人生はゲームだ(就活.)

急激に寒くなり、年の瀬を感じるようになってきましたね。2020年が終わる?!はやい!!!


最近、後輩の方々から就活について教えてくださいとLINEが飛んできます、が!私に教えられることなどはない。あるけど、きっと後輩のみなさんが欲しがっている情報ではないことは確かです。笑笑

思い返せば私もこの時期くらいに「自己分析」ってどうするんですか!「がくちかってなんですか!」と用語的な質問から、「先輩方は何をされていたのですか!」って聞いてました。

聞いてましたが、半分はどうにかなるでしょって聞き流してました
(先輩方すみません...)


私は今、「就活」という活動からは解放されました。「内定」に関して心配することはありません。あー明日面接か、いやだなーと思うこともありません。

それは本当に、精神を安定させる上で非常に大切なことです。終わりの見えない戦いに終止符を打てたことは、自分を称賛したいと思います。

就活が苦しくなる要因の1つに
「一斉に始まり、一斉に終わる」というシステム的問題があります。つまり、どうしたって「周囲と比較してしまう」ことが発生するのです。

もちろん、今は大学1年生からキャリアパスを付与し、内定獲得できる企業もありますが、多くの人は3年生から4年生にかけて就活をするのでしょう。私もそうでしたし。


今回は、この就活の時期について議論したいわけではなく、事実として、
就活はどうしても他者と比較してしまう場でもあり、孤独な戦いになってしまう現状があることをお話しします。


人によっては高校、大学の「受験」だって孤独だったし、比較の場であったと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その意見はごもっともなのですが、就活はさらに孤独なのです。


受験はある程度、軸が定まっています。
ある人は偏差値で受験校をみているかもしれないし、ある人は地元からの距離で決めるかもしれません。


就活は違います。
給与という軸かもしれませんし、環境かもしれないし、それこそ立地もあるかもしれません。受験と一緒で判断軸はあるものの、1つだけ大きく異なることがあります。


それは

想像ができない、ということです。
たとえば中学受験なら、一度入学すれば3年間かもしれませんし、一貫校なら6年間、その場に在籍するイメージが持てます。


しかし、会社にはそんなイメージは持てない。いつまで在籍するかわからないし、そもそも会社がいつ倒産するかもわからない。親しい先輩と同じ道を辿るとは限らないため、ロールモデル(=お手本)にする人がいない!!


まぁ他にも色々とありますが、とりあえず、自分と似ている人生を歩む先輩のサンプル数が少ないんですよ。会社での立場によっても見える視点は違いますし、結婚されているか、お子さんがいるのかなど、家庭の環境によっても会社への満足度は変わりそうですし.......


だから、就活は孤独な場なのです。働くイメージができないけど、必死に想像しなくちゃならない。

孤独、というのは言い換えると、自分ととことん向き合わなくてはいけないのです。4年間通えば、卒業というゴールが見える大学とは異なり、もしかしたら一生勤める会社になるかもしれないし、もしかしたら来年には違う場にいるかもしれない。

「もしかしたら」を色々と巡らせて選択するのが就活なのです。

人はどうしても思考を放棄させようと画策する生き物なので、「もしかしたら」を考えるのってエネルギーを使いますし、なかなかに大変なのです。


私が就活中、ずっと父親に言われていた言葉に
「仕事が嫌になったらいつでも辞めていい。自分の人生は自分で選択していいんだよ」という言葉がありました。


就活をしていると忘れがちですが、別に就職はしなくてもいいんです。
そして内定をいただいて、あれほどまでに大変な思いをして入社した会社でも合わなかったら辞めればいいんです。
この考えってすごくすごく大事です。

「人生は自分のものであり、外部の人にとやかく言われる必要はない」


就活の面接必勝法や、ビジネスマナーについて詳細に記載されている情報など、私たちの生活には様々な情報による、選択妨害が発生します。


「どうしたら面接に通る、エントリーシートが書けますか?」と後輩に質問されても

「わからないな。採用担当の人の心に刺さったらかな。」としか返せません。

小手先の文章テクニックではなく
「どうしてその会社に行きたいの?」を言語化できるようにすべきだなーというのが一番後悔しない就活だと思います。


とにかく、本当に後悔しないで欲しい。
私は6月に1から就職活動をしなくちゃならなくなった時、もうどうすればいいのだとお先真っ暗で、院進しようかとも考えました。ポジティブな、やりたいことが明確な院進といよりは、就活から逃げる手段としての院進です。

院進を選ぶこともありだった。けど、当時の私は私に問いました。
「今ここであきらめたら後悔するんじゃないの?」と。


当時はみんなが6月くらいには就活を終わらせていたので、6月までに終わらないのはだめなこと、だと思っていましたが、実際夏まで継続してみたら、まだ一緒に頑張っている就活仲間はいましたし、これから人を募集する!という企業も多く見受けられました。

院進するのだって、もしかしたら面白い出会いがあったかもしれない。
「もしかしたら」です。


すべて物事は完璧な理由で決めることなんてできません。
「もしかしたら」という言葉がついたっていいと思います。けど、とにかく後悔はしてほしくない。


「あーあのとき〇〇してたら、今頃はもしかしたら」という「もしかしたら」の使い方はして欲しくない。


見えない先のことに、頭フル回転で「もしかしたら」をして欲しいです。
そして不完全であることに勇気を持つこと、が何よりも重要なのだと、私は就活を通して学びました。


完璧な自分より、不完全で先を想像できない自分の人生を楽しめる人でありたい。


人生はゲームだ。
先が見えないから面白く、大変で、孤独なゲームなのかもしれません。
私の人生もまだ始まったばかりです。想像に想像を膨らませて、後戻りしたいとは思わない人生を送れるよう、全力で今日も一日を過ごします!


それでは、体調を崩さないよう、皆様お気をつけてください。
アディオス(突然のスペイン語)

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