見出し画像

「暖・だん・花壇」いざ!

 2022年10月15日(土) 第7回府中コミュニティガーデン講座 のテーマは「デザインワーク」。前回決定した冬・春花壇のテーマ「暖・だん・花壇」に沿って、いよいよ『みんなで考え』『みんなでつく』ります。コミュニティガーデン講座も佳境に入ってきました。

 でもまずはその前に…。ガーデンの現状を確認します。アゲラタムもコリウスもジニアもとってもイキイキしていました。ずっと以前からこの花壇がここにあったかのように、宮町中央公園にもすっかり馴染んでいます。三浦先生からも「皆さんの“切り戻し”は大成功でしたね!」と嬉しいお言葉が。切り戻し作業の日に「もったいない」「ホントにいいの?」と言っていた皆さん。素敵な結果につながって満足そうです。

 作業としては短い時間でしたが、雑草除去を実施しました。ターゲットはイヌホウズキ、ハキダメギクなど、知らない間にすっかり育っている雑草たち。大きくなって植栽した植物よりも目立って困るので、抜き取ります。

これがイヌホウズキです。

 一方、腐葉土の中にタネが混ざっていたのか柑橘類が発芽し、育っていました。参加者も喜びと驚きを隠せません。こちらはしばらく様子を見る、ということになったようです。この後どうなるんでしょう?自然を相手にする、ってワクワクしますね。

思いがけないできごとも楽しみのひとつ

 講座の後半は、会場をプラッツに移して三浦先生の講義です。

 宿題になっていた「花の値段を調べてくる」については、各自、ホームセンターに行ったり、近所の農家さんに行ったりして、A4一枚に入りきれないほどの情報収集をされてきていました。前回の講座終了直後と、今回の講座直前では、約1ヶ月ありますが、その間に店頭の花に変化が出ていることに気づいた、と報告されている方もいました。皆さんの熱心さがひしひしと伝わってきました。

 続いて本日の講義「デザインワーク」です。前回は「暖・だん・花壇」というテーマを決めたところまででした。
今日はその続き…
 「テーマカラーを決める」
 「植物を選ぶ」
 「パーツを使ってガーデンをデザイン」
 「デザインを平面図に描く」
 「植物の株数を計算する」
 「植物リストをつくる」
考えることも作業も、盛りだくさんです。

 全体のテーマカラーは満場一致で「暖色全般」と決まりました。暖色は色相環のからまで。補色、類似色、同系色などを考慮に入れながら、班ごとに使うカラーをさらに絞り、具体的な植物を選びます。
 補色…色相環で反対側に位置する。これらはお互いの色を引き立たせる効果がある。
 類似色…隣り合う色。
 同系色…同じ色相の明度の違う色。明度の高い色はパステルカラー(やさしい印象)、明度の低い色はビビッドカラー(元気な印象)

「色には心理的な効果があります。」

<デザインのポイント>
 ① 育つ方向が違う植物を組み合わせる。
 ② 色に着目した植物選び 「花色は絵の具 ガーデンはキャンパス」

 先生から提示された「使える一年草のリスト」やテキストを参考にしながら植物を選び、ワーク用のパターンを切って花壇の写真に配置します。

色のイメージにピッタリの花を探します。

 「そろそろ色をぬってくださーい」「そろそろ糊で貼ってくださーい」「そろそろ終わりでーす」…事務局のアナウンスが次々と教室内に響きます。何とか時間内にデザインと植物リストを完成させ、各班による発表がありました。

1班の発表の様子。時間制限ぎりぎりまでの相談の結果がまとめられています。

各班それぞれにイメージしたカラーが違うので、植物選びにも個性が出ていました。 

1班のデザイン
2班のデザイン
3班のデザイン

 次回11月19日(日)は、晴れたら公園での作業のみです。
 一年草を抜き取り、土作りをする予定です。
 皆さんのデザインした花壇の実現が楽しみですね。 

                    (文責 丸山美佳(事務局)) 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?