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中西金属工業サステナビリティ戦略部 未来共創室がホンキを出してきた!NKC「たんぽぽアクション」特設サイト開設の裏側に迫る!

こんにちは。actcoinスタッフの黒木です。

今回は、中西金属工業とactcoinの連携によって開設した特設サイトNKC「たんぽぽアクション」特設サイトについてのインタビュー記事です。
担当者の長島さん・蒲さん・藤本さんに、本音100%で答えてもらいました!

長島 史威さん
前職のパナソニック在職中にactcoinと出会い、「楽しい!」をエンジンにしたソーシャルアクションの促進を目指す「あるままフェス」での企画・運営等、さまざまな場面でactcoinと協働。2023年5月、中西金属工業に入社。

蒲 莉英さん
中国四川省出身。2015年留学で来日、大学院卒業後中西金属工業に入社、社会人5年目。ワークandライフのバランスを取りながら仕事を頑張っている。得意技辛いものを食べること。

藤本 星来さん
学生時代は国際関係を勉強していて、大学1回生の時にアメリカのフィラデルフィアに留学していました。今は社会人1年目で、未来共創室の一員として皆さんと楽しくお仕事をしています!

1.社員一人ひとりのアクションで笑顔の輪をひろげる「特設サイト」

最初に確認させてください。NKC「たんぽぽアクション」特設サイトとは、どんなサイトでしょうか?

蒲:NKCグループの社員の社会貢献活動を見える化し、さらに活性化させていくためのサイトです。例えば、「どの拠点がどんな活動をやっているか」グループ内で見えるようにしています。サイト内には、NKCの社員の社会貢献活動が数字で分かるダッシュボードも設置しています。

蒲 莉英さん

藤:イメージカラーは、サイトのタイトルにもなっている「たんぽぽ」の黄色です。
「綿毛になったたんぽぽが風に乗って新しい場所で美しい花を咲かせるように、NKCグループ社員一人ひとりのアクションが笑顔の輪をひろげ、幸せがあふれる社会を共に創っていきたい!」という思いを込めて「たんぽぽアクション」という名前にしています。

藤本 星来さん

2.「たんぽぽアクション」に込めた想いは「楽しく、続けられる社会貢献」

なぜ、NKC「たんぽぽアクション」特設サイトを立ち上げたんでしょうか?

蒲:当社社長は、以前から「社員に社会貢献活動に参加してもらいたい」という想いが強いんです。
そのため2019年から業務時間中のボランティアを奨励していましたが、翌年からコロナが流行したタイミングでもあったので、そこで取り組みをいったん停止したんです。

ようやく2023年になってコロナが落ち着いたので、再開することにしました。2019年の経験から「みんなが楽しくワクワク入って来れる仕掛けが必要」「楽しいやり方が必要」と考えていたところ、長島さんからactcoinさんを紹介していただいて、導入することになりました。

2019年からの念願の取り組みなんですね! ここに至るまでのNKCグループでの取り組みの全体像について聞かせて頂けますか?

蒲:NKCグループは今までいろんな社会貢献活動に取り組んできましたが、「変化が激しい時代の中、より一層社会課題に向き合う企業風土の構築」を目指し、2021年から「CSR  3Step  Project」がスタートしました。このプロジェクトの中に「社員のプロボノ・ボランティア活動」が大きなカテゴリーとして入っています。

「CSR 3Step Project」の概念図

藤:CSR 3Step Prjoectの1年目はビジョンと考え方を周知することに注力しました。全社の「SDGs宣言」を作成し、11月を「SDGs推進月間」としてSDGsの啓発や標語コンテスト等を行いました。
2年目は、事業部ごとのSDGs宣言・取り組みに活動領域を進めました。NKCには色んな事業部があり、それぞれの個性があります。そのため各事業部に適したSDGsの推進ポイントを見つけていきました。さらには、大阪府・大阪市北区と連携協定を結び、行政と一緒に社会課題解決を進める体制も作ったんです。

長:CSR 3Step Projectは今年度が最終年となるため、現在、次の3年に向けて新たな中期ビジョンを策定しようと奔走しているところです!

長島 史威さん

3.社員が楽しく参加し、社外にファンが増える未来に向けて!

サステナビリティ戦略部のみなさんは、どんな思いで業務に取り組んでいらっしゃるんですか?

蒲:「プロボノ・ボランティア活動」と言われるとどうしても少し敷居が高く感じてしまう社員も多いので、もっと気軽に楽しく参加できるソーシャルグッドな活動・コンテンツを作っていきたいと考え、そうした活動を新たに「たんぽぽアクション」というコンセプトとして広めていくための特設サイトを立ち上げました。

社員のみなさんがボランティアに取り組む様子

藤:私は、大学時代のゼミ活動の一環で社会課題・SDGsを活用した研究活動やボランティアを行っていました。そのためSDGs・ボランティアに対してあまりハードルを感じていません。
大学時代に活動を続けられていた理由を考えると「みんなでやっているから楽しい」からだと思います。活動を通じていろいろな人との出会いがあり、そこから価値観が広がって新しい自分の発見・成長にもつながりました。なので、たんぽぽアクションでも、楽しいと思ってもらえる仕掛けづくりが大事だと考えています。

また私自身がNKCに入社したきっかけが、「幅広い分野で社会貢献活動を行っている」という理由です。それらの活動が、「たんぽぽアクション」特設サイトを通じて、社外の方にも情報が届き、NKCと一緒に取組む仲間が増えるきっかけになると嬉しいです。

長:私も、前職時代にNKCなかにわを訪れて、「この会社の社長は本気だ!」と直感しました。だから、NKCに来ないかと声がけしてもらった時には嬉しくてあっさり転職を決意してしまいました(笑) 私のささやかな仕事が、会社を通じて少しでも社会に貢献できたらいいなと思いますし、ちょっと大げさに言うと、この会社が存在することがよりよい社会につながる、というカタチを作っていければと思ってます。社会への貢献という非財務的な価値をできるだけ可視化して、経営戦略の中に織り込んでいく、というのが目指している姿です。

「なかにわ」で活動する長島さん

4.活動が見えるようになったので、もっと数を増やしていきたい!

