見出し画像

ホームスタジアム周り散歩:Marvel Stadium編

メルボルン・ヴィクトリーのホーム試合がAAMI Parkから第2のホーム、Marvel Stadiumに場を移す季節になったので散歩シリーズも更新。

メルボルン・ヴィクトリーのもう一つのホームスタジアムであるMarvel Stadiumはメルボルンの中心街(CBD)の西端に位置するスタジアムです。

Marvel Stadiumには上の地図で使われているDocklands Stadiumという別名もありますが、それよりも以前の名前のTelstra DomeやEtihad Stadiumの方が良く知られているかも。個人名を付けてコケた某アリーナだったり企業名にして冴えなくなったり馴染まなかったりした様々な競技場を思うとこの「Marvel Stadium」という名前はかなり成功している方だと思います。

画像5

Marvel Stadiumの最寄り駅はSouthern Cross駅。Bourke St.方面の出口を出ればすぐスタジアムが目に入ってきます。
ちなみにCBDの西端のこの辺りは色々面白いビルや建造物が共存しているのでこの歩道橋からちょっと見回してみても面白いですよ。

画像6

ただあまりにも駅からすぐスタジアムに着いてしまうので試合前に食べておくなら別の方向に歩くのがおすすめ。メルボルン中心街の西半分はオフィス中心のエリアでどんなお店・飲食店があるか&開いているか私もあまり詳しくないので先ほどのSouthern Cross駅から南にヤラ川を渡って(徒歩orトラム)クラウン・カジノのフードコートに行くことが多いです。
クラウン・カジノのレストラン街はちょっとお高めのところもあるのですがフードコートなら各国料理が色々さっと楽しめます。

私のお気に入りは中国料理Ten Milesの鴨ラーメン(roast duck noodle soup)。

画像2

干しエビベースの透明なスープに細い卵麺に肉までジューシーなローストダックを乗せて。ずっと長いこと大好きな麺料理です。

さてスタジアムに戻ることにしましょう。
Marvel Stadiumは元々オーストラリアン・フットボール(AFLとかAussie Rulesとも呼ばれる)のスタジアムとして作られたため円いスタジアムです(ラグビーにも使用)。ちなみに屋根が閉められるタイプの競技場。
トイレとかキオスクとか全般的にAAMI Parkよりも新しくてきれいなのですが、いざサッカーを観戦するとなると客席がピッチからちょっと遠いですしAAMI Parkよりも大きいスタジアム(5万人くらい)なことも手伝って雰囲気としてちょっとだけこれじゃない感が。

画像3

一応これじゃない感をある程度解消する方法としてこの円いスタジアムを四角く使うためRectangular Formationに変えることができますが(キャパはちょっと減る)、それでもやっぱりAAMI Parkには敵わないかなあ。ただ過去の国際試合なんかを見る限り満員にできればすごい場所なのは間違いありません。

画像4

Marvelとのタイアップはスタジアムの名前だけでなく、Marvelのキャラクターなどをモチーフにしたアクティビティなどがスタジアムの外周に設置されています。今は試合前イベントにも規制があって使われていないため子供たちでにぎわっている光景を写真に撮れないのが残念。

画像5

Marvel Stadiumがある地域Docklandsは21世紀になって新しく開発された(けれど必ずしも賑わってはいない)海沿いのエリア。マリーナや散歩道、そして北には観覧車Southern Starがあるショッピングエリア、南の方にはちょっとした公園(Docklands Park)もあります。特に天気が良くて暖かい日はそちら方面にぶらぶら歩いてみるのも良いですね。

画像7

そして海がすぐそこなのでAAMI Parkと同じくスタジアムにカモメがたくさんやってきます。最近はまだ試合が再開したばっかりなのでちょっと少なめですが、AAMI Parkでの直近の試合でも集まりつつあったのできっと戻ってくるでしょう。

Aリーグの観戦体験においてAAMI Parkとはどうしても違いがありますが、やっぱりここはここでホームなのでめいっぱいここでの試合を楽しみたいです。
昔ほどAリーグを観に来る人が多くないとはいえ今週末のメルボルン・ダービー(対メルボルン・シティ)ではこの大きなスタジアムを紺色のサポーターでできるだけ一杯にしたいところ。
そしていずれは代表試合など大きな試合がまたここで開催されて大いに盛り上がる日を心待ちにしています。