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コンフォートゾーンのせめぎ合い

先日投稿した記事で外資系のカンファレンス参加は結構疲れると言う話を書きましたが、これは普段日常暮らしているコンフォートゾーンを抜け出て異なる環境に身をおくことによって発生するストレスなのだと思います。

コンフォートゾーンとは流動的な状態を表す

例えば転職によって新しい会社へ出社する何日か前からそわそわするでしょうし、入社してからもしばらくは環境に慣れるまでに時間がかかるはずです。言葉の通じない外国に旅行に行った時ホテルのチェックインなど普段日本であれば、全く問題なくこなせることが緊張を伴う行為になってしまうことがあります。

ただ永遠にそういった状況がストレスを伴ったアンコンフォタブルな状態として継続するということではなく、転職した会社では時間が経つにつれて環境に馴染んでいくことで、その会社が新しいコンフォートゾーンとなるはずです。海外での滞在においてもその国の言葉を一つ覚えるごとに、またその土地の美味しい食べ物を発見するごとに、帰国前には「まだまだ帰りたくないなあ」といった気持ちになることも多いと思います。

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せめぎ合いが成長の鍵?

そう考えるとわれわれは成長のたびにコンフォートゾーンとコンフォートゾーンの間を飛び越えるためのせめぎ合いによって諸々のストレスを感じているともいえます。逆説的に言えばその居心地の悪さを味わうことなしに自分たちの成長は無いのかもしれません。

先日のカンファレンスではではどうすればこの2つの異なるコンフォートゾーンのギャップを埋めることができるのか考えていました。

至った結論としては自分が向かう先にあるコンフォートゾーンへ入るために、目標を漠然と目指すのではなく小さな事でも良いので、というかできる限り小さく、でも明確に自分が達成できるタスクに細分化して実行することで二つのゾーンを埋めていけるのではないかと考えました。

例えば新しい職場でみんなに元気よく挨拶をする。そういった小さな事でも結構ですし、脳がついていかない英語のプレゼンテーションを5分間だけ集中して一字一句聞き漏らさないように聞いてみる。そして分からなかった単語を3つだけメモして調べてみる。そのように実行可能なレベルまで細分化た行為を集約することで自然と次のコンフォートゾーンへと到達できるのではないでしょうか。

ロシア武術ではこう言うよ!

戦いにおいてテンションを感じたら呼吸に集中しろ、リラックスして姿勢を真っ直ぐに、動き続けろ。

そう。緊張して辛い時こそ動き続けるのです。動き続けることで必ず新しい発見と学びがあり、リラックスしていることで自分を含めて状況をより広範囲に把握することが出来ます。自ずとどのようなアクションが今選択できるのか、冷静に判断することが出来ます。

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