見出し画像

子育ては遺伝が9割

忙しい親のための要約シリーズ!

今回は【「遺伝が9割」そして、親にできること】という本の内容を、10分で読めるようにまとめました!

僕は東大ママ経営の学童で約3年半くらい働いたり、400組以上が参加する子育てコミュニティの運営をしたり、ママチャリで日本一周(全国で子ども達と遊ぶ旅)をしたり、子ども達が本気で遊べる居場所を作る活動の代表をしたり、今までにたくさんの親子と、色んな関わり方をしてきたのですが…

「世の中の親御さんは忙しい。子育てや教育の知識を学ぶ時間なんてない。」という現実を目の当たりにしました。

そこで!

教育知識オタクであり現場での実践者でもある僕が、

☑︎子育てで絶対に知るべき大切なポイント
☑︎子育ての不安が消えて楽になる知識
☑︎子育てのよくある勘違い間違い

これらを「忙しい親御さんのために、分かりやすくシンプルにまとめよう!」と思ってこの要約シリーズを始めました!!

今回は【「遺伝が9割」そして、親にできること】という本を要約!

結論から言うと…

子どもを観察しないと「子育ては運ゲー」になる。

子どもの個性や気質を見極めれば、子どもの才能を伸ばす方法が見えてくる。トラブルも減らすことができる。

この記事を読めば、「子育てにおいて親ができること」が明確になる!子どもの個性が分かり、子どもの才能の伸ばし方が見えてきて、子育てをもっと気軽に楽しめるようになると思います!

それでは、要約スタート!↓


なぜ子育てが難しいのか?

多くの親が「遺伝子を無視しいている」から!

遺伝子(DNA)は、人間の気質や個性、生まれ持った性質。そして社会との関わり方を決める土台。子ども達一人ひとりが、それぞれの個性を持って生まれてくるということを理解してないと「子育ては親が全て」という神話の罠にハマり、しんどくなる。

遺伝学や発達心理学の研究では、赤ちゃんの性格の違いは初期に見られることが分かっている。夜泣きのしやすさは親のせいではない。子どもも大人も衝動的、攻撃的、新たな環境に対する恐怖心が強いなどの性質は生まれ持ったモノの影響が強い。じっと座るのが苦手、癇癪を起こすなども親のせいではないことが研究で明らかになっている。

だから、子どもの問題行動に対して、それを親のせいだと全て受け止めて不安にならなくていいのです。手のかかる子は親のせいではなく、「生まれ持った個性の影響が大きい」ということを念頭に置いて、もっと気軽に子育てを楽しんだ方がいい!

みんな一律で上手くいく方法は存在しない

持って生まれる個性が人によって違うので、「どんな子どもにも通用する万能な子育て」なんてものは存在しない!

受験に向く子と向かない子。スポーツが向く気質と向かない気質。起業に向く特性と向かない特性。それは確実に存在する。その子の生まれ持った個性による影響は強い。「子どもを親の理想通りに育てる」というのは不可能。

だからこそ、
「子どもの気質、特性をよく観察する」こと!
「子どもの個性に合わせた方法を見つける」こと!
「我が子にピッタリ合う子育て法を見つける」ことが大切!

例えば、人と接することが好きな子であれば、色んな人と交流できる環境を作ればイキイキと成長し社会性を身につける。子どもが衝動的、感情的な性格であれば、衝動や感情をコントロールする方法を学ばせて、(社会で困らない程度で)自分の気質を上手く制御するための手助けをするなど。

上手くいく方法は子ども達一人ひとりによって変わる。兄弟や姉妹でも違うのだ。

まずは子どもをよく観察し、子どもの気質や個性、才能をきちんと理解すること。そうすれば、「どのような環境でその子の能力を伸ばせるか?」「どのような環境だとトラブルに巻き込まれるか?」がより的確に判断できるようになる!

全ての子に才能がある!

重要なことは「良い気質」や「悪い気質」は存在しないということ。親の価値観だけで、良い悪いを判断しないこと。強みと弱みは表裏一体であり、それぞれの個性、気質、才能にメリットデメリットが存在する。

例えば、衝動的な人はチャレンジャーという強みがあり、自制心が低いという弱みがある。規律正しい人は環境やルールの適合力が高いという強みがあり、常識を壊すようなクリエイティブさは低いという弱みがあるといった感じ。

(※本とは関係ないが、強みと弱みが表裏一体というのはこの記事がわかりやすい↓)

親としての役目は『子どもの長所を最大限に引き出し、短所を上手くコントロールできるように手助けすること』

つまり、子どもの気質や個性を変えようとするのではなく、「その子の持って生まれた才能をフルに活かし、弱点を補いながら、社会で楽しく生きられるようにサポート」すること!

