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香水の装い方・・・点、線、面。

香水は身体のどこに付けたらいいか?

意外と多い質問だ。定番の答えとしては「下半身、ひざから下がオススメ」。理由は「香りは揮発性だから」。芳香物質は揮発して空気中を漂い、それが嗅覚器官に達し、そこで香りを感知するというのが大雑把なメカニズムなので、下半身に付けた香りが下から上に立ち上り、その人の動きと共に拡散される、そのようなイメージ。

ココシャネルは「香水はキスをしてほしい場所に」といったけれど。

そして、耳たぶに、というのも定番だけれど、鼻に近すぎて、すぐに嗅覚が麻痺し自身で香りを感知しづらくなることを嫌う人もいる。

香水を空中に個を描くようにスプレーしてその中をくぐる。これは直接体に吹きかけるより、感覚的に「ふわっと」香りを纏えると思うし、香りの装い方としては相応しい優雅さもある。

オードトワレやオーデコロンであれば、それも素敵かもしれないけれど、この場合も頭上付近を漂う方向物質を身にまとわせるので、鼻に近い頭部に香りが集中しそう。

装う上で賦香率も考慮が必要。

パルファンは点、トワレは線、コロンは面

と言われてきた。アイテムにどのくらい香料が配合されているかその濃度により香水類はパルファン(狭義の香水)とかトワレとかに分類される。

その種類に応じて、香料濃度の最も高い(それだけ香りも”濃く”、持続時間も長い)パルファン(parfam extrait)から最も低い(持続時間も1-2時間)オーデコロン(eau de cologne)で、装い方を変える、という考え方。

確かに、パルファンやオーデパルファン(eau de parfam)を浴びるように付けたら、too muchで、オーデコロンを手首に数的垂らしても、(ほぼほぼ)つけてる感は出ない。

定番の装いとしては、

parfam extrait・・・膝頭のあたりに、点つけ

eau de toilette・・・ふくらはぎに、スーッとラインを引くようにひと拭き

eau de cologne・・・浴びるように!



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