃなくて、うちにお金を出してくれてるんだろう。(縁故、うちに魅力があるから、近所だから。)


3C分析を行うことで、現在の立ち位置が明確になり、
「自分たちが実現したい世界観」までの逆算が可能に。
次回は、「その世界観を実現するには?」どういう考え方(志向)をするのか、考えていきます。

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