【心理学】相手に行動させる方法
どうもYuです。
今回は「相手に行動させる方法」というテーマで共有していきます。
僕はこれまでずっと
「他人に期待するな、自分で動け」と言ってきた人間なので
「いままでと言ってることが違うじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、少しニュアンスが違います。
確かに、僕が強く影響を受けているアドラー心理学は「勇気の心理学」と言われていて、要は「自分のための心理学」です。
人を動かすどころか「自分で動きなさい」というような中身です。
ただひとつ言えるのは
人が動くように最大限の努力をすることは可能です。
「嫌われる勇気」というアドラー心理学についてが書かれている本にこんな一文がありました。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」
要するに、水辺まではこっちでつれていけるが、水を飲むかは馬の課題であり、操作できないという意味が込められた一文です。
なので、今回は我々がさっきの話でいう「水辺まで連れて行く」ためのお話をしていきます。
これも本で得た知識ですが、本当に的を射ていると思いました。
人を行動させるための方法
それは
権威を使う
です。
人は、基本的にはいい思いをしたいと思っているし、危ないことには近づきたくないと思っています。
なので、行動をするときに、事前情報である程度
その行動をすることでいい思いをできるか、危険な目に遭わないかというのを確認するんですよね。
その判断材料としてすごい力を持っているのが権威です。
例えば、お医者さんが「ただの風邪です」といえば
症状に苦しんで「なにかやばい病気なんじゃ…」と運命を呪っていた人でも
一瞬で安心し、その医者から「この薬を飲んでおいてくださいね」と言われればためらいなく飲みます。
また、「あそこのレストラン、長蛇の列ができてたよ」
と言われれば、「そんなに美味しい店なんだ」と思い、その店に行きたくなります。
厳密には後者の例は本では「社会的証明」という形で別の心理効果として書かれていたのですが、意味合いとしてはかなりちかいニュアンスを持っていたので、まとめて紹介させていただいております。
これらの「なんかすごい」と思うことで、その人の言うことを信用して動いてくれるというわけです。
でも、自分がすごくないと使えないので、ここは
すごい人がいってたよ、やってみたら?
戦法を使います。
営業職において、自分の部下に営業のノウハウを伝えたいときに
「これって実は、先月の売上トップの〇〇さんが実際に使って、先月の結果を出せたトークなんだけど…」といってトークを教える
というような形ですね。
他にも、色々、人を動かす方法はありますが、権威はお手軽に使える手法なのでぜひ試してみてくださいね。
注意してほしいのはこういう手法を試してできることは
あくまで「水辺に連れて行く」ことだけです。
実際に水を飲んでくれるかは相手次第なので
いちいち期待しては「裏切られた」とか勝手に解釈して
感情を揺さぶられないように注意してください。
そういう冷静じゃない状態が長い人ほど
自分の思い通りに事が動かせず、逆にいいように利用される傾向にあります。
このことをしっかり理解した上で、人に行動させるための技術を使ってみてくださいね!