【最終回記念】 全ケミー118体をロゴにした 【仮面ライダーガッチャード】
『仮面ライダーW』の変身アイテム「ガイアメモリ」には、
・モチーフとなる事物の形状によって
・その事物のイニシャルを形作ったロゴ
が刻まれている。
例えば「サイクロンメモリ」なら、
Cyclone=「渦巻く風」で「C」を形作っている👇
私はここ2年で500個以上のガイアメモリロゴをFAとして作成しているのだが、この度このようなマシュマロをいただいた。
そこで、
『仮面ライダーガッチャード』の人工生命体ケミー 全118体をガイアメモリ風のロゴにすることにした。
ケミーとガイアメモリには「2つのアイテムを組み合わせて変身」という共通点があり、相性がいいと思ったのだ。
ちなみに、以下のロゴには全て
・ケミーの目
・矢印型のディテール
の2点を忍ばせている。
ケミーがあくまで生物であることを表現しつつ、
「全ケミーの身体に矢印が入っている」という法則を守りたかったからである。
それでは早速、インセクト属性から紹介する。
1-10…インセクトケミー
H:ホッパー1
最初に作成したのはホッパー1。
ホッパー繋がりでホッパーメモリの構図を流用するか迷ったが、
・ホッパー1は正面姿の方が馴染み深い
・唯一無二の存在であるホッパー1が2体並んでいる絵面は納得感が薄い
という理由から、ホッパー1の正面姿でHにした。
P:ピカホタル
ホタルらしく、尾の発光でPを表現した。
G:ゲンゲンチョウチョ
ガッチャード バレットチョウチョ(ワイルドではなく人型の時)の胸部にあしらわれた蝶の羽の模様がまんまGだったので、そのままゲンゲンチョウチョと重ねてGを表現した。
B:バクオンゼミ
バクオンゼミから放たれる爆音でBを表現。
能力を可視化できたので個人的にお気に入り。
A:アントルーパー
ケミーカードの絵柄と同じ構図でAを表現。
アント繋がりで、『風都探偵』に登場するアントライオンメモリもイメージしている。
G:グレイトンボ
やや難航したが、「トンボなら身体を曲げられる」と気づいてこのように表現した。
S:スタッグバイン
ガッチャード11話におけるスタッグバインの造形物がスタッグフォンの流用だったため、このロゴでも絵柄をスタッグメモリに寄せている。
さっきは「唯一無二の存在であるホッパー1が2体並んでいる絵面は納得感が薄い」と書いておきながらこちらでは2体並べてしまっているのだが、「鏡合わせになっているのは、スタッグバインのガッチャンコ相手がミテミラーだから」という理屈でゴリ押した。
またハサミ繋がりで、『風都探偵』に登場するシザーズメモリもイメージしている。
K:カイザービー
2枚の羽でKを表現。
K:カマンティス
腕と足の鎌でKを表現。
B:ビートルクス
インセクトケミーで一番難しかったロゴ。
どんな構図でも中々Bにならずかなり苦戦した。
最終的には、横顔をアレンジして
〈ツノと本体の間にできる空白部分〉
および〈ケミーの目〉を
Bの字に空いた2つの空白に見立てた。
11-20…ジョブケミー
O:オドリッパ
そもそも顔の輪郭が丸だったので、それを腕と扇で囲んでOにした。
D:ドッキリマジーン
ケミーカードの絵柄をそのまま回転してDを表現。
D:ドクターコゾー
元絵にDっぽい部分が無く、かなり悩んだ一体。
最終的にはビーカーから噴き出す薬品でDを形づくり、化学者キャラを強調した。
「小僧」らしいキャップ帽もそれとなく入れた。
P:パイレッツ
これも結構苦戦したのだが、パぺティアーメモリの構図を参考にしてPにした。フックと拳銃がなければ成立しない構図なので幸運だった……
W:レスラーG
かなり気に入っている一体。
『ガッチャード』はレスラーGが登場する第5話が明確にターニングポイントだと思っているので、そのドラマをWrestlerのWに込めた。
プロレスという魂のぶつかり合いに人生を注いできた旭さんが、宝太郎とスパナが魂でぶつかる第47話において再登場するのは熱かった!
