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「道」

もう、どのくらいたつのかなぁ。
きっと、20~30年たつと思うのですが、
私の部屋の壁に貼ってある「道」という詩。

何かの雑誌の中で目にとめた詩だと思うのですが、今となっては、誰が書いたものなのかわかりません。

ただ、その時、弱い自分の胸に響き、書きとめた詩です。

カレンダーとその詩が張られただけの殺風景な壁なので、自ずと毎日、毎日、目にとまります。
気かついたら長い年月、毎日、毎日読んでいることになります。

毎日、毎日、
お経を唱えるように読んでいます。


「道」

自分には自分に与えられた道がある
天与の尊い道がある

どんな道かは知らないが
他の人には歩めぬ
自分だけしか歩めない
二度と歩めぬ
かけがえのないこの道

広い時もある
狭い時もある
登りもあれば
下りもある
坦々とした時も
かき分けかき分け汗する時もある

この道が果たして
良いのか悪いのか
思案にあまる時もあろう

しかし
所詮はこの道しかないのではないか

あきらめろと言うのではない
今立っているこの道
今歩んでいるこの道
ともかくこの道を休まず歩むことである

自分だけしか歩めない大事な道ではないか
他人の道に心をうばわれ
思案にくれて立ちすくんでも
道は少しも開けない

道を開くためには
ます歩まねばならない

それがたとえ遠い道のように思えても
休まず歩む姿からは
必ず新しい道が開けてくる

深い喜びも生まれてくる


生きづらい世の中で、
どうすればいいのか、
わからなくなることかあります。

そんな時は、何も考えず、
ただただ目の前の道を
一歩ずつ一歩ずつ
歩くようにしています。

気よらず、逆らわず、流れに任せます。

生かされていることを実感しながら…。

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