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国交省辞めて、コーチになります!

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国土交通省九州地方整備局で18年間働いていた私がどうしてコーチになったのか、独立後10年目を迎えるまでの軌跡をまとめてみました。
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2021年10月の記事一覧

「国交省辞めて、コーチになります!」 第3話 コーチングと出会った”中堅係長研修”

「国交省辞めて、コーチになります!」 第3話 コーチングと出会った”中堅係長研修”

 筑後川河川事務所では、ダム開発と水利権の担当。入省16年目で全く知らない仕事への挑戦となります。挑戦というか、やるしか無いんですよね。

係長なので、決断しなければいけないことも多い。と言ってもわからないことばかり。部下の方が詳しいことも。何度も夜中まで残業しました。それでも使命感に燃えていたので、「やらねば」でストレスを抱えながらがんばっていた記憶があります。

 そんな中、「中堅係長研修」へ

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「国交省辞めて、コーチになります!」 第2話 国交省で何をやっていたか

「国交省辞めて、コーチになります!」 第2話 国交省で何をやっていたか

 私が配属された「武雄工事事務所」は、佐賀県内の一級河川である、嘉瀬川・六角川・松浦川の氾濫被害を防ぐべく、調査・工事・管理を行います。

 一見、今の仕事と関係なさそうな感じもしますが、実はこの事務所に勤務していた若手の頃に「川づくりコンペ」でそのプレゼンが認められて、賞をいただきました。

 その他にも、工事に伴う地元説明ではわかりやすい説明が求められ、予算要求時には、上位組織に対して納得感の

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「国交省辞めて、コーチになります!」 第1話 国交省入省

「国交省辞めて、コーチになります!」 第1話 国交省入省

平成6年4月1日

博多駅筑紫口から歩いて数分の場所にある福岡第二合同庁舎で辞令交付を受けました。
建設省入省です。

大学の土木工学科に通っていた私に、市内有数の建設会社で営業部長をやっていた父は「公務員」を勧めました。

たたき上げの土木技術者としてその地位まできた父からすると、建設会社で現場の責任者になるには性格が優しすぎると判断したらしいのです。

併せて、建設業界での役所の立場の強さも体

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