構図は「手もみ」なユートピアメモリの翻案なのだが、こちらではレスラーGと旭さんがガッチリと手を組んでいる。またW字の丸みによってレスラーらしい上腕二頭筋のラインも表現した。
S:サスケマル
ケミーカードの絵柄を参考にしつつ、手裏剣を投げる瞬間のポーズをSにした。
シンプルながら忍術印・鉢金・頭巾・手裏剣といった忍者要素を詰め込むことができたので、個人的にお気に入りの一体。
B:バレットバーン
超難航した一体。
何パターンも試したがどうしてもうまくいかず途方に暮れていた。
Bをあしらったタイポグラフィを色々リサーチした結果、なんとかこの構図に行き着いた。
ノールックショットによってバレットバーンの射撃の腕を表現している。
ここに至るまで本当に苦闘したので感慨もひとしおなロゴ。最終盤の第48話でもバレットチョウチョが活躍していて嬉しかった。
A:アッパレブシドー
こちらはあっという間に完成した。
シンプルに兜でAを表現。
K:カリュードス
ケミーカードの絵柄を参考に、2本の斧を振り上げるカリュードスでKを表現。
X:クロスウィザード
2本のツノと胸飾りでXを形作った。
冬映画、クロスホッパー誕生回、そして最終回…クロスウィザードは要所要所で印象に残るケミー。
21-30…ビークルケミー
S:スパイクル
ハンドル部分を90度倒してSを表現。
最初は横から見た自転車の2輪で「S」にする予定だった。
しかし、それだと顔が全く映らないので〈ケミーの目と矢印〉という必須要素が入らなかった。
したがって、顔からSを作りつつ両サイドのハンドルも入れることで、ケミーの目・矢印・自転車 の3要素を並立させた。
S:スケボーズ
ケミーカードの絵柄をそのままSにした。
スケボーズが第36話でギギストの手にかかった時、「ただのスケボーが白くなっただけでなんでこんなに悲しいんだ……」と驚いたのが思い出深い。
H:ヒーケスキュー
真正面から見た車体でHを表現。
タイヤ、ヘッドライト、フロントガラス(目)、サイレン、放水銃 と要素が多いので、ガイアメモリらしいシンプルな形状との塩梅を探った。
その結果サイレンはオミットし、消防車要素は放水銃のほうで表現した。
G:ゲキオコプター
元デザインが全くG型ではないので、構図を思いつくまで中々に思案した。
ヴァルバラドのエンジェコプターカスタムを参考に、プロペラの残像を円として解釈することでGに見立てた。
D:ディープマリナー
「サメ型の潜水艦がコバンザメ型の魚雷を掴んでいる」という独特な元デザインを、そのままDにした。
M:マッハウィール
真正面から見た車体でMを表現。
マッハウィール(後述)も頭文字がMなので、ディテールで差別化できるような構図にした。
G:ゴルドダッシュ
元デザインが全くG型ではないので、構図を思いつくまでかなり苦労した。
最終的には特徴的なフロントカウルの矢印に注目し、その周りを切り抜くようにしてGを表現した。
ゴルドダッシュは色違いのデイブレイクverと並走したり、最終回でもレインボーを乗せて奔走したり、一年を通じてかなり記憶に残るバイクだった。
G:ガッツショベル
構図はすぐ思いついたが、複雑なショベルアームのディテールをどこまで単純化するかでかなり時間がかかった。
とりわけ複雑なバケットとアーム間のヒンジは、まるっと矢印でくり抜くことで簡略化している。
S:スチームライナー
ホッパー1に続いて2番目に作ったロゴ。
レベルナンバー9なので、各車両も9台ある。
ニョロニョロ動く線状の物体は、曲げさえすれば文字になるので構図はすぐ決まる。しかし各車両のパースや角度の調整にはかなりの時間を要した。
E:エクシードファイター
機首とメカアームでEを表現。
三方向に伸びるメカ爪の簡略化に苦労した。
31-40…アニマルケミー
Y:ヤミバット
元デザインを見た瞬間にYだ!!となった。
字形にジャストフィットするケースはかなり気持ちいい。
C:キャッチュラ
カニっぽく見えるのを避けたかったので、6つの目と8つの腕でクモらしさを表現。
矢印をどこに入れるか迷った結果、前腕の先端に忍ばせた。
M:メカニッカニ