※短所や弱点においては、その子が困らない程度に克服できればいい。

自分の部屋を片付けできなくても将来は大して困らないことが多い。箸の持ち方が下手でも生きていける。そこまで重要ではない短所には目を瞑り、長所を伸ばす方に集中した方がいい!

ストレスはみんなにとって「有害」

ストレスがたくさんあると、子どもの心を傷つけて、その子の可能性が花開くのを邪魔する。これは全ての子に当てはまることが科学的に明らかだ。

子どもの才能を伸ばすには、「どんな環境がいいか?」というよりも、『過度なストレスを与える環境を避ける』ということが大切。

子育てをしていると、「親自身が望むものを子どもに与え、自分が好きなものは子どもも好きだろう」と自然に思い込んでしまうもの。親自身のコンプレックスや後悔、成功体験などの経験則で子育てをしてしまいがち。

しかし、これは危険!

子どもと親は別の人間だから。親にとって最高の方法が、子どもにとって最高である可能性は低い。

つまり、
子どもの気質や個性を観察しない子育ては「運ゲー」
親の経験や価値観を押し付ける子育ては「ギャンブル」

親子の気質が合っていれば、たまたまラッキーで子育てが楽に上手くいくケースもある。しかし、気質や個性が異なった場合、親子の摩擦が大きくなり、親子共に大きなストレスを抱える。

すると、子育ては負のサイクル、対立のサイクルに陥り、子育てで最も重要な「親子関係」と「子どもの自己肯定感」が崩壊する。親子ともに不幸のループにハマることになる。

そして、現実は親子の気質や個性が異なるパターンの方が多い。

例えば、読書家の親が、活動的でアクティブな子どもに、本を読む良さを押し付けて図書館に連れて行き、静かに本を読ませるという方法は完全なミスマッチになる。なぜならその子は体を動かし、体験から学ぶという個性を持っているから。

「子どもの個性を変えようとする」のではなく『子育ての戦略を変える』ことに集中しよう!

※「実践的な内容」はここからが本題です↓

どうやって「気質や個性」を見極めるか?

【子どもを観察する「5つの手がかり」】

「どのくらいの頻度で子どもがそうした行動を取るか?」を見る。
たまに、ある程度ではなく、「頻度が高い」場合はそれがその子の気質・個性・才能。

②「成長して大きくなってもそうした行動を取るか?」を見る。
幼児期から児童期まで「変わっていない」場合は、それがその子の気質・個性・才能。

③「年齢」を考慮する。
子どもの脳は急に発達したりするので、発達段階で異なる特性が現れることがある。つまり、生まれ持った傾向を観察するには早い可能性もある。

④自分の「バイアス」を考える
何が子どもの才能なのか、強みなのか弱みなのかは、親の社会の見方、捉え方が影響する。多様な大人や、色んな子ども達を見てる人からの意見を聞けると良い!

⑤子どもに「誠実」に向き合う
親が描く子どもの「理想のあるべき姿」に気を取られる時間はない。子どもの傾向を理解して、どの子育てがベストか、家庭内の調和をどう図るかを考えよう!

(※本書いてあった具体的な子どもの気質については、一番最後にまとめてあるので「我が子がどんなタイプか?」の参考にしてみて下さい!)

どうやって子ども「才能」を伸ばすか?

「遺伝」+「環境との相性」で子どもは伸びる!

つまり、その子が活きる環境もあれば、その子の良さを殺す環境もあるということ。

例えば、人と会える環境は、外向性が高い子は元気になり、内向性が高い子は消耗する。

子どもが活きる環境を一言で表すと…
「その子がイキイキしている環境」です。

【才能を伸ばすために大切な考え方5つ】

1.子どもの気質や個性、特性に合った環境を与える。

2.子どもが独自の強みを理解し、それを大切にできる手助けをする。

3.親子は対等のパートナーであることを理解する。子どもと共に学び、考え、話し合いながらベストな環境を一緒に模索すること。

4.子どもの自分らしさを解放する。子どもを十分に解放し、本当の自分自身になれるようにする。

5.子どもが失敗する機会を与える。失敗が才能や個性に気づかせてくれる。子ども自身の学びになる。

「苦手」を克服させるには?

