戦後の美しさ
引き出しを整理していたら、中原淳一さんの風流なイラストが出てきました。
とても涼しげでしょ!
中原淳一さんは戦後、いち早く婦人雑誌、少女雑誌を創刊された方です。
戦後、心の潤いを失い、生きることに必死な人々に
『美しさ』というものを思い出せるよう、戦前の日本の暮らしに息づいていた、繊細で優美な美意識を取り戻せるよう、活動された方です。
中原淳一さんのデザイン画はとてもお洒落な女性たちです。頭のてっぺんからつま先まで行き届いたコーディネートをされていました。
こんなに綺麗な女性が沢山歩くようになったら、街は楽しく、美しく、華やかでしょうね。
現に、戦後の銀座にはとても綺麗でお洒落でハイカラな女性が沢山歩いていました。
今の時代にも、中原淳一さんの志しが残っているのが銀座だと思います。(最近はコロナのせいであまり見かけなくなっていて悲しいです)
私が、中原淳一さんを好きなのも、銀座を好きなのも、日本の美意識が感じられるからだと思います。
戦後、混乱と貧困の中で頑張り続けてきた女性たちの志しを忘れてはいけないと思います。
日本の女性の美しさを受け継いでいかなければいけないと思います。
それこそが心の豊かさに繋がり、
幸せに近づけると思っています。
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