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ホームスタジアム周り散歩:AAMI Park編

1月26日といえばオーストラリアデーで祝日、そして毎年AAMI Parkでメルボルンヴィクトリーの試合がある日。例年ならシドニーとのダービー「The Big Blue」で固定なのですが今年は諸々の事情からパースが相手。何はともあれ試合があるのでチケットも購入しました。
ということでホームスタジアム散歩企画久々に。

AAMI Park(別名Melbourne Rectangular Stadium)といえばメルボルンの中心(CBD)にものすごく近いサッカースタジアム。電車もトラムも通ってはいますがCBDから歩いても行けますし、周りにもスポーツ施設が色々あるので(季節にもよりますが)様々なスポーツが楽しめるエリアです。

だいたい私がCBDに用事があるときは東南の方から電車に乗って一駅前のRichmond駅で降りてスタジアム辺りをぶらぶら歩いて行くので今回もそのコースで。
駅を降りてすぐメルボルンで一番混雑するとも言われる大きな交差点があります。(スポーツの試合が行われる時は交差点の向こう側から駅を出られるようになっています)その交差点のはす向かいにあるのがGosch's Paddock。

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Gosch's Paddockという名前なので昔は放牧場だったと思われますが今は同じ名前で呼ばれるスポーツエリア兼公園です。今はフェンスで仕切られていますが平日の朝(早くはない)だとこの緑のエリアでヴィクトリーの選手(男子)が練習しているのが見られます。普通に丸見え。とはいえどれくらいじろじろ見ていいものかちょっとわからないのでいつもゆっくり歩きながら観察して通り過ぎていく程度にしています。
時期によってはオージーフットボールのMelbourne Demonsの練習も(画面向こう側半分で)行われていることも。

そしてその後ろに見える建造物がホームスタジアムAAMI Parkです。

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収容人数3万人ほど、AリーグやACL、そして女子+男子のダブルヘッダーの場合にはWリーグの試合にも使われるスタジアム。他にもラグビーやスポーツ以外の各種イベントに使われることもあります。

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ホームスタジアムとは言いますがライバルクラブであるメルボルン・シティ、そしてラグビーでいうとMelbourne StormsやMelbourne Rebelsのホームとしても使われています。さらにAリーグで同じくメルボルン近郊を本拠としていてまだホームスタジアムが建設中のウェスタン・ユナイテッドまでが今シーズン仮の本拠としてここを数試合使うということで・・・そういった経緯からオンリーワンのホームに個人的にものすごく憧れがあります。

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ちなみにヴィクトリーのゴール裏サポーターはその位置から「North End」「South End」と呼ばれています。方角が分からなくなるのですが確かNorth Endの方がより賑やかな側だったはず(01/29修正?)。2021年1月26日の試合ではそのエリアの混雑を避けるためにNorth End/South Endは一時閉鎖になるそうでどういった形でサポーターが集まるのかばらけるのか様子見。

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AAMI Parkの前を通り過ぎて行くと道路向かいには全豪オープンの舞台となるテニス施設が見えます。(そういえばこのアリーナはこの写真撮ったときからまた名前が変わったんだったな)
全豪オープンは(このエリアの他のスポーツと違って)Aリーグのシーズン中に開催されるのでスケジュールさえなんとかすれば昼はテニス、夕方はサッカーとはしごできますしシティも近いので間にご飯食べたりというオプションも。

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こちらが全豪オープンのメイン会場、Rod Laver Arenaです。有名?ですよね?家族がこちらに居た頃は何回か行ったことがあります。全豪オープンの季節はとにかく真夏なので観戦や散歩の時はしっかり日よけ・日焼け対策と給水を忘れずに。

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そしておそらく駅辺りからずっと見えているこの大がかりな照明が立っているスタジアム、これがメルボルンを代表するメルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)です。その名の通りクリケットはもちろん、オージーフットボールの主戦場でもありますし、サッカーの試合が開催されたこともあります。
代表的な例が2013年メルボルン・ヴィクトリーがリバプールを迎えた親善試合。9万人以上もの観客でMCGが赤く染まり「You'll Never Walk Alone」が響き渡ったそうです。やっぱりサッカー選手は基本的にサッカー用のスタジアムで試合をするのが良いそうですが、そのころ現役だった選手でMCGでプレーする時の雰囲気を高く評価している人もかなりいます。サッカーというよりメルボルンのスポーツの文化と歴史の象徴ということも含めての雰囲気。

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AAMI Parkを過ぎて道路の同じ側、このモニュメントがある辺りはメルボルン・ヴィクトリーの初代ホームスタジアムOlympic Parkがあった場所。今はオージーフットボールのCollingwood Magpiesの本拠になっています。

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そのまま歩いていくと突き当たるのがヤラ川。街が見える方向に向かってこの川に沿って行けばBirrarung Marrという公園エリア、そして美術館やカフェなどがあるFederation Square、そしてメルボルンの主要な駅Flinders Street駅にたどり着きます。ぶらぶら歩いてもRichmond駅から30分ちょいくらいかな?

ロックダウン前後で色んな季節の写真を使いましたが前述の通り様々な時期に様々なスポーツが行われますし、川沿いの景色や出会える生物もまた季節と共に変わっていつ行っても穏やかに散歩ができます。このコースであえてオススメのタイミングがあるとすればヴィクトリーの練習が観れるくらいの時間+街中のカフェやレストランで早めの昼ご飯が食べれる時間(オーストラリアのランチタイムは午後1時なので12時台)に到着するように散歩するのがちょうど良いかもですね。
いつかまた海外旅行が出来るようになってメルボルンを訪れる際には是非少し足を伸ばしてこのスポーツ施設あたりものんびり歩いて見てってください。(そしてAリーグ観戦も!)