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【声劇】コイバナ~前編~(2人用)

利用規約:https://note.com/actors_off/n/n759c2c3b1f08
♂:♀=1:1
約10分~20分

私=♀ 三度の飯より恋バナが好き。 キュンキュンを求めすぎて、おかしな事に…… テンション高めがお勧め
友人=♂ 「私」の幼馴染的存在。 恋バナに特に興味はない。 落ち着いている。

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私:「──って話を、夜通し永遠聞かされててさぁ〜!!」

友人:「(上の空) うんうん……」

私:「別にねっ! 別に良いのよ!! 恋バナって聞いてる分には、超キュンキュン来るじゃん!!
『良いなぁ〜』って思ったり『ないわぁ〜』って思ったり、楽しいから別に良いのよ!!
でもさぁ〜さすがに次の日学校あったし、ずっと同じ話の繰り返しっていうのは、さすがにしんどいじゃん!!」

友人:「(上の空) そだねぇ〜……」

私:「でもねぇ〜やっぱ羨ましい所もあるんだよねぇ〜……
だってさぁ〜そういう恋愛事っていうの? 縁遠いっていうか?
そもそも良い男が現れてくれないっていうか??」

友人:「(上の空) うん……だよねぇ〜……」

私:「別に『白馬の王子様がいつの日か迎えに来てくれるぅ〜』とかは、全然期待してないんだけどぉ〜なんか、それを抜きにしても、これといってビビビっと来る男がいないっていうかさぁ〜」

友人:「(上の空) うんうん……」

私:「アンタは最近そんな話ないの?」

友人:「……うん──ふぇっ!? えっ??」

私:「ねぇ〜話聞いてたぁ??」

友人:「えっあ!? き、聞いてたよ!? 聞いてたけど、どんな話??」

私:「だからぁ〜『いろこい』的な話っ!」

友人:「えっあっ……『いろこい』的な話ね!! えっと……あぁ〜……うん、あるっあるよ!!」

私:「えっマジで!? アンタが!? 珍しいじゃん♪ 良いじゃん良いじゃん!! どんなのどんなの♪」

友人:「えっとね……半年前くらいの話なんだけどね、服買いに行ったのさ。
そしたら、その店の店員さんが超可愛い子でさ♪」

私:「うんうん超可愛いんだ♪ 私を目の前に『超』を付けるんだ♪ OK!! 全然負けてない気持ちで聞くよぉ〜それでそれで!!」

友人:「俺、優柔不断じゃん?? それですっげぇ〜服迷ってたら『こちらのシャツなんてお似合いになられますよ』って声掛けてくれて」

私:「うんうん!!」

友人:「急にそんな可愛い店員さんに声かけられるから、俺もパニクってさ!!
『じゃ〜それで』って買っちゃったんさw」

私:「即決w それでそれで」

友人:「そっから可愛い店員さんの言うがまま、どんどん『じゃ〜それで、あっそれも』って買ってって──」

私:「凄く男気ある感じの良い客♪ 背中にネギがプリントされてるシャツが似合いそうな『良いカモ』w」

友人:「家帰って、袋から出して、鏡の前で一人ファッションショーするじゃん?」

私:「するする♪ 試着して買ったのに、それでも家で試着からのぉ~妄想タイム♪!!」

友人:「まぁ俺の場合、試着してないんだけど」

私:「即決だったからねw それでそれで!!」

友人:「全部『濃紺のうこん』『濃赤こいあか』『濃茶こいちゃ』w」

私:「なにそれぇ〜w はははははww……はっ?
って、それ『色、濃い』話じゃん!!!」

友人:「えっ……? うん……え??」

私:「じゃなくてっ!! 『浮いた話』とか、無いのって事!!」

友人:「あ〜〜〜そっち!?」

私:「逆にどっち!? そっちしかないよ!! えっ? その可愛い店員さんは、最初に登場しただけ?
それっきり?? ヒロインキャラじゃなくて、モブキャラ??? 12トエルブのパンネロ!?」

