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【はじまり】彼氏いない歴14年のアラサー女子が交際1ヶ月で国際結婚する話-仕事に婚活に邁進している女子へ、こんなこともあるよとシェア

きっかけは二人での食事。同じ会社の他部門に属している彼(シンガポール人、36歳)と職場では会話をしたことがあったが、プライベートで時間を過ごしたことはなかった。

彼の上司がコロナでやや参っているのを口実に3人での食事を提案したのは私。おそらく人から頼まれたらNoとは言わない性格の彼は親切心で提案を受け入れ食事をセッティングしてくれた。

が結局上司の都合が合わなくなり、「またの機会にしますか」と流れそうなところを「もしよかったら二人で飲みに行きませんか?」と畳みかけ、(後から聞いた話では彼は違和感を感じつつも)了承し、待ち合わせ場所などアレンジしてくれた。

当日予約してくれていたレストランで食事。初めてお互いの好きな事、休日の過ごし方、価値観など様々な話をする。何を話したのか今となっては覚えていないが、「好き嫌いがはっきりしていて、自分のリズムがあって、でも人との交流も避けはしていない人なんだな」というのがその日受け取った事だった。

ブランドによるビールの味の違いなんてどうでもよく(というか分からない)、あなたが頼んだなら僕は飲む。飲んで楽しければそれでオッケー。細かいことは口にしない。飲み続けたいなら朝まで飲んだっていい。次の日朝から仕事でも関係ない。

そんな「今を楽しくいようよ」精神と普段の仕事は淡々ときちっとやる姿を知って、心が動いたのは覚えている。

3杯飲んだクラフトビールでやや足元もあやふやで、下心のない親切心で帰路に付き合ってくれた。真夜中、最寄り駅に着くもスコール、バスに乗るのまだスコール、最終配車サービスで自宅に到着。時刻は午前1時半。

「家に寄っていく?」「Are you sure?」

と何回聞かれたか分からんほど繰り返えされる確認を経て、部屋に行くも「雨が収まったら帰るから」と。「でもここからタクシー乗ったら高いでしょ?私のベッドとは別の部屋があって寝てるから、泊まっていったら?」と私が押す。これまた「Are you sure?!」と3回繰り返されようやく彼が折れて泊まることに。

このやり取りから「ああこの人は本当に下心なく、心配で、もしくは礼儀として家まで送り届けただけなんだなぁ」「そういう感情はないんだなぁ」と。別々の部屋で寝る。

翌朝、私は当たり前にシャワーを浴び、スッピンでリビングに出てきていた彼に会う。

「おはよう」

「おはよう」

「よく寝れた?」

「うん」

「少ししたら帰るから」

そういう彼を放置して私はソファに寝転がり、昨日の会話の続きを続ける。「今日は何するの」とか「週末は何して過ごすの」とか。

そうしているとお腹も空いてきて「どっかランチ食べに行く?」となり「うん、じゃあランチ食べたらそのまま帰るよ」とやたら帰ることを強調しつつ外出。おいしいラーメン。ラーメン食べたらコーヒー飲みたいよねってなってカフェも行く。お洒落な和カフェで抹茶ラテ。

バスで移動する車内、隣で歩く時、カフェの横並びの席、割とスキンシップを取るのが好きなのが私はついつい距離を詰め腕を組みそうになったりするのだが、何も手を出さない彼。

ただ歩く時は車道を歩き、ドアは開け、会計はさせない。ただただナチュラルに紳士なだけなのか。。。?

結局私のディナーのお店付近まで送ってくれて「気をつけてね」といって去っていく。前日夜からその日の夕方まで一緒にいていろんな話をしたね。

これは友情の目覚めなのか、恋の始まりなのか。

わからないけど、とても心地よい時間だった。

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