そのままだとハサミの金属的な質感が伝わらなかったので、ゴールドメモリ(ゴールドクラスのメモリではなく、「金の記憶」を宿したメモリが玩具限定で存在する)を参考にして光沢感を表現した。
矢印をどこに入れるか迷ったのだが、目そのものを矢印にして解決した。
B:ブッサソーリー
サソリの尻尾でBを表現。同じく尻尾でBを形作っているブラキオサウルスメモリを参考に作成した。
B:バウンティーバニー
バニーの名に違わない、長い両耳でBを表現。
本体も飛び跳ねているかのようなポーズにした。
H:ホークスター
ケミーカードのポーズをそのままHにした。
爪部分の簡略化にこだわった。
T:ツッパリヘビー
蛇はスチームライナーと同じくニョロニョロ系のモチーフなので、曲げさえすれば文字になる。
蛇の曲げ方は、救急車の蛇マークこと「スターオブライフ」を参考にした。
G:ゴリラセンセイ
ケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。
バナナと鼻の穴でゴリラらしさを表現。
G:ギャンボエール
クジラらしい体のしなりでGを表現した。
ギャンボエールは「クジラの背中に火山や建物が生えている」という絵本のような世界観が好き。
L:リクシオン
タテガミの「X」を45度傾ければ「L」になると気づいたので、ルナメモリを参考にまとめた。
41-50…アーティファクトケミー
R:ライデンジ
ほとばしる電流でRを表現した。
K:ケスゾー
「Kの字を消すケスゾーでKの字を形作る」
というメタ的なロゴ。
ガイアメモリのロゴが文字だからこそできる表現であり、個人的にお気に入り。
戦隊のロゴを作った時、シンケンジャーメモリでも同じようなことをしている(一番右上のS)👇
M:ミテミラー
ケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。
鏡つながりでミラーメモリを参考にする案もあったが、「鏡(ミテミラー)がまた別の鏡に写っている」という構図が難解すぎたので没に。
E:エナジール
こちらもケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。液体感を出せるように意識している。
P:パンパカパーカー
パーカーのフードをPの空白部分に持ってきた。
T:テレヴィ
縦横比をやや調整してTにした。シンプル。
T:タイムロード
ここにきて、ケミー自身から全くTの形を作れず途方に暮れるハメに……いくつもの案を試したが、どれも上手くまとまらなかった。
しかし、夏映画の前に16〜18話を見返して、なんとかこの構図を思いついた。
タイムロードの効果によって時間軸が分岐したことを表現している。
S:スマホーン
スマホの輪郭を区切ってSを表現。
Wi-Fi型の目がかわいい。夏映画でのファインプレーが印象的なケミー。
R:レンキングロボ
レンキングロボの種ポーズを左右反転し、手をくり抜いてRの空白部分に持ってきた。
ケミーとしてはかなり珍しい、リアル等身でハイディテールな一体なので、簡略化に苦労した思い出。
X:テンフォートレス
X字の髭に沿ってキャタピラと砲台を配置。
見上げるアオリ構図でその巨大さを表現した。
51-60…プラントケミー
H:ハピクローバー
四葉をケミー本体でつなぎ、Hの字を形作った。
B:バーニングネロ
ハバネロの果実・ツタ・炎の3要素で、筆記体っぽいBを形作った。
個人的に収まり感が気に入っているロゴ。
B:バンバンブー
身体の曲げ具合と矢印の入れ方に腐心した一体。
〈竹モチーフ〉の珍しさが妙に印象に残るケミー。
S:サボニードル
サボニードル単体だと上手くSにならなかったので、トゲの発射でSを表現した。
理玖くんも入れたかったのだが、上手くまとめられなかったので泣く泣く没に。
V:ヴェノムダケ
元デザインをそのまま使いつつ、「Y」ではなく「V」に見えるよう調整。
『風都探偵』のトードスツールメモリもイメージしている。
U:ウツボッチャマ
ウツボカズラらしい曲線でUを表現。
〈丸っこい食虫植物〉というモチーフと〈食いしん坊なお坊ちゃま〉というキャラが噛み合っていて、何気に印象的なケミー。
F:フレイローズ