友人:「えっいや……パンネロはよく分からないけど……
その一週間後くらいかな? バッタリ道端で──」

私:「おっあるじゃんあるじゃんあるんじゃ〜ん♪ なになになになに♪ 運命の再会!! えっ何!? 声かけちゃったり!?」

友人:「いや……声かけられて──」

私:「ふぁ〜『声かけられてぇ〜』/// 覚えててくれたんだアンタの事///
やぁ〜んもぉ〜!! この色男っ/// でっ? でっ!? それでどうしたの!?」

友人:「しばらくお話してて……やっぱ可愛いなぁ〜って思ってさ」

私:「『やっぱり可愛い』頂きやしたぁ〜!!!
うんうんうんうん/// それそれそれそれっそういうのを聞きたかった(*´ ꒳ `*) !!!!」

友人:「その子、普段はアパレルの仕事してるんだけど、副業で体操? 運動?? のインストラクターもしてて──」

私:「うわぁ〜// 絶対にスタイルも良いじゃん♪」

友人:「うん、小柄なんだけど、引き締まってる感じで、スタイルも良いよ♪」

私:「あぁ〜んもぉ〜このスケベ♪ どこ見てんのよ/// もぉ〜///」

友人:「違う違う (焦)!! そういう意味じゃなくて!!」

私:「良いから良いから♪ それでそれで!!」

友人:「あ〜、ん〜……違うんだけど……

ま、まぁそれで、一度その子のやってるジム……ってか教室って言った方が良いのかな」

私:「行ったんだ/// 行っちゃったんだぁ〜/// LINEも交換しちゃって!!!」

友人:「まぁ〜それはね (照)」

私:「きゃ〜/// 可愛い子の連絡先ゲット///
別端にバックアップからのパソコンにバックアップでの外付けハードディスクにバックアップだよぉ〜♪
あっはぁ〜/// 幸せの鐘が鳴り止まないっ!! これからだこれから///!!」

友人:「まぁ〜それで行ったのさ」

私:「うんうんうんうん! 行ったっ!! 行っちゃった!!!」

友人:「そしたら誰もいなくて、その子と2人きりで──」

私:「いきなり2人っきり!! 早いっ!! 早いよぉ〜/// もっと段階踏んで上がってけ階段////
もぉ〜エスカレーターってか、エレベーター乗っちゃってるじゃん/// いやぁ〜んこのギャルゲの主人公///!!」

友人:「完全に付きっきりで体操──」

私:「なんの体操だよぉこの野郎ぉ〜/// このこのぉ〜ヨガってんじゃないよぉ〜この馬鹿ぁ〜///」

友人:「あっヨガだ!! そうそうそれw」

私:「そういう意味で言ったんじゃないんだけど……まぁ良いや♪ 続き続きぃ〜早く早く♪」

友人:「週一で通って……最初は全然身体曲がらないし、バランスもなかなか取れなくて──」

私:「うんうんうんうんうん/// もぉ〜そんなの良いからっもっと♪ あっちの話を///!!」

友人:「マット敷いてても、汗で滑ったり、それでコケそうになったり、するんだよw」

私:「お互い、汗で濡れてる身体でっ/// ふぁ〜///」

友人:「徐々にバランス取れる様になって来てさ、難しい立ちポーズとかもいける様になって」

私:「うんうん/// 難しいってもぉ〜マニアック/// もぉ〜妄想が追い付かないよぉ〜///」

友人:「そして遂に足すら使わなくなれたんだよね♪」

私:「うんうん/// 足すらも/// ……ん? えっ……足? あれ? 本当にどういう……えっ? えっ? えっ?」

友人:「あっもちろん!! 手も使ってないよ♪ ゲームのキャラにそんなのがいるけど、まさか本当にヨガで身に付くとは思わなかったw」

私:「なんか違う……違う違う違う違う……」

友人:「良いよぉ〜あの浮遊感♪ 身体が軽くなる感じ♪ ヨガ、オススメ♪」

私:「違うよっ!!! そっちの『浮いた話』じゃないよ!!!」

友人:「えっ?? 」

私:「もっとあるじゃん!! 何普通にヨガしちゃってんのさ!!
私は『アンタが本当に浮いた話』じゃなくてっ恋バナがしたいの!!
恋バナか聞きたいの!! 甘い溶ける様なピンクな雰囲気の恋バナがしt──
えっ……浮けるの?」

友人:「う、うん……浮いた話……」

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