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50代が転職を成功させる為の3つのポイント

年齢を重ねるほど難しくなっていく転職に頭を悩ませる方が非常に多くいらっしゃいます。実際50代になってからの転職は想像以上に厳しいのが現実です。こうお話してから質問するのも変ですが、50代の転職成功率はどれくらいだと思いますか?

20%でしょうか、30%でしょうか…

いえ、違います。

平成29年に厚生労働省が行なった調査では、50代の転職成功率は男女ともに約3~5%台という結果が出ています。

この非常に厳しい現実に向き合い、長年中高年の転職サポートをメインで行ってきたからこその視点で転職率をアップさせる方法を今回はお伝えします。

私の経験からお伝えできるポイントは三つです。


50代が転職を成功させる3つのポイント

ポイント①:退職すると決意したら、退職の日まで今の仕事に全力を出して成果を上げる



これは「今の会社に対してしっかり貢献した証を残す」ということです。仕事人としての責任や意地とも言えます。

また、次の転職先で仕事を始めるための良いスタートを切るためにも、仕事に対して全力投球することは必要です。

しかし、もっとも大事なことは、このように最後までやり遂げることが転職の面接対策にかなり効果があるということです。

転職が厳しい50代は、転職活動において過去最高の自分を表現することが求められます。そのためにも、精神面においても充実していることが転職を成功に導きます。

その反対に、退職するからと言って今の会社に不義理をするようでは、気持ちのどこか後ろめたさを残してしまったり、新しい会社での働き方にも影響を及ぼしてしまいます。

そして、それが面接のときに自信のない話し方や顔つきに現れてくるものです。言わなくてもわかると思いますが、当然マイナス面での影響しかありません。

だからこそ、退職すると決意したら仕事に全力投球をし、退職の日まで今の仕事に全力を出して成果を上げるようにしましょう。

ポイント②:退職を決めるよりも先に転職先を決める

何回もお話しします。50代の転職活動は厳しいのが現実です。

私のところに相談にいらっしゃる50代の方の中には、退職後に転職活動をすれば良いと考えている方が結構いらっしゃいます。

この状況は、かなり危険です。

現実は、転職活動に有利な経歴をお持ちの方、すなわち特別な人を除いて、多くの人は、いつ決まるかわからない状況で退職を迎えることになります。

転職活動を甘く見ていると半年はあっという間に過ぎてしまいます。そして、あなたの市場価値は月を追うごとに落ちて行き、1年後にはほぼ半減しています。

過去に外資の管理部長の方(MBAを持ち、英語も堪能な方)で「なんとかなるだろう」と高をくくり一年以上も家に閉じこもっていて、最後には転職活動を諦めてタクシーの運転手になった方もいます。

採用する会社側も、甘く見る考え方をマイナスの人間性として読み取り、面接で容赦なく落とします。

だからこそ、ビジネスマンとしての感覚を持っている間、つまり今の会社で働いている間に転職先を決めるようにしておきましょう。

ポイント③:転職活動はネットだけでなく足でも行う

インターネットには多くの転職情報が、すごくわかりやすい形で多数掲載されています。

また、仕事の内容がイメージしやすい職種の求人、例えば1級建築士、保険のセールス、人事や経理経験の若手などが圧倒的に多いです。

こういうものは「情報」として掲載しやすいのです。

しかし、40代、50代など中高年特有の魅力である複雑な経験値を求める求人は、インターネットにどれだけあるでしょうか?

ここで多くの中高年は「魅力的な求人がない」という壁にぶつかります。

もしかしたら自分に合った求人があるのでは?と探しつづけ、また、求める人材像に合っていなくても「自分ならできそうだ」というレベルで応募してしまいます。

その結果、お断りのメッセージを受け取ることを繰り返し、自信を失って諦めてしまう人もいるのです。

当社のような人材紹介も行う転職支援の会社は、インターネットに掲載されていない独自の求人情報なども持っています。

だからこそ、面談に申し込んだり、友人と会うなどした足を使った情報収集も必要になります。

まとめ


中高年の転職は明らかに一筋縄ではいきません。先ほどもお話した転職活動に有利な特別な経歴の方を除き、多くの方は過去の仕事の経験から転職活動の方法を探るのは難しいのが現実です。

お伝えした内容を参考にしていただき、やはりプロの手を借りたいというお気持ちになりましたら是非一度こちらからご相談ください。

皆様の転職活動がより良いものになることを心から願っております。

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