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北海道車中泊旅3 こなれる

3日目は、上士幌にある憧れのスポット2ヶ所を訪れることからスタート。
まずは、タウシュベツ川橋梁跡を見に行った。ナビの言う通りに目的地に向かうと、林道の入り口までたどり着いた。

車の外にいるのが怖い

誰もいないじゃないか。いかにもヒグマが出そうな雰囲気。車の外に出て、周りの様子を伺う。
ビビる…葉っぱが落ちる音にもビクビクする。そして、何より立ち入り禁止の手前まで来てしまっていることに驚く。どこでどう間違ったのか?
あきらめて、もときた道へ引き返す。橋梁跡を見ずに帰るのは悔いが残るなぁ。ホントにそれでいいのか?と自問する。もう一度参考にした動画を見てチャレンジしよう!それでダメなら仕方がないと、もう一度橋梁跡方面へ。すると、さっきは誰もがいなかった道路沿いに、何台かの車が停まっていた。
よくみるとタウシュベツ橋梁跡展望台という看板が立っていた。そして時間が早すぎて誰もいなかったこともあって、通り過ぎていたんだということに気付く。
展望台まで草木が生い茂る中を180m進まねばならない。しかし、愛知から来たという夫婦が先に歩き始めたのを見て、慌てて追いかけて後ろについた。夫婦が盾となって守ってくれるだろうと安心して歩くことができた。

見えた! タウシュベツ川橋梁跡

橋梁跡は思っていたよりもはるか遠くに見えた。でも、紆余曲折ありながらたどり着いた風景に大きな満足感を得られた。もっと近くまで行けると勘違いしていたが、冬は水が凍った上を歩いて行けるのだそう。そういう時期の動画を見ていたんだな。
大満足で気持ちも高揚していたせいか、ナイタイ高原牧場に行く前に、橋梁跡の先にある三国峠に行ってみたくなる。そこからの見晴らしが素晴らしいとの評判を思い出し、即決!
浮かれていたせいか、あっという間に三国峠の展望台を通り過ぎる。ナビが指示する三国峠はトンネルの中の、本当の峠だった。
引き返して、三国峠で写真撮影兼朝食の時間。素晴らしい景色を見ながらの食事は最高。足をのばした甲斐のある絶景を拝むことができた。愛媛から来たおじさん2人組に笑わせられたまま記念撮影。おかげで滅多にないいい笑顔で写っていたので感謝!

三国峠 絶景の中での朝食 最高

来た道を一気に下って、次なる目的地であるナイタイ高原牧場へ。ここも、こんなに爽やかな景色があるのだろうかと感激!思わず深呼吸したくなるような場所だった。テラスも素敵で、なかなかの人気スポットだそうだ。
ソフトクリームとハンバーガーは必須。しっかりといただきました。期待を裏切らない、お値段相当のお味でした。高原や牧場でソフトを食べると美味しさは爆上がりする。不思議だ,

広大な牧場 風も爽やか 美味いに決まってる

本日の最後を飾るのは、能取岬の夕日。道の駅サロマで、ホタテ焼きとホッケのザンギを夜のおつまみとしてゲットしつつ、岬に向かう。意外と遠いなぁ。

サロマ やはりホタテは必須でしょ

半袖ではちょっと涼しすぎるぐらいの空気。今か今かと夕日を待っていると空から雨粒が…。とりあえず今撮れる夕焼け空だけ撮っておこうと思っているうちに、雨は土砂降りに。

土砂降り直前 太陽は雲隠れでもこの夕焼け空

暗くなっているし、雨も強まってくるし、鹿は道路に出てくるしで、非常に神経をすり減らしながらの運転が続く。
何事もなく、一晩お世話になる道の駅に到着。温泉に入って車に戻るともういい時間。ささっとご飯を食べたら、あっという間に眠くなる。
今日は、車内のものの配置をあれこれ考えたり、試したりしながら過ごして来た。運転中、食事の時、寝る時。こんなふうに位置を変えると、その時その時が快適で、行動もスムーズになる。後のこと、翌日のことを考えて準備しておくと、無駄な時間を減らすことができる。そんなことが、実践を重ねる事で身に付いてくる。昨日より上手くいってるぞ!成長したなーなんて思えた。
長い日数での車中泊は初。苦労もないわけではないが、日々上達する自分を感じることがちょっとうれしい。これが、こなれるということなのだろうか。

道中食べ過ぎ 晩御飯は控えめに

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