基本的に子どもが問題を起こす時は、「適切に行動する意欲が足りないのではなく、スキルに欠けている。」ということ。

まずは、これを念頭におきましょう。

次に、子どもの気質や個性を変えるのではなく、「戦略」を変えるということ。子どもが社会で楽しく生きられるように、苦手をうまくコントロールするスキルを身につけるための「気長で辛抱強い戦略」が大切になる。

気質による弱点はすぐには変えられない。苦手なことをするのは人一倍大変なこと。徐々に慣れたり上達していく。だから、親の忍耐力や辛抱強さ、焦らず長期的に見れるかどうかが試される。

例えば、内向性の高くて新たな環境への恐怖心が強い子どもが、本来なら避けて通る状況をゆっくりと根気強く経験させるとしたら…

初対面の相手で隠れてしまう子どもの気持ちをなだめて、会話を再開させる。子どもたちの遊びグループに連れて行って、紹介して落ち着くまで見守る。集団の習い事で入れるようになるまで横で座らせておく。

そうすることで、子どもは恐怖心を徐々にを克服していく。恐怖心から守ってあげるだけでは、彼の弱みが克服する手助けにはならない。

子どものために親が気長に、スモールステップで、少しずつ努力し続けることができれば、やがて子どもは苦手を克服するために必要なスキルを身につけることができる。自分の個性を上手にコントロールできるようになる。

※注意点は「ストレスを与え過ぎない」こと。それは逆効果になる。

【子どもの苦手な環境を克服させるのに効果的な6つの方法】
1.会話や動画などを使って「シュミレーション」する
2.子どもに対して色んな方法や説得の仕方を試す
3.親子で対等に解決策を考える
4.一緒に感情のコントロールを学ぶ
5.根本的な問題を思考する
6.子どもに「あなたはどう思う?」を問いかける

子どもの苦手を克服させる時のポイントは、
・気長に子どもと一緒に頑張るために何よりも大切なのは、親が「自分を大切にする」こと。親自身のセルフケアを怠らないこと!

・「育てるのが最も困難なタイプの子どもが、成人してとりわけ興味深く魅力的な人物になってることは多々ある」ということ覚えておきましょう!

子ども自身が「苦手を克服したいと思っているか?」によってアプローチや戦略は変わる。本人が大して困ってないのであれば、その弱みは目を瞑って、強みを伸ばすことに集中しましょう!

・子どもにずっと明るく優しく対応できるわけがない。親だって人間だから。子どもの苦手が克服できず「いつになったら…」と木が遠くなることもあるでしょう。それで怒鳴りつけちゃっうこともあるでしょう。その時に自分を責めないこと。そんな自分を許すことが大切。子育てを始めから上手にやるのは不可能です。みんな初心者です。だから失敗していい!その次にどうするかを考えることが大切!

・子どもが問題行動を起こしても、「親は我が子の行動をコントロールできない。」「子どもの生まれ持った個性があるから仕方ない。」と、ある意味「開き直ること」が大切。遺伝学や発達心理学の研究は、それが科学的に正しいことを教えてくれる。

子どもの才能を伸ばすには、「我が子に関する大半のことが、自分の手では制御不可能」という事実を認め、受け入れて子育てすること。親の役割は「子どものありのままを受け入れて、心から愛する」ことだけで十分でしょう。

「自制心」ってなに?鍛えられるの?

自制心が低い高いの差は、その子の気質や個性によって決まっているが、鍛えることができる!

人の行動や感情を制御する能力は、「①大脳辺縁系(ホットブレイン)」と「②前頭前夜(クールブレイン)」という二つの脳の領域に関係してる。

①「ホットブレイン」とは、感情的、反射的で情動的な刺激に素早く反応する。赤ちゃんがお腹が減って泣き叫ぶとかに使う脳機能。

「ホットブレインの反応が強い子」は、瞬時の判断や即決するが上手。長期的ではなく、目の前の欲求に対して圧倒的なエネルギーを出せる。「今を生きる!」とかの類。

②「クールブレイン」とは、まさに自制心に関わる部分。理性的、論理的で複雑な意思決定に関与する。衝動的な感情を抑えたり、計画して目標を追求するとかに使う脳機能。(※クールブレインは20代半ばにならないと完成しない。小学3年生くらいまでは論理的、抽象的、計画的な行動は発達的に難しい)

「クールブレインの反応が強い子」は、長期的な目標を達成するために、計画を立てて実行する。怒られるからやらない、我慢するなど。

直感的に「クールブレイン」の方が良いと思うかもしれないが、そんなことはない。どちらも大切で、どちらも素晴らしい才能。

「クールブレイン」に偏ると、慎重になり過ぎて挑戦できなかったり、頭でっかちになったり、一般的な成果しか出せなかったりする。「ホットブレイン」に偏ると、無謀になり過ぎて危険なことをしたり、成果を出すための地道な努力ができなかったりする。

つまり、
「クールブレイン」が強い子は『ブレーキ』が強い!