植物つながりで、玩具限定のフラワーメモリと同じ構図にした。
モノクロだとビオランテ感が増すような気がする。
B:バグレシア
元デザインをそのまま90度倒してBにした。
ラフレシアの花弁をドレスのスカートに見立てたデザインが好き。
J:ジャングルジャン
ジャングルジャンのポーズを左右反転してJを表現。
葉に覆われた複雑なデザインを、なんとか5ピースまで簡略化した。
X:ゼグドラシル
ケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。
レベルナンバー10はもともとX字の意匠が入っているので、そのうえで頭文字もXだと比較的ロゴにしやすい。例えばテンフォートレス、ゼグドラシル、エックスレックスなど。
61-70…オカルトケミー
C:ケアリー
クロスホッパーのロゴ(後述)を作ったあと、ケアリーも同じ構図で作れると気づきこのようにした。
B:ベロソル
舌の曲げ方を試行錯誤してこの形に。
「唐傘お化け」を ベロ+パラソル=「ベロソル」に翻案するセンスが好き。
S:セイゾンビ
最初はゾンビメモリの構図を左右反転して「S」にしようと考えていたが、セイゾンビの2等身だとそれが成立しないと気づいて却下。
最終的に、スカルメモリを参考にしてSを形作った。
この構図だとヘルメットの矢印マークが入らないので、代わりに鼻の穴を矢印型にした。
A:エンジェリード
羽と体と頭でAを表現。
袈裟懸けにした服布でAの空白部分を形作った。
Z:ズキュンパイア
ケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。
Zつながりで、過去に制作したゼロノスメモリの構図も参考にしている。
D:ダイオーニ
何気に難しかった一体。
ダイオーニの身体を切り抜くだけではDにならなかったので、金棒を軸にして左目とツノでDを形作った。
M:マックラーケン
足でMを表現。タコらしく8本全ての足を描いた。
J:ジャマタノオロチ
八つ首に加えてオロチの本体を含めると、ガイアメモリサイズで表現するには細かくなりすぎるので、8つの首をタイルのように並べて戯画的に表現。
首だけが雲の切れ目から出ている本編での姿もイメージしている。ガッチャード世界の分岐点として、印象的かつトラウマティックなケミー。
N:ナインテイル
九つの尾でNを表現しつつ、その空白でナインテイルの顔も描いている。曲線の調整にかなり時間をかけたので、個人的に思い入れのある一体。
前作を思い出さずにはいられないケミー。
U:ユーフォーエックス
ユーフォーメモリを参考にするのが前提だった。
UFO部分をケミーに変更しつつ、軌跡の⚫︎の数をレベルナンバーに合わせて10個に変更している。
71-80…エンシェントケミー
N:ナンモナイト
元デザインが全然Nじゃない……と思ったのだが、少し角度を変えればそのままNにできると気づいた。
A:アクマノカリス
言うまでもなくアロマノカリスメモリが前提。
目と尾をアクマノカリス仕様に変更し、空白部分はケミーらしく矢印にした。
P:パクラプター
パクッと大口を開けた横顔を、そのままPにした。
同じ構図のティーレックスメモリをデフォルメの塩梅の参考にしている。
O:オジーラカンス
ケミーカードの構図をそのままOにした。
2つの量塊(尾ヒレとヒゲの矢印)を点対象に配置する構図は、オーシャンメモリをイメージしている。
S:サーベライガー
サーベルタイガー=スミロドンなので、スミロドンメモリが前提。
猫科らしく全身をひねり、飛び出た牙と尻尾の矢印を向かい合わせてスミロドンメモリの形に寄せた。
ガイアメモリとしてはかなり抽象的なスミロドンのロゴを、より具体的な形状へとアレンジするつもりで作った。
W:ワープテラ
前から見たプテラは「W」ではなく「M」の形をしている。そこで、ワープホールで「M」の一部を切断し、配置を組み替えることで「W」を形作った。
印象的な能力をそのままロゴ化できたので個人的にお気に入り。
G:ギガロドン
構図はギャンボエールと同じ。
矢印をどこに入れるか悩んだが、「身体をしならせた時に動いた目の光が尾を引き、その残像が矢印に見える」という構図にした。
