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地産地消マスク

以前にも書いたことがあるが、ドイツ語圏ではオーガニックやバイオの製品が多く売られており、その流れもあってかなるべく地域のものを買ったり食べたりしようという価値観がみられる。

一般的には野菜だったり何かしらの製品なのだが、最近はコロナの影響もあってメイドインオーストリア🇦🇹のマスクを発見した。

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オーストリアも今はロックダウン中で、去年の三月ぐらいから建物や公共交通機関の中ではマスクしなければならず、日本と同じように日用品としてマスクが出回るようになった(パンデミック以前、ヨーロッパでマスクを探すのは至難の業だった)。布のマスクも一般的で、それはオーストリアで作られたものもたくさん売られているが、オーストリア産の使い捨てマスクが売られているのは初めて見た(安い使い捨てのものは大体中国産が多い)。

パッケージはオーストリア産ということを強調したいからか、オーストリアにありそうな彫像がマスクをつけた絵が目を引く。中を開けてみると、意外と普通である。

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値段は大体50枚入りで20ユーロぐらいなので、こちらで買う中国産のものとあまり変わりない。この安いマスク以外にFFP2マスク(94%以上の微粒子濾過率のマスク)もオーストリア産のものが売っている(こちらはかなり高い)。

風邪を引いても花粉がひどくてもマスクをつける習慣がなかったヨーロッパなので、おそらくマスクの工場などもあまりなく、わざわざマスクの工場ができたのかわからないが、コロナがなければこのような地産地消マスクも生まれなかったと思うので、それはそれで少し面白い。

が、先日オーストリアはロックダウンが二月上旬まで延長されたので日々の生活は全く面白くない。早くマスクがない日々が戻ってきて欲しいと願う。