「ホットブレイン」が強みな子は『エンジン』が強い!

どちらも素晴らしい才能であり、どちらが良い悪いという話ではない。そして「クールブレイン(自制心)」は鍛えることができる。

まずは「子どものどちらが強いタイプなのか?」を見極めることが大切。

もしあなたの子どもが「ホットブレインが強い子」であれば、その強みを伸ばし活かしながら、クールブレインのコントロールを"最低限"は身につけるといった感じ。

「自制心」を育むには?

「自制心(クールブレイン)」があまりにも低すぎると社会で困ることは多い。衝動性が高い(=自制心の低い)子どもの親御さんは大変なことも多い。

しかし、それは親のせいではなく、生まれ持った気質による影響が強い。そして、衝動性が高い人にしかない強みも存在する!(※子どものタイプ別の強みと弱みは、最後に一覧でまとめてあります)

「強みを伸ばしつつ、自制心は困らない程度だけ鍛えていく」という考え方が重要。

親が「子どもの自制心を養う」ためにできること6つ

※前提として、極めて重要なポイントは「子どもに対して説教したり、怒鳴りつけたりするだけでは、自制心を鍛えることにはならない」ということ。これは脳科学の観点から見ても明らか。むしろ、そういった激しいストレスは子どもの自制心を弱める可能性がある。

①規則正しく健康的な生活
健康的な睡眠と食事の習慣は人してベストな状態に保ってくれる。その状態であれば自然と自制心が働きやすい。

②ストレスレベルを把握する
ストレスがかかっていると、衝動や感情をコントロールすることが難しくなる。自制心を鍛えることができなくなる。親ができる最も重要なことの一つは「子どもが安全で、安心でき、愛されていると感じられるようにすること」。

③自律を促す
過保護や過干渉は子どもの自制心を低下させる。先回りして、口や手を出すのではなく、失敗すると思っていても、あえて見守る。失敗すれば、子ども自身の課題の認識や、親子で解決策を話し合う機会になる。親がするべきことは「先回り」ではなく「後周りのフォロー」。子どもは自らチャレンジし、その結果から学ぶことで、自律や自制心を身につける。

④自然な成り行きを見守る
子どもの脳はまだ行動と結果の因果関係を理解できない。なので、一つずつ自分の行動による失敗を経験させることが大切。そすれば、選択には結果が伴うこと、そして選択は自分で選べること。良い選択をすれば良い結果になり、悪い選択をすれば悪い結果になることを身をもって学んでいける。(※死ぬリスクがあるようなことは、しっかりとしたルールや環境設定が大切。)

⑤たくさん遊ばせる
遊びの中は必ずルールが存在し、それを守る必要がある。他者との遊びでは、みんなで楽しむための話し合いや遊びの内容、ルール設定などが必要になる。そのなあkで子ども達は楽しみながら自制心を養っている。

⑥親の背中を見せる
子どもは周囲をよく観察して多くのことを学ぶ。親が感情を爆発させて、子どもを怒鳴りつけていたら、子どもはそれを真似する。人は誰しも感情的になって、自身のコントロールを失うことがある。厳しく叱り過ぎて反省する機会は、むしろチャンス。その機会に「人は誰でも間違いを犯す」「間違いを犯したら謝る」「今後はもっと上手くやるように努力する」ということを伝える。そういう親の背中を見せて、子どもに自制心を学んでもらおう!

他にも、感情をコントロールするためにメタ認知をしたり、イライラから気を逸らしたりする「具体的な工夫」を親が教えてあげるのも効果的。また、子どもが「自分なりにクールダウンできる方法」を親子で一緒に考えたり、学んだりすることも大切。

自制心について知っておくべき知識3つ

❶子どもの全員が自制心や理性的に考える脳が未発達の段階。4歳はほぼ全員が自制するのは難しい。気質や早熟的な例外もあるが、小学生低学年くらいまでは不安になる必要はない。(2〜7歳で急速に発達する)

❷自制心が強すぎると慎重になり過ぎてリスクを取れない。圧倒的な成果や成功、楽しい人生を送るためは、計算されたリスクの取り方も大切。衝動的に挑戦する姿勢が大切なこともある!