目を矢印にするアイデアは、エンシェント属性自体のロゴマークから着想している。
T:トライケラ
トライセラトップスメモリが前提。
エンシェント属性は古代生物なので、全体的にガイアメモリと被るモチーフが多かった。
B:ブリザンモス
全身が氷漬けになっているという特徴的なデザインを表現するため、図地反転させて氷漬けのBにした。
X:エックスレックス
スーパーガッチャードの胸部装甲をそのまま切り抜いてXにするイメージだった。
個人的に収まり感が好きな一体。
81-90…コズミックケミー
M:マーキュリン
矢印型の目をくり抜いてMを形作った。
コズミック属性のロゴはこのパターンが多い。
K:キンキラヴィーナ
これも矢印型の目をくり抜いてKにした。
目の形とグラサンの形が全く違うのはご愛嬌。
モノクロでもキンキラ感を表現するため、オーロラメモリのように光のエフェクトを散りばめている。
G:ゴキゲンメテオン
全体が矢印になっているケミー。
特徴的な音符シルエットも再現している。
N:ネミネムーン
この構図を思いつくまでかなり苦心した一体。
寝息の「ZZZ」が傾いてNeminemoonの「N」に見える、という案もあった。
最終的には、ナインテイルでNのネガティブスペースを活かしたのを思い出し、ネミネムーン本体とその寝息をくり抜いてNを形作った。
ムーン要素と眠み要素が揃ってなんとかNにできたので、思い入れのあるロゴ。
F:ファイヤマルス
字の形を作る上で、炎エフェクトの自由度が高かったのは非常に助かった。
ディテールの粒度はヒートメモリを参考にした。
G:グランドサターン
ケミーを上から見下ろすと既にGだったので幸運だった。岩肌の質感とその簡略化に腐心した。
T:ザ・サン
太陽の光でTを表現。夏映画においてとんでもなく重大なドラマが託された、印象的なケミー。
J:ジュピッタ
ガスの吸い込みでJを表現。
ぷくーっと膨らんだ感じを再現している。
K:クロアナ
ブラックホールを渦巻く重力の流れをKにした。
流れの本数はレベルナンバーと同じく9。
G:ガイアード
ケミーカードの絵柄をそのまま持ってきた。
左手は炎で右手は水なので、その違いを意識した。
91-100…ファンタスティックケミー
G:ギガバハム
グレイトンボと同じ構図でGを表現した。
元絵と比べてかなりディテールを簡略化している。
M:マケンタウロス
ケンタウロスの前足を折り曲げつつ、弓を構えてMを表現。Mとしての可読性を優先するため、弓の下半分はオミットした。
U:ユニコン
言うまでもなくユニコーンメモリが前提。
主な変更点は角ばった顔と炎のような爪先。
V:ヴァンフェンリル
正面顔をそのままVにした。
人中の溝でフェンリルの犬面を表現している。
I:インフェニックス
ケミーカードの絵柄を参考に、火を吐くインフェニックスでIを表現した。
インフェニックスを始めとして、バーニングネロ、フレイローズ、ファイヤマルス、ザ・サン、ガイアード(左腕)、そして後述のシャイニング……ケミーはやたらと炎属性が多い。錬金術には炉(アタノール)が付き物だからだろうか。
Y:ヨアケルベロス
3匹の頭をパズルのように組み合わせてYにした。
Yという字の端点がちょうど3つだったのは幸運。
H:ハオーディン
アッパレブシドーと同じく、冠をそのままHにした。
冠だけでなく「ケミーの目を入れる」というルールも守っている。
G:ギングリフォン
翼とマントと頭でGを表現。
銀色のキラメキ感を表現しようかとも思ったが、蛇足になりそうだったので省いた。
D:ドンポセイドン
ゴール目前でかなり手こずった一体。
元デザインから全然Dを切り抜けず、色々試した末にこの構図に行き着いた。
トライデントを持つ手がカードの絵柄とは逆になっている。
D:ドラゴナロス
トゲットゲの元デザインを傾けてそのままDにした。
Dの輪郭を形作るために尻尾をグルっと巻いている。
始まりのケミーの一体として、一目で只者ではないと伝わる強者感を意識した。真正面からの構図なのはガイアードとも揃えている。
101-118…その他のケミー
N:ニジゴン
ケミーの中でも特別感のある「101体目」なので、かなり色々な構図を考えた。
