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【イベントレポート】D×P & KIFUBAR-飲めば飲むだけ寄付になる-【6/19@大阪】

こんばんは!actcoinスタッフの黒木です。

今日の記事は、6/19に開催された「【6/19@大阪】D×P & KIFUBAR-飲めば飲むだけ寄付になる-」のイベントレポートです。
人工芝とアウトドアインテリアで彩られた会場は、リタワークス株式会社のサテライトオフィス。アットホームかつクリエイティブな雰囲気で、お酒と会話が進みました!

KIFUBARとは?

「飲めば飲むだけ寄付になるスタンディングバー」

社会貢献が身近になる社会を目的に、参加費やドリンクの購入金額の一部が寄付になるキャッシュオン形式のBARイベントです。2017年11月に初めて開催し、累計80回以上開催、1,700名以上参加し、3,800杯以上のお酒を飲み、計210万円以上を寄付しています。

まずはKIFUBAR発起人の谷田さんが、乾杯をしてのスタート!

KIFUBARは、ピッチをした団体に寄付をする仕組みです。今回のKIFUBARでは計5団体がピッチに登壇されました!


特定非営利活動法人 アジア車いす交流センター 近藤さん

トップバッターは、特定非営利活動法人 アジア車いす交流センター(通称WAFCA)の近藤さん。
WAFCAはタイ・中国・インドネシアで「アジアの障がい児の尊厳と機会が損なわれないバリアフリー社会を実現する」をミッションに活動する団体です。

観光地のイメージがあるタイですが、地域によっては20倍の格差があるそうです。車椅子は、貧困世帯の年収の3倍もするため手が届かない代物。
そんな障がい児に車いすを届け、かつ教育や地域生活の支援までアプローチされています!

話題は、近藤さんの原体験にも及びました。近藤さんがタイに興味を持ったのは、タイのアイドル「Mikeさん」にハマったことがきっかけ。Mikeさんは、寄付を積極的にされる方で、障がい児施設に会いに行ったりする方。

そこから近藤さんは、タイの格差や貧困に目を向けるようになったそうです!

NPO法人ふらいおん 溝口さん

続いては、NPO法人ふらいおんから溝口さんが登壇されました。ふらいおんは、子どもたちの居場所、そして多様なまなびを得る機会として、無料塾を全国で運営する団体です。

溝口さん自身も、勉強について様々な葛藤を抱えた経験から、「学校や家庭に行き場がない子供たちに、新たな選択肢となる居場所を作りたい。」という思いで、ふらいおんの活動に取り組まれています。

ふらいおんは、様々な団体や企業と連携するのが強み。

全国10か所で校舎を開講し、7624 人以上の子どもに教育を届けています!

ふらいおんの特徴は、理事や運営メンバーが30代以下である点!溝口さん自身も若干20歳とのこと。これから、ますます活躍の輪が広がる団体です!

SIF Academy  酒井さん

SIF Academy は「30年後の日本が楽しみになる人材を輩出する」
をコンセプトに、フィジーへの渡航を通じて社会課題解決の経験を積むプログラムを提供しています。

フィジーは、幸せの国として有名で主観的幸福度が世界一位の国でもあります。お葬式終わりの人であっても「生きる意味・生きてるありがたみを考えられたからハッピー」と話されるそうです。
そんなフィジーですが、GDPが150位程度であったり、ゴミ山が多いなど社会課題も山積しているそうです。

SIF Academy のプログラムに参加すると、1人1つのプロジェクトに10日間でチャレンジしていくことになります。すでに11期生まで続いていることもあり、地域の企業に感謝されたり首相からコメントをもらうなど、フィジー内で広がりを見せています。

登壇した酒井さん自身は、もともとは学生団体の副代表として「縁の下の力持ち。誰かのサポートをしたい」というタイプだったそうです。

ただSIFで学んだ「一歩で世界は変えられる」がさかいさんを動かします。
運営しているのに自分は挑戦していない。1年間を通じて、何も変わらないとしても、私は最前線で動き続ける人生を選びたい。
泥臭くても動いていたい。

自分の軸を持った上でやっていこうと決心した酒井さん。「機会数の多いコミュニティ、ひいては挑戦者の集まる地域を作る」という目標を胸に、様々な活動にチャレンジされています!

NPO法人サニーサイド 松村さん

NPO法人サニーサイドは、障害者が「社会に参加し、それぞれの生活の可能性を広げ、自立していく」ために様々な事業に取り組む団体。「障害者が高校卒業後に行くところがない」と気付いた創業者の方が、障害者とともに働く場所を作ったことが最初です。


いわゆる「作業所」という考え方や法律が整備されていない時代。「尼崎にも作ってもらおう」と毎日市役所に行くことを仕事にされたそうです。
そしてついた最初の予算はなんと「5万円」。そんな草の根の時代から活動する団体です(ただ補正予算案だったので次年度以降からは予算が増えていったそうです)。

松村さん自身は、サニーサイドに参加したとき「牧歌的に座ってる人がいる。ずっと虫を探している。これが仕事なの?」と驚いたそう。一方で、彼らと一緒に居るとホッとしたそうです。

「活躍しないといけない。効率的に働かないといけない」こういった焦りから解放される時間を過ごした松村さん。
それからサニーサイドにどっぷりハマっていったそうです。

サニーサイドの面白い取り組みの一つが、シェアスペースhinata。ここでは友達の関係を作ることを大切にされています。障害者の中には、「家族・支援者しか繋がりがない」という人が多く、時には喧嘩が出来るような友達の存在がとても貴重なんです。
そこで、サニーサイドに関係する障害者だけなく、地域の人たちがやりたいことを実現する・応援する場所としてhinataを運営されています。

NPO法人D×P(ディーピー)岩井さん

NPO法人D×Pは、既存のセーフティネットでは拾い上げられなかった10代と出会い社会につなげる活動をされています。

日本では、推定200万人の若者が何かしらの課題を抱えているそう。課題を抱えた若者が相談できる場所を作るため、D×PはフリーカフェやLINE相談などを展開されています。

LINE相談では、日夜、様々な相談が届くそうです。

コロナによってアルバイトが減った時期には、生活困窮にまつわる相談が増えるようになったそうです。そこでD×Pは「ユキサキ支援パック」という形で、食糧支援や現金支援などを、様々なパッケージで提供されています。

またD×Pはアウトリーチ型の支援にも挑戦。グリ下(大阪・ミナミにあるグリコの看板下)エリアに家庭に居場所がない若者が集まっていました。

そこでD×Pでは、2022年8月より街中にいる若年層が自由に使えるフリーカフェを試験的にスタートされたそうです。

8ヶ月間にわたって、フリーカフェで食品提供をしたのちに、“若者が不安なく、しっかりとエネルギーを溜められる場所”の必要性を痛感し、ユースセンター開設計画に至りました。

このユースセンターは、ぬいぐるみを飾ったり、TikTok用のスペースを設置するなど、若者の声を聞いて作り上げていっているそうです。

ユースセンター事業をより発展させるために、D×Pはクラウドファンディングに挑戦中!ぜひ、一緒に支援の輪を広げましょう!


以上、「【6/19@大阪】D×P & KIFUBAR-飲めば飲むだけ寄付になる-」をレポートいたしました。

KIFUBARのいいところは、カジュアルに社会貢献の世界に触れられる点。今後も全国各地で開催予定です。

また7/19(金)にはactcoinも協力した「KIFUBAR Ashiya」が開催予定。こちらにもぜひ足を運んでみてくださいね!

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