Sarah



今朝見た夢はサラが露のような獣のような声を上げていて、そのボリュームを調整する楽しさに溺れている視界から始まっていた

私がサラを玩んでいるのに、何故が私はその夢を客観的に見ていて、まるで画面にながれるポルノ映画を見ているかのような、私が触れているはずのサラを他人が玩んでいるような、不思議な夢だった




“そんな夢をみるほど疲れているの?”



久しぶりに連絡をとるにはなかなか口溶けの悪い様な気がしたけど相変わらずのあの笑い声でサラは笑っていた

疲れているのは貴女なんじゃない?
そう心配したところで、大きな少女になでもなったかのように、駄々をこねる様な、悪態をつく様な、はたまた素知らぬ顔して笑う様な
久しぶりのやりとり過ぎて、サラとの感覚を手繰り寄せて思い出している自分がいたの


ねぇ?サラ、…
ふと思い出した、数日前に見せてもらったサラの作品の話をすると黙ってしまった

どうしたの?
そう聞くより早くサラは嬉しそうな空気を私に魅せてくれた

サラとしてはまだまだ不出来だったようで、まだまだ突き詰めたいと話してくれた


私は貴女のそういう緻密さをとても敬愛してるわ?だけどがんばりすぎないでね

わたしはあなたがたいせつよ


柔らかく笑って、いつもありがとうとサラは言ったのよ

ありがとう、って言葉が如何に残酷で嬉しいかなんて、まだまだ知らないで居てね

可愛い私の「  ....  」





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