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今流行りの手足口病に罹った話

こんにちは。Activateです。

タイトルにもある通り、巷で流行っている手足口病に感染しました。(今は完治しています。)

一言で言うと、過去に罹ったインフルや胃腸炎よりキツかったです。
冗談抜きで人生でキツかったランキングのトップ5に入るレベルでした。

手足口病と言えば、子供が罹るって言う印象をお持ちだと思います。しかし何故か、今年は大人にも流行っていると聞きますよね。
イメージとしては、子供(息子だか娘)から親に移って広がる感じです。

まさか独身一人暮らしの自分が罹るとは思いませんでした。感染源は未だに不明です。

さて、前置きはさておき実際感染して完治するまでの闘病記(?)を書きたいと思います。
この記事を通して大人の手足口病について理解して頂けると幸いです。


1. 発病(1日目)

起床。さていつも通り仕事に行くか。
……何故か今日はいつもより目覚めが良い気がする。
と言う違和感を抱きながら仕事に向かいました。

しかし、仕事をこなしていく内に肩が凝り始め節々は痛くなり頭も重くなってきて悪寒が増し、徐々に身体がしんどくなってきました。
流石にもう耐えられないと思い、午前で帰って直ぐ布団にくるみました。

夜、身体が怠く熱くなり節々の痛みも増していく。明らかに熱の症状だろうと思い熱を測ったら38.6℃。
こんな高熱、8年前のインフル以来やぞ??と恐ろしくなりその日はバファリンを飲んで寝ました。

2. 発熱〜喉の痛み発生(1日目夜〜3日目)

地獄の夜明け

明け方4時。余りにも身体が辛くて起きました。
起き上がったら世界が暗くなるくらいの目眩。感覚としては脱水でしょうか。熱を測ったら39.2℃。明け方は熱下がるんじゃ無かったんか?と疑問を抱きました。
そのまま汗を流し、震える体を制御しながら布団にくるまっていました。

朝8時。結局寝れずに会社に休む連絡しました。因みにこの時の熱は37.0℃。ギリ平熱だ良かった。1日で熱が引いた。と慢心していました。
しかし、昼過ぎになるとまた悪寒がしてきました。震えが止まらずまたかと思い、熱を測ったらまた39℃ちょいまで上がっていました。

これはついにコロナか?と思い、自転車を転がし病院に直行。しかし検査を受けたら陰性だったので、普通の風邪薬を処方されました。

喉が痛くなり始めた(本当の地獄の入り口)

3日目。熱はもう完全に引いていました。悪寒ももうしないので「風邪だったのか〜」と安堵していました。
しかし、それと引き換えに喉が痛い。しかも今まで経験したことのない感じの痛みでした。
どんな痛さかと言うと、ツバも飲めない、水も飲めない。ケーキなんか食べようものなら生クリームが喉に染みて冗談抜きで泣く。
藁にも縋る思いでドラッグストアに行き、のど飴やトローチ、喉ぬ〜る等色々買いました。

しかし、どれも効果はありませんでした。トローチが一瞬の緩和剤になる程度でした。
この手足口病で一番辛いのがこの喉の痛みとの闘いでした。

3. 手足口病と診断される(4日目〜5日目)

手に赤いブツブツ発生

発症して4日目。朝起きたら何か手が痒いな?と思い見てみました。
そしたら蚊に刺されたような水膨れが手の平中に出来ていました。この当時、「あれ?そんなに蚊に刺されたか?」としか思わなかったので手にムヒを塗りたくってました。今考えるとアホですね。

しかし、夜になるとそれは痛みに変わり始めました。しかも水膨れが赤く変色していました。

手の平の赤いブツブツ

足も見てみると、右足にも若干の赤いブツブツが出ていました。

足にもなんか出てきた

僕はこれを見て初めて「あ。これ流行りの手足口病だ」と確信しました。昨日まではただの風邪って思っていたのに騙されました。

セカンドオピニオンってやつ?

