Nippon Active Value Fund によるインテージへのMBO提案について①〜インテージ基礎情報〜
皆さんお疲れ様です!
暑い中サウナを嗜んでいるActivist Timesです。
今回はフォロワーさんからNippon Active Value Fund (以降NAVFと表記)によるインテージへのMBO提案についての考察して欲しいとの要望がありましたので、その要望に沿ってまとめていきたいと思います‼︎
まずは①ということで、インテージの基礎的情報(NAVFによる保有状況含む)、次は②ということで提案内容、次は③ということで考察パートという3本建で進めていきたいと思います‼︎
⭐️インテージ基礎情報
●事業内容
日本のマーケティングリサーチ企業のリーディングカンパニー。
主としては様々な市場調査を行っている会社で、その調査をベースにマーケティング活動の支援やソリューションの提案を行っている。
グループ全体の業務構成としては、マーケティング支援(消費財・サービス)事業』『マーケティング支援(ヘルスケア)事業』『ビジネスインテリジェンス事業』の3つのセグメントで構成されている。
●財務状況
自己資本比率が若干高いかなという印象です。
●資本政策
直近の中期経営計画では配当性向のみの開示でしたが、2021年6月期の通期の決算説明会資料からROEの目標も開示しております。
NAVFの保有の影響もあると思いますが、資本政策を重視しようという姿勢は望ましいですね。
●所有者区分別株主構成
海外機関投資家は約3割を占めてますね。
●大株主
エーザイの退職給付信託、りそな銀行、インテージグループ持株会、東栄実業株式会社、大栄不動産株式会社等、安定株主が大株主に多いですね。
また保有1位はFMR LLCですが、後述の通り現在保有解消へと動いていることが確認されているので、大株主の状況は現在とは若干異なっていると思います。
●大量保有報告書提出状況
現時点(2022年7月18日)で大量保有報告書提出しているのはエーザイとNAVFのみです。
・エーザイが6.28%(2018年5月13日時点)
・NAVFがグループ保有分含め10.08%(2021年12月15日時点)
FMR LLCは2021年10月以降保有減少させています。NAVFによるMBO提案後売却は更に加速しており、2022年5月31日には保有割合が5%を切っています。
現状も保有を減少させているかもしれません。
⭐️最後に
今回はインテージの基礎データをまとめました。
次回はNAVFからの提案内容とそれに対するインテージの対応についてまとめていきたいと思います。
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それではまた次の機会で会いましょう!
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