❸男性より女性の方が自制心が強い傾向にあること。ADHD的な衝動性についても、男性の方が割合として多いことが研究で明らかになっている。

まとめ

子どもの「個性を無視すると子育ては大変」になる。

子どもにはみんな素晴らしい個性や才能が備わっている。

子育ては子どもの「個性をよく観察し見極めること」が大切。

子どもの個性を知れば、「子どもの才能を伸ばす環境」や、「子どもがトラブルに巻き込まれやすい環境」などを的確に判断できるようになる。

親の役目は「子どもの長所を最大限に引き出し、短所を上手くコントロールできるように手助けする」こと。

子どもの才能を伸ばすには、「どんな環境が良いか?」よりも『過度なストレスを与える環境を避ける』ことが大切。

子どもの気質や個性を変えようとするのではなく、「戦略」を変える。

子どもの強みを伸ばす環境は「子どもがイキキキしている環境」。

子どもの苦手を克服するには、「気長で辛抱強い長期的な戦略が必要」になる。

自制心は鍛えられる!

「子育ては親が全て」というのは神話。子どもの個性・気質の影響は大きい。

「我が子に関する大半のことが、自分の手では制御不可能」という事実を認め、受け入れて子育てすること。

そして親は「子どものありのままを受け入れて、心から愛する」ことだけで十分。子育てをもっと気軽に楽しみましょう!


子どもの特性(強み弱み)一覧

「子どもがどんなタイプなのか?」「親である自分自身はどんなタイプなのか?」を知るためのヒントになるでしょう。

この本は、膨大な研究から明らかになった「ビッグスリー(外向性・情動性・自制心)」という人間の3つの大きな特徴をあげています。

ちなみに僕の幼少期は「外向性が高い」× 「情動性が中度」×「自制心が低い」です。

※注意点:この3つは高い低いで白黒はっきりするものではなく、中度などのグラデーションで混ざり合う子もいる。またある環境や状況によっては発揮できるなどもある。

①「外向性」

・「外向性」が高い人の特徴
ポジティブ。明るく活発。スリルが好き。冒険的な行動をする。探索が好き。新しいことに挑戦するのが好き。初めての場所にワクワクする。知らない人とも自然に楽しめる。人と会うと元気になる。エネルギーに満ちてる。元気いっぱいに駆け回る。お喋り。思ったことをすぐ口に出す。人を惹きつける。真似る能力に長けてる。友達や仲間が大好き。人に影響されやすい。

・「内向性」が高い(=外向性が低い)人の特徴
おとなしい。控えめな性格。内省的で自立心が旺盛。少人数or1人で遊ぶのが好き。深い人間関係を好む。何か一つに集中することを楽しむ。レゴ、パズル、人形遊び、読書のような静かな活動が好き。居心地の良い場所を好む。初対面の人に打ち解けるまでに時間がかかる。新しい環境や人に慣れるのが遅い。独自の視点や考えを持ってる。大勢と過ごしたり忙しく活動をしたりした後は、静かな時間の充電が必要。発言を迫られると固まる。夢中に慣れる話題では急にお喋りになる。(※「内気」とは違う!内気な人は遊びたいけど入れず、内向性が高い人は1人を好む。)

②「情動性」が高い人の特徴

感情のコントロールが苦手。新たなものへの恐怖心が強い。苦痛や恐怖、不安、ストレス、緊張を感じやすい。イライラしたり、怒ったりしやすい。気持ちの切り替えが苦手。心配性。新しいものに対する恐怖心が強い。お化けや夜中になる音などに敏感。癇癪を起こしやすい。計画通りに進まないと腹が立つ。すぐに落ち込んだり、ブルーな気分になりがち。

③「自制心」が高い人の特徴

自分の感情や行動をコントロールするのが得意。パズルなどでの根気強さを発揮。指示に従うのが得意。ダメと言われたらすぐやめる。塗り絵や積み木などに没頭し、高い集中力を発揮する。危険だと言われると注意深くなる。気が散りにくい。順番を待ったり、じっとするのが得意。実行する前によく考える。計画を立てて実行するのが得意。退屈でもなんとなくやり続けられる。

以上、忙しい親御さんのための【「遺伝が9割」そして、親にできること】という本の要約でした!

 

★僕のインスタ:
https://www.instagram.com/n.yutaro_asobi

★僕のTwitter:
https://twitter.com/@yutaroasobi

★僕が代表の子ども達が遊べる居場所を作る活動(アソプロ)のホームページはこちら↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?