ブツブツが発生した次の日(5日目)、再び同じ病院に行きました。その結果、「典型的な手足口病です」と診断されました。
それって出勤停止?と期待疑問を抱き医者に質問しましたが、帰ってきたのは「明日から出勤しても良いですよ」と衝撃的な言葉。

実は手足口病はインフルやコロナとは違い、出勤停止にはなりません。大人ばかりの職場であれば、クラスターが発生するリスクは少ないからです。
医者曰く、発熱が治まったらウイルスは出し切ってる、との事……なので僕は明日から出勤することにしました。
因みに喉の痛みはこの時まだ顕在です。痛すぎる。

4. 喉の痛みとの格闘(6日目〜10日目)

特効薬は無い

手足口病と診断されましたが、実は特効薬はありません。ですので風邪薬や市販のトローチでひたすら症状を誤魔化すしか方法はありません。(いわゆる対症療法)

その時の病状は喉の痛みと手のブツブツだけでしたが、ひたすら喉が痛い。喋ることは出来ますがその間も痛む。仕事をしていても痛む。
食べ物に関しては、麺類しか食べられませんでした。のど越しが良い物でないと痛くて食べられず選択肢が限られているからです。辛いものや固形物を食べようものなら、虫けらの様にのたうち回るでしょう。

脱水症状になる可能性

一番の敵はでした。水が喉に染みてまともに飲めないのです。でも飲まないと脱水になるので、ひたすら痛みに耐えながら水分を摂っていました。
手足口病は、喉が痛くて水が飲めないから脱水症状を引き起こすと言うパターンも多々あるとのことです。
僕は普段は2〜3L水を飲んでいますが、この時ばかりは1Lくらいしか飲めませんでした。

5. 完治・手のブツブツについて(11日目〜現在)

こうして対症療法で耐えること発症11日目。
ついに喉の痛みが無くなりました。もう水を飲んでも痛くない。麺類以外の物も食べられる。ああ、もう普通に食事していいんだ。と喜びを感じました。
なので、固形物をたらふく食べるために焼肉食べ放題に行きました。
数十年ぶりに「食べると言うのは何て素晴らしい行為なのだろう」と感じました。

完治祝いの焼肉

手のひらについて、赤いブツブツは後遺症も無く消えるのですが、消え方が何とも嫌らしいです。

皮が剥けるように剥がれる

ブツブツが出来た場所が皮となり剥がれていくのです。痛みとかは無いのですが、早く綺麗な手に戻って欲しいものですね。

6. 治ってからも油断は出来ない

何度も感染する可能性

実は手足口病の原因となるウイルスは複数あるので、抗体はなかなか出来ません。
従って、1回治ったからと言ってもう罹らないとは限りません。別のウイルス要因で再度感染する可能性はあるとの事です。
地道に手洗い・うがいを積極的にやるしか予防策はありません。

感染力は継続される

手足口病は、実は治ってからも他人に感染させる力はあります。
とは言っても、子供→大人はあっても大人→大人はあまり移る事は無いです。
では、どれくらいまで感染力は持続するのか?

・手のブツブツが消えてから1〜2週間
主に飛沫感染。唾液にウイルスは含まれるのでせきやくしゃみで感染させる可能性はあります。
なのでこの時期はマスクをしておいた方が良いと思います。

・手のブツブツが消えてから3〜4週間
汚い話ですが、排泄物(主に糞便)にウイルスはまだ含まれています。まあ大人の場合はそこから移すって事は無いかな……多分。

僕は一人暮らしなのでやりませんでしたが、もしご家族等と同居している方は上記期間タオル等は別々にしておいた方が良いでしょう。実際、医者もそう仰っていました。

7. まとめ

僕の場合、発症してから10日くらいで完治しました。感染者の大多数は、対症療法で10日前後で完治していく軽症らしいです。
しかし、極まれに脳炎や心筋炎等の合併症を引き起こす可能性はあります。子供の病気だからといって油断禁物です。

大人が罹っても微熱くらいでしょ。って言ってた輩がいましたが、目の前でくしゃみしてやろうかと思いましたね。それは子供の場合の症状なので実際罹ってみれば良いと思います。

僕から言えることとしては、大人の手足口病は軽症でも凄くキツかったです。普通の生活が送れるって素晴らしい事なんだなと思いました。
これからも健康第一をモットーとして生活していきたいとより強く感じました。手洗いうがい大事。

Activate


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