ぼーっとする

小学生の頃、よく隣県の祖母の家に遊びに行っていた。

土曜日の昼下がり。
特にすることもなく、部屋に寝転がってカーテンの隙間から見える空をただひたすらに眺めていた。


あのとき自分は何を考えてたのだろう、と時々思い返す。















最近の生活を振り返ると、毎日職なしになってしまう憂いを抱えたまま眠り、極度の緊張の中なんとか通学し、授業を受けた後筋トレやギターの練習に励んだりしている。
筋トレは何もしていない自分に罰を課したいと思って始めた。

というのも、自分はとにかく先送り癖が酷く、締切ギリギリの危機感に煽られるまで全く行動に移すことができない。
大学になって自分の裁量を持ってからはさらに顕著になり、今や留年の危機に瀕している。






こんな自分が社会人になどなれるのだろうか。
人生の岐路に立って、ようやく自分の人生に責任を持たなくてはならないということに気付かされた。


惰性で生きていたというより他ないが、どうにかして自分の足で立とうともがいている。
希死念慮に襲われ続けた4年間の闇から、ようやくはい上がろうとしている。









あの日の記憶が、自分に勇気をくれているような気がする。 
またいつか、そうなれるように。





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