AD HOT 40 Ver.2023.05 (20 - 11)
2023年5月に特にハマった40曲をカウントダウン形式で紹介します。
ここでは20位から11位を紹介。
No.20:fumble / Sudley feat. piri
UKのドラムンベースプロデューサー・Sudleyがロンドンのシンガー・piriを迎えて4月28日にリリースしたナンバーです。
Sudleyはこれまでpiri & tommyの作品のRemixを多く手掛けており、その縁があって今回piriをボーカルに迎えた形となります。
piriのボーカルワークの良さが今作でも存分に発揮されています。
それはそうと、今年1月に破局して以来動向が注目されていたpiriとTommy Villiersですが、「nice 2 me」でpiri & tommy名義を用いているので、今後もデュオとしての活動を続けていくということなのでしょう。肝心のpiriにはどうやら新たな彼氏ができたみたいですが。
No.19:Side Effects / Becky Hill, Lewis Thompson
イギリスのEDMシンガーとしておなじみBecky Hillが、ヒットメーカー・Lewis Thompsonとコラボした5月12日リリースのナンバーです。
Becky Hillといえばデビュー初期からMNEKとの共作を多数行ってきておりますが、今作も例に漏れずMNEKが作曲に携わっています。
ややダークな雰囲気を纏ったアップテンポなナンバーであり、ドロップがこれまたクセになります(ボーカルはMNEKの仮歌と思われます)。
2023年のBecky Hillの動向にも注目です。とは言ってももう下半期間近ですが。
No.18:UNHEALTHY / Anne-Marie feat. Shania Twain
Anne-Marieが7月28日にリリースする3rdアルバム『UNHEALTHY』から先行リリースされたタイトルトラックです。
今作ではなんとShania Twainが参加しているということで、Shania Twainお得意のカントリーテイストとなっていますが、大物同士のネームバリューに恥じないクオリティの1曲だと思います。
そしてアルバムの全体像が一体どうなるのか、これまた楽しみです。
No.17:Like A Seraph / 春野
SSW・春野さんが5月10日にリリースした1stアルバム『The Lover』からのリードトラックです。
これまでyamaさんや佐藤千亜妃さん、菅原圭さんなど、有名どころから注目のニューカマーと幅広くコラボしてきた春野さんですが、個人名義でのアルバムリリースは今回が初めてです。そもそも出発地点がボカロPであることもなかなか知られなくなってきているのではないか、と思えるほどです。
最大の特徴はトラックメイキングからミックス、マスタリングをすべて自身で行うマルチぶりだと思いますが、春野さんが描く落ち着いた楽曲の世界観も印象的だと個人的には思います。
また、この曲に込めた思いなど、春野さんご自身がJ-WAVEのインタビューに答えているので、気になる方はこちらもぜひ。
No.16:Swimmy / 由薫
SSWの由薫さんが5月26日にリリースしたEP『Alone Together』から先行リリースされた1曲です。
アコースティックギターが鮮やかに響く爽快感抜群のサマーチューンとなっており、夏の暑さをかっ飛ばしてくれるような気持ち良さがあります。
そして由薫さんの出す曲が毎度とてもいいので、そろそろファンになりそうです。
No.15:Super Star / Furui Riho
北海道在住のSSW・Furui Rihoさんが5月10日にリリースした1曲です。
ポップセンスは勿論、それを裏打ちする確かな歌唱力がある歌手が個人的に好きなのですが、Rihoさんはまさにこの2つを兼ね備えた存在なので、個人的に推している、というところです。
最近「knoak」名義での活動となったNobuaki Tanakaさんとの共作、MVはISSEIさんが制作と、ある意味いつも通りの安定の布陣ですが、これがなんと全国のラジオやUSENでかかりまくるという想定外の事態に。
ニッポン放送では推薦曲に選出され、「乃木坂46のオールナイトニッポン」などでOAされ、いくつかの芸人ラジオでもOAされたという情報があり、radikoのランキングでも総合10位に入る好調ぶり、その他USENのランキングでも1位、SONAR TRAX効果でTOKIO HOT 100のトップ10入り、ZIP HOT 100では1位獲得など、自分ですら想像していなかった結果に。何だか一気に名前が世に知られるようになった気がしますが、これが「RADAR: Early Noise 2023」選出効果なのでしょうか。ただ、Early Noiseの2023年組の中では間違いなくブレイク組になることでしょう。
No.14:Angel Pt. 1 / Kodak Black, NLE Choppa feat. Jimin of BTS, JVKE & Muni Long
Koadk Black、NLE Choppa、BTS・Jimin、JVKE、そしてMuni Longという超大型コラボの1曲ですが、それもそのはず、こちらは映画『Fast X』(a.k.a. Fast & Furious 10) の主題歌です。日本でいうところの『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』です。
イントロのピアノから「あ、これはいい曲だ」と確信が持てるような安定の完成度です。やはりワイスピは曲がいい映画です。
No.13:Eyes Wide Shut / ILLENIUM, Avril Lavigne & Travis Barker
ILLENIUMが4月27日にリリースしたセルフタイトルアルバム『ILLENIUM』からの1曲です。
アルバム全体を通して驚いたことですが、ILLENIUMが想像以上にポップパンクに傾倒していたということです。
アルバム収録曲のうち3曲をプロデューサーのTravis Barker (blink-182) を共作しており、これまでのILLENIUMのスタイルが感じられる曲からポップパンクのテイストまで、振り幅の広い1枚でした。
中でもキラーチューンと呼べるのが、Avril Lavigneが参加したこちらの1曲です。率直なところ、ILLENIUM成分1%、Avril成分99%といった感想ですが、相変わらずド直球のカッコよさです。
No.12:Fool 4 U / Galantis & JVKE feat. Enisa
GalantisとJVKEが2021年リリースの「Dandelion」以来2度目となるコラボを果たしました。
フィーチャリング参加しているのはアメリカのシンガー・Enisaです。
14位で紹介した「Angel Pt. 1」に続き、JVKEは2曲目のピックアップとなります。
前回のコラボ時はまだ「golden hour」もリリースされておらず、当時と今とではJVKEのネームバリューは大きく違うと思われますが、Galantisとのコラボの安定感は2年前と同様です。
また、ドロップを聴くといつものGalantisのテイストでどこか安心感を覚えます。
No.11:So Sweet / ATRIP
ATRIPが5月4日にリリースしたミックステープ『TANZPARTEI』からのリードトラックです。
ATRIP特有のクセになるビートとベースの音使いがたまらない1曲です。
他にもキラーチューンが詰まったミックステープなので、興味のある方はこちらもぜひ。
10位から1位は以下の記事に載せました。
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