サイトを立ち上げて4か月が経とうとしています。立ち上げて分かってきたことなど、ありますか?

蒲:早いものですね。11月のSDGs月間では映画の上映会などを開催し、多数の参加がありました。興味があれば参加してくれる社員がいることが分かったのが嬉しいです。
また社員がプライベートで参加している社会貢献活動をシェアしてもらう仕組みも取り入れています。この仕組みによって、実際に活動のシェアをしてもらうことが出来ています。以前までだと、仕組みがなく埋もれてしまっていた活動が、私たちが把握でき見えてきたことはとても嬉しいです。

藤:サステナビリティ戦略部は、社会貢献活動の企画・実施をしている部署です。そのため社会貢献活動が、見える化されると純粋に嬉しく、やりがいに繋がっています。私たちの取り組みがダッシュボードで数字として、どんどん増えていく。活動の履歴が残っていく。すごくいいなと思っています!

継続的にサイトを改善しています!

長:改めて、さまざまな人とのつながりやご縁に感謝を感じています。そもそもactcoinさんとは、パナソニックセンター大阪時代に「あるままフェス」などでご一緒させて頂きましたが、転職しても変わらずお付き合い頂けて嬉しいです。
また今年度NKCで開催した映画視聴後のトークイベントにはキニマンス塚本ニキさんが来てくれましたが、ニキさんとの出会いもactcoinの3周年イベントで対談させて頂いたことがきっかけでした。結局この手の活動が継続し広がっていくかは、最終的にはやっぱり「人と人のつながり」なんだなと。。。

逆に、現時点での課題は何でしょうか?

藤:まずは認知度の問題があります。まだまだ社員の間でサイトの存在が、浸透していないと思います。
社員のみなさんが楽しいと思ってもらえる、コンテンツ・イベントを見つけて、企画していきたいです。

蒲:それからダッシュボードによって参加人数・イベント回数等の情報が一覧で分かるからこそ、各拠点で実施しているすべての活動をサイトに追加するほか、いろんな活動を企画・開催していく予定です。今後、サイトにアクセスする人には「NKCは本気を出して活動しているなあ」というインパクトを与えたいですね。(笑)

実際のダッシュボードのスクリーンショット

長:なにせ初めての取り組みなので、アクションに対して付与されたコインに、経済的な交換価値に近い機能を持たせようという当社独自の取り組みの部分には、税務上の課題も見えて来ているところです。(その後、無事その課題は突破できました) 社内関連部門や外部の税務の専門家も交えて、できるだけ理想に近い制度をどうすれば実現可能なスキームとして設計できるか、頭を悩ませているところです。ただ、こういう悩みは、知的刺激に満ちていてとても楽しいですね。


5.将来的には、社会的価値がもっと評価される社会を創っていきたい

ここまで、ありがとうございました!最後に今後の展望を教えてください。

藤:何より、もっと楽しい活動・コンテンツを開催して社員のみなさんに参加してもらいたいです。そして、「たんぽぽアクション」特設サイトを通じて、「NKCグループ社員一人ひとりのアクションで笑顔の輪をひろげ、幸せのあふれる社会を共に創る。」を実現していきたいです。社会貢献活動の捉え方を、難しいものではなく楽しいもの・充実感のあるものとポジティブにしていければと思っています。

蒲:私は、サステナビリティ戦略部の仕事で行政・学校の方と接することがあるんですが、「NKCは本当に社会のために色々やっていますね」とよく言われます。確かに一生懸命やっていて、「社会に良いことをしよう」という経営層の想いがあるんです。
ただそれがまだまだ社員全体には伝わりきってないと感じています。今後は、社会貢献活動を推進する部署の一人として、経営層の想いを社員にしっかり伝えたうえで、社員と一緒になって、社会貢献を進めるような企業体になっていきたいです。

あと長島さんが考えている構想・世界観は、「できたらいいな!」と思います。そういうものが出来たら、一員としてスゴイかもというワクワク感。長島さん、せっかくなので話してください(笑)

とても仲良しなお三方。インタビューのご協力ありがとうございました!

長:まずは「社員の社会貢献活動を促進する」、という切り口で、たんぽぽアクションのしくみを立ち上げたところですが、本当は一通り浸透したその先には、このしくみを地域・共感でつながるコミュニティにまで広げていけたら、という野望を持っています。小さなアクションで社会に価値を提供してくれた人に、ほんの少しだけ経済的なインセンティブ(=コイン)も返ってくる。それが積もったら、ソーシャルグッドな商品やサービスと交換できることで、循環し広がっていく小さな経済圏を形成するようなイメージです。
そしてもしこれが広がり定着すれば、ゆくゆくは、ある人がどのようにしてコインを貯め、それをどのように使って次につなげたか、という履歴情報が一種の「信用価値」のようなものを持ち、進学・就職・昇進等の場面はもとより、さまざまな新たなチャレンジの際に、その人を後押ししてくれる一助になると、今よりもっと分かりやすく「いい人のところに、リソースが集まりやすくなり、社会がよくなる」サイクルを加速できるのではないかと夢想しています。

お三方、思いのたけをお話しいただき、ありがとうございました。今後actcoinも協力して魅力的なコンテンツを企画していきましょう!

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