憧れの聖地インカ・トレイル③〜検問所を越え、いよいよスタート!
インカトレイルはペルー政府が入場制限をしているので、事前にパーミットを貰う必要があります。
またライセンスを持つガイド(ポーターも)の同行は必須なので、混んでいる時期は相当早くから予約しないとなりません。
ちなみにパーミットを取るにはパスポート情報が必要です。
個人で背負っていく荷物も重量が制限されていますが、テントや食糧諸々の共同装備は全てポーターさんが上げてくれるので、シュラフやマット、簡単な着替えや洗面道具くらいで、あとは持つ必要がありません。
要するに大切な史跡を守りながら、地元を潤わせいくという国をあげての観光産業だということなのでしょう。
話はそれますが、近年日本はオーバーツーリズムの難しい問題もありますので、さまざまな国の対策を見ておくことは、大変勉強になりますよね。
少し日本語は変ですが、ここから情報がGETできます。
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3日目の朝、時差ボケで眠い目をこすりながらバスへ。
トレイルの出発地点「82km地点」というところを目指します。
クスコから2時間ほどバスに揺られるとウルバンバ村(標高2,863m)に着きました。
そこには北西に流れるウルバンバ渓谷「インカの聖なる谷」があり、その川沿いを北西に下っていきいます。
ちなみにペルーは太平洋に面しているから、そっち(西)に流れるように思いましたが、アマゾン川の支流になるこの川は、遠くでアマゾン川と合流し、南大西洋へ流れているそうです。
「ふむふむ、面白いもんだ」
と思いつつ、ボーッと景色を眺めていると、何やら賑わった村へ到着。
そこはオリャンタイタンボという村で、インカ時代に要塞としてスペイン軍と戦った地で、数々の遺跡が残されているそうです。
「オリャンタイ」とはインカの将軍の名前で、「タンボ」は旅籠の意味。
遥か昔は、インカ道の中継地だったんですねえ。
さて、ようやく出発点の82km地点に到着!
広場では、世界各国から集まったたくさんのパーティが準備をしています。
荷造りしたり、トイレに行ったり。
ここから3泊4日、私にとっては初めての高地越えトレッキングです。
日本から抱えてきた期待と不安が大きく大きく膨れて、いっぱいいっぱいの私がいました。
スケールの大きさというか、歴史の深さとでもいうのか…
とにかく、ずーっと口がアングリとしてしまいました。
この先、まだまだ驚くことはたくさんあるのでしょうが、「道」という存在の凄さと大切さを感じるスタートとなりました。
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