〈ニジゴンだからこそ成り立つロゴ〉にするため、
・「卵の外に出る」という決断
・レインボーブレスによる応援
・宝太郎との強固な結びつき
という3つのドラマを込められる構図にした。
放たれたレインボーブレスが、ガッチャードライバーに向かって吸い寄せられているのもポイント。
E:エルドラゴン
最初からニジゴンと対にするのが前提だった。
Eの空白部分にエルドラゴンの顔を配し、
さらに宝太郎とぶつかる形でグリオンを入れた。
金色のルービックキューブもポイント。
C:クロスホッパー
元デザインから全くCを切り抜けずかなり苦戦したが、特徴的なVR風ゴーグルを使ってCを形作った。
T:テンライナー
ライナーオン状態がまんまTだったので幸運だった。
少しだけ縦横比をアレンジし、実物よりもTに見えるようにしている。
H:ホッパー101
ホッパー1のロゴをホッパー101仕様に改造した。
主な変更点は後ろ脚のトゲとマフラー状の羽。
G:ギガントライナー
字形の作り方はスチームライナーのロゴと同じ。
3本に増えた煙突でスチームと差別化している。
S:シャイニングホッパー1
こちらは完全新規で作成した。
バッタの後ろ脚でSの曲線を表現。
S:シャイニングスチームライナー
スチームライナーのロゴをシャイニング仕様に改造した。列車の最後尾にもファイアパターンを追加している。
K:カメドーン
「二人の力で生み出されたケミー」ということを表現するため、錬金アカデミーのロゴをもとに鶴原兄弟の手を入れた。
よく見るとどちらも右手なので、一人ではなく二人だと分かるようになっている。
錬金アカデミーのロゴでは〈両手の中指〉に指輪が付いているが、このロゴではカメドーンの錬成を描いた第43話の回想シーンに準拠して〈右手の薬指〉に変更している。
S:サンタクロース (玩具限定)
T:トナカイライナー(玩具限定)
玩具限定のケミー2体も作成した。
サンタクロースは新造。
ヒゲ、サンタ帽、おもちゃ袋でSを形作った。
トナカイライナーはテンライナーの改造。
ケミーとしての素体はスチームライナーなので、カウキャッチャー部分がスチーム仕様に戻っているのがポイント。
T:トワイライトユニコン
T:トワイライトザ・サン
トワイライトマジェードのケミー。
Tユニコンは新造だが、イニシャルが元と同じTザ・サンは改造。Tユニコンには2つのアルケミストリングを入れているのがポイント。
M:マッハウィール
M:メタルマッハウィール
M:メタルダイオーニ
仮面ライダーヴァルバラド、およびヴァルバラド黒鋼のケミー。
マッハとMマッハは頭文字が同じマッドウィールの改造で、Mダイオーニは新造。
メタルケミーのロゴは、メタル繋がりでメタルメモリに寄せている。
U:アルティマホッパー1
U:アルティマスチームライナー
最後に作ったのは、アルティマスチームホッパーのケミー。
・アルティマはケミーと手を取り合った姿
・アルティマ(Ultima)のイニシャルはU
したがって、
「手を取っているイニシャルUのロゴ」
=ユートピアメモリ
を参考にすると決めた。
ユートピアのロゴの特徴である、
顔や手といった要素から連想して
・顔 → ケミーカードの裏面は2枚合わせるとガッチャードの顔になる
・手 → 錬金アカデミーのロゴは手、つまりガッチャードの変身ポーズ
といった要素を入れられると気づいた。
したがって、
2つのUを合わせるとW(double U)になり
変身ポーズをとったスチームホッパーと
ホッパー1&スチームライナーが並び立つ
という構図にした。
こうして、全ケミー118体 ガッチャ完了!
最初は一通のマシュマロから始まった。
ここまでのスケールになるとは思わなかった。
取り憑かれたように手が動き、気づくと118体が眼前にいた。118「個」ではなく、118「体」が。
全てのケミーに目があり、矢印があり、命がある。
視聴者である自分も、一からケミーを錬成しているかのような体験だった。それは常に楽しく、刺激的で、豊かな時間だった。
改めて、ガッチャード1年間ありがとう!!!!!
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