セリフは台本通りじゃなきゃダメ?
「セリフはどの程度変えていいんですか?」「台本通りじゃなきゃダメですか?」
という質問をよくいただきます。
結論から言うと、現場によります。
演出家、監督によって、一字一句台本通りにお願いしますと言う人もいれば(正直そこまでの人はあまり見ないけど)、
ニュアンスが違わなければ変えてもらって構わないと言う人もいます。
ただ、脚本にあるセリフというのは、脚本家が句読点も含めて一言一句、
時にはテンポ感まで考えて書かれたものなので、台本通りにというのが基本です。
なんでも自分が言いやすいように、覚えやすいように変えてしまうのは、
脚本の意図を壊しかねません。
しっかりと脚本読解をした上で、「ここはこうした方がいいのでは?」という場合は
そのシーンの段取りの前に監督に確認してみましょう。
その際にはなぜそう変えた方が適切だと思うのか、監督に聞かれた場合に説明できるようにしてください。
台本通りにやる習慣がない人、いつもセリフを自分がやりやすいように変えるクセがある人は、
CMだとか企業のVPなど、絶対台本通りに喋らなければいけない時に死ぬほど困ることになります。
「基本は台本通りに」ということを普段から身につけておきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?