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理由なんていらない(起業の旅 #3)

”理由なんていらない”

夢や希望、好きなことややりたいこと。恐らく誰にでもあるだろう。子どもの頃に抱いていたモノガタリ。大人になっていくにつれてできることや自由が増えていく。なのに少しづつ少しづつ「できない理由」をつくっていく。そんな不思議な現実。夢を諦め、仕事に追われる毎日の現実に愚痴を。小学生の僕が見たらどうだろう。将来の子どもが見たらどうだろう。そんな大人で良いのか。答えは「NO」だと思う。かっこいい大人になりたい。すべてが上手くいくわけではないから、嫌になる日も投げ出したくなる日もあるのが現実だと思う。やりたいけど、夢はあるけど、でも。言葉にできないようなそんなジレンマは現実である。だからこそ僕は専門学校を卒業してすぐに起業したいと思った。行き先や具体的な方法はない。どうすれば良いのかは毎日分からない。ただ毎日何か良い方向に進んでいると感じているような、焦りがあるような。でも、やりたいことは決まっている。最初は起業には社会的なかっこいい理由が必要。そんな感覚から抜け出せなかった。でも毎日のジレンマの中で気づいた。「好きなことややりたいことに理由なんていらない」好きだから好き。やりたいからやりたい。自分の感情。それが答えなんじゃないか。僕は、好きだから好きなこと。やりたいからやりたいことをやる。僕はモノガタリのある旅のサービスをつくりたい。お洒落なホテルのような、時間の流れがゆっくりなセレクトショップのような、雑誌に見るカフェのような。言葉では表現しづらいけど、「直感で、なんかいい」モノガタリを見つけることのできるもの。そんなサービスをつくりたい。そこにカッコつけた理由はいらない。大きな会社たちのマッチョな競争ではなく、同じような感覚を持って共感してくれる人に届けたい。そんなことを感じながら新しいサービスをつくる。今21歳。大人のような子どものようなそんな感覚がすごく大切じゃないかなと感じている。小学生の僕が見たときに、将来の子どもが見たときに、答えが「YES」になれるように。

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