AD HOT 40 Ver.2023.04 (10 - 1)
2023年4月に特にハマった40曲をカウントダウン形式で紹介します。
ここでは10位から1位を紹介。
No.10:Welcome to the DCC / Nothing But Thieves
UKのロックバンド・Nothing But Thievesが3月15日にリリースしたナンバーです。
Nothing But Thievesは7月7日にアルバム『Dead Club City』をリリースすることが決定しており、そこからの先行シングルとなります。
一言でいえば、「ギター中心のロックサウンドとディスコの融合」でしょうか。とにかくカッコいい。ここまでディスコとゴリゴリのロックが上手く融合した例はほとんどないのではないか、と勝手に思っています。
No.9:Shut It Down / Mollie Collins & Elipsa
12位でもピックアップしたMollie Collinsが、ニュージーランドのシンガー・プロデューサーのElipsaとコラボして4月6日にリリースしたナンバーです。
Elipsaのボーカルとビートがクセになる1曲であり、ポップなテイストもあるので、ドラムンベースに親しくない方も好きになるかもしれません。
No.8:No Explanations / Stephanie Poetri, Elephante & ZHANG YANQI
インドネシアのSSW・Stephanie Poetri、アメリカのDJ兼プロデューサー・Elephante、そして中国のシンガー・ZHANG YANQIがコラボした3月31日リリースのナンバーです。
全体を通して3者の歌声が心地良く、ディスコ調のグルーヴィーな音像が繰り広げられる良曲です。
No.7:もしも / Mikan Hayashi x GOTA
日本語で歌う台湾出身のバンドとして注目を浴びた「ゲシュタルト乙女」としても活動する台湾出身のシンガー・Mikan Hayashiが台北インディー・シーンで活動している新鋭インディーズバンド・GOTAとコラボした3月15日リリースのナンバーです。
ゲシュタルト乙女はKaiaki氏の脱退によりMikanさんのソロプロジェクトとなってしまいましたが、その一方でここ最近はMikanさんがソロ活動に注力されています。
今作はGOTAによるギターの心地良い響きとMikanさんのチルな歌声がマッチしたインディーロックナンバーとなっています。
No.6:Over You (slowed down) / Njomza, Louis The Child
アメリカのSSW・Njomzaとシカゴ出身のプロデューサーデュオ・Louis The Childが2月17日にリリースしたコラボナンバー「Over You」のslowed downバージョンです。
過去のNjomzaの楽曲を聴く限りでは、通常版としてリリースされたのがむしろSped Upバージョンであり、slowed downバージョンの方が通常の速さなのではないか、とも思えてしまうような1曲です。
通常版の雰囲気とslowed downバージョンの雰囲気のギャップもこれまた面白いです。個人的にこの曲は「slowed down界の魔球」的な存在です。
No.5:16 Again / Paul Woolford, Lewis Thompson & MNEK
ピアノハウス界の大御所・Paul Woolfordと、Joel Corryなどの作品を多数手掛けるヒットメーカーとしても知られるプロデューサー・Lewis Thompson (Just Kiddin) が、3月24日にリリースしたコラボナンバーです。
ボーカルで参加しているMNEKはもれなく作曲にも携わっています。
あくまでMNEKの立場がサブ的なものであり、なおかつLewis Thompsonのネームバリューがまだそこまでないのか、再生回数はそこまで多くない印象ですが、安定感抜群かつ爽快なピアノハウスナンバーなので、個人的にはかなりオススメです。
No.4:Finally / Jonas Blue feat. RANI
Jonas Blueが手掛けるコラボプロジェクト『Together』の第4弾シングルとして、4月14日にリリースされたナンバーです。
ボーカルで参加しているのは、過去に「Post Malone」(Sam Feldt) や「At Least I Had Fun」(Martin Jensen) などでもボーカルを務めたオランダのシンガー・RANI。
Jonas Blueの持ち味抜群、といったこの曲ですが、アメリカのジャズフュージョンアーティスト・Harvey Masonが1979年に発表した「Groovin' You」をサンプリングしています。
Jonas Blueの引き出しにびっくりな1曲でもあります。
No.3:Older / Steve Aoki feat. Jimmie Allen & Dixie D'Amelio
Steve Aokiが4月7日にリリースしたナンバーです。
今作ではアメリカのカントリーシンガー・Jimmie AllenとTikTok発のインフルエンサー・Dixie D'Amelioがボーカルとして参加しています。
Aokiさんにしては珍しいカントリーテイストですが、「今を思いっきり楽しんで過ごそう」という意味の歌詞とハッピーな雰囲気に満ちたボーカルがたまらない1曲です。サビからドロップへの展開なんて秀逸そのものです。
ところでTikTok発のニューカマー・Dixie D'Amelioですが、そういえばこの曲好きだったなぁ、と思い出した1曲があるので貼っておきます。
どこかのラジオ番組でかかっていたような気がします。忘れましたが。
No.2:Giving Me / Jazzy
アイルランドのシンガー・Jazzyが3月10日にリリースしたデビューシングルです。
Jazzyといえば、UKを中心にヒットしたBelters Onlyの「Make Me Feel Good」「Don't Stop Just Yet」にボーカリストとして参加しており、今回満を持してのソロデビューとなります。しかしながら、今作のサウンドプロデュースを手掛けたのはBelters Onlyであり、実質的にはコラボ状態が続いている形です。
どこかクセになるメロディーとオルガンの音色、そしてサビの終盤でたたみかけてくるBelters Only特有のピアノサウンドが個人的に大好きな1曲です。
Jazzyの出身国であるアイルランドでは、Spotifyのバイラルチャートで長いこと1位を獲得しており、総合ランキングでもトップ3圏内に入り続ける勢いです。これが波及したのか、世界総合のバイラルチャートでもトップ50に入り、4月に入ってUKチャートでもランクインし始めるなど、徐々に注目度が高まってきている気がします。
No.1:AM:PM / NOTD, Maia Wright
スウェーデンのプロデューサーデュオ・NOTDがスウェーデンのSSW・Maia Wrightを迎えて3月24日にリリースしたナンバーです。
とにかくメロディーラインの綺麗さが秀逸であり、そこに加わるMaia Wrightの美声がマッチした最高のポップナンバーです。
4月までの時点で、2023年リリース分では個人的に最も好きな1曲です。もしかすると2023年個人的No.1ソングはこの曲かもしれません。
以上紹介した40曲について、こちらのプレイリストからもぜひ。
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