せんけす 3話感想

義澤 経男 役(田中圭)

 今回後半は楽しめたんだけど、中盤どうしても、どうしてもなシーンが……! だから後半で無理くりテンションを上げたところもあります。いろんな楽しみ方があるから、これは本当に個人の感想。
 味方かもと思っていた朝日先生(山田裕貴)が、1話で早々に敵側だったと判明してから、本当の意味で義経先生の味方はゼロなんじゃないかと心配していたのですが、今回観てどうやら命くん(秋谷郁甫)は味方? なのかな? 孤独な中戦う先生をちゃんと心配してくれる存在が欲しかったので、もし本当に味方なら嬉しいな。

 最初の義経先生と朝日先生のやりとり、あ~やっぱりね~という感じだったけど、どうやら3話放送前に脚本写真でネタバレしてたんですね。難しいなあ。(笑)

 弓ちゃん(久保田紗友)のお母さんと家庭教師の先生のシーン、「恋の特効薬もらっちゃおうかな」って笑いどころですか。ちょっと脚本の時代がたまにわからなくなります。とりあえず笑いました。それとも恋に溺れると言葉のチョイスも浮かれちゃうぞという体現ですかね。朝日先生の「役に立ちたいやんなあ」の急な関西弁にも笑いました。え、もしかしてこれも何かの伏線?(疑心暗鬼)

 どうしてもなシーン、お気付きの通り首吊りシーンです。
 シーンのリアルさが、返ってドラマに入り込めず……。あのシーンだけは、義経先生ではなく圭くんを心配してしまった……。リアルさ出すためかもだけど、映像ワークが本当に吊るしてるようにしか見えず、本当にハラハラした。心臓に悪い。圭くんの演技もリアルで本当に心臓に悪い。これは褒めてる。あそこ、あんなにリアルにしなくていいから! 足の部分見切れたりしていいから! それかもう少し吊ってるカット短くていいから~! とすごく心配しながら観てしまってシーンに集中できませんでした。これは私が圭くんのファンだからなのか? いやでも誰でも心配だよあんなの。ここはしばらく観返せない……個人の感想です……。

 後半はフォロワさんでドリフと表現していた方がいらっしゃいましたが、3話にしてすでにおなじみの展開で安心して観られました。朝日先生の「義澤先生が生きてたぞ!(拍手)」には声出して笑った。
 今回の授業の方程式は、「恋(人生-自分)=無様」でしたが、この後の弓と義経先生の諸々のやり取りの後の、刀矢くん(高橋文哉)の「僕、見ちゃったんです」と朝日先生の命くんに乗っかる形の「本当に君たちがやったのか!?」がまさに無様で痛快でした。
 
 せんけす、いろいろツッコミながら観てるけど毎話ちゃんと教育をしている。第1話では「自分を守るために人を傷付けるな」、第2話では「自分を捨ててまで必要な友達はいない」、そして第3話では「自分を捨ててする恋は無様」。全部芯をついていて、普通の先生には行き届かない部分で、新しい(?)学園ドラマとして感心して観てます。
 だからこそ、義経先生の言葉が生徒たちに本当に響くときを早く観たいなと願うばかり。これまでちゃんと反省してる子ひとりもいないんだもん! みんな先生を消そうとしてるし! もう!

 とりあえず今回、どこにいたのってタイミングで表れてくれたマチコ先生(奥山かずさ)ファインプレーでした。マチコ先生の存在もどうやってドラマの展開に関わってくるのか(関わってくるよね?)みどころですね!

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