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諦めたらそこで試合終了ですという単純明快な言葉を今一度噛みしめる

 物事は諦めたらそこで終了。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」
 僕の世代ならスラムダンクの安西先生の名言は誰もが知るところでしょう。使い古されていて逆に誰も言っていないレベルかも。

諦めたら

(井上雅彦先生の漫画SLAM DUNKから引用/集英社©)

 改めて今見ると「自分はどうか」と感じさせられるところがある人も多い気がする。僕もその一人。というよりも、今までに多くのことを「試合終了」させてきたな、と改めて思います。

 齢四十を前にして、恐らく諦めたことの方が多い凡夫の人生。でも今の世の中は人生百年と言われていて時間的にはまだ半分もある。

 となれば諦めている場合でもないって奮い立たせてくれるのが、また安西先生でもありませんか?

小説家を目指してみた

 最近僕は「ミステリー小説家を目指すんだ」と意気込んで2021年の年末ギリギリにAmazonにて電子書籍としてリリースさせた。

※上下巻でKindle Unlimitedなら無料で読むことが出来るので是非とも応援して欲しいです(切なる願い)。

 今出来る自分の最大限を使って何とか年内にリリース出来ました。幾つか売れて今現状でも何人かは完読して頂いて「面白い」という声を貰って嬉しい限り

ドンキーさんのレビュー

 例えばdonkeyさんは非常に長いレビューをくれた、嬉しかった(上記は導入部分)。

TYashf7さんのレビュー

 TYashf7さんからも非常にレベルの高いレビューを貰い感動しました(一部のみ抜粋しています)。
 全てを紹介しませんが、完読頂いた方で未レビューで直接DMをくれた方もいました。それも嬉しいです、感想はとにかく全部嬉しい!

 リリース直後にTwitterでの連絡で応援下さった方もいたので、一応なりともお金も発生するとなれば「プロ」と呼べなくもない
 しかしながら「ミステリー小説家」と呼べるかと言えば違う。これは断じて違っていて「食えなければ小説家とは言えない」という僕なりのルールがある。当然それには届いていません、全く持って。

 読んでくれた人は満足させられるものに仕上がったという自負はあっても「読んでくれる人」を多く見つけ出すのは簡単ではないという現実。
 これはもちろんながら分かっていました。でも使った力が相当なものだっただけに「難しいな」という現実は結構心に来るものがありました。枕を濡らした夜もあったか、なかったか、いやまだ無かったです、すみません。

 そして「まぁ売れなくても少しでも読者が喜んでくれたからいいや」と本気で思いました。実際に「面白い」と言われてかなり感動したから満足感もあったからです。そこで思い出した言葉が安西先生の一言。

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」

 僕はミステリー"小説家"を諦めたのか?

目指したのはミステリー小説家

 目指したのはあくまでも「ミステリー小説家」な訳だから「食えるレベルにない今」は単に『ミステリー小説をリリースした人』に過ぎない。
 それも確かに一歩進んだ状態であるのは間違いないし、有言実行の一つであるのは分かっているけど、目指したはずの「ミステリー小説家」ではない。Jリーガーと中学校の部活でスタメンに選ばれたくらいの差があります。

 そう考えた時に「食べられるレベルで人に喜ばれるものを作る」というのと同時に「人に知ってもらう活動を続ける」というのが如何に重要かを改めて思い出した。

カイジ利根川

 敬愛する利根川先生もこう言っておられる訳です。言ってないけど言いそうです。そしてこれはビジネスの根幹でもあるところ。数多の人たちが忘れる部分。

 当然一筋縄ではいかず時間もかかるものだけに多くの人がこの段階で諦めて撤退してしまいます。僕も「これでいい読んでくれる人が少しでもいれば別の食い扶持はあるんだし」みたいな逃げ腰の姿勢になっていました。そうすると思い出されるフレーズ。

違う違う、そうじゃ、そうじゃない(鈴木雅之/違う、そうじゃない)

 そうじゃないんだ、と。諦めちゃダメなんだと。探しものはなんですか、見つけにくいものですか、と。これは本当に違うけど。
 逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。ってあれです。

 こうして安西先生や利根川先生、そして碇シンジくんの助言によって、改めて「ミステリー小説家(要するにプロ)」を目指すんだと意気込みで進んで行こうと思えた訳です。

皆様の中にもありませんか?

 誰しもある気がするんです。
「諦めちゃったな」ってこと。
 改めて安西先生の言葉を噛み締めた上で、三井寿みたいになってもいいのか?って考えてみたらいいと思います。
 だって三井は何であの一年を無駄にしてしまったんだって涙するんです。同じ様に何年、何十年と先に「あの時、本気を出してやっていればな」って思って泣きじゃくる日が来ないとも限りません。泣かずとも「もう間に合わない」ってどこか空虚な日々を送ってしまうかも。

 そう思ったなら「諦めない」ってことです。それが今のあなたが未来のあなたに贈れる唯一のものではないかなって。 読んで後悔はさせません!きっと面白いはずなので!

 ということで、僕の処女作となります長編ミステリー【守護霊シフト制】を何卒宜しくおねがいします!
 読んで後悔はさせません!きっと面白いはずなので!

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