根本治療、根本改善とは?

僕にとって「治る」とは

自分自身(その人)が自力で不調を治すことができる、その原因を考えアプローチすることができ回復する状態のこと

その過程で薬、鍼灸、サプリメントがあると考えています

なので、大切なことは日々の生活習慣の中でなるべく心身に負担のかからない商品(洗剤、日用品、生理用品)を使用したり

食べ物も体の負担にならないもの(自然農法で作られた野菜、質の高い調味料)

が大切になってきます

そして患者さんとして来られる方の治るという場合を考えてみた時に

・風邪
・急性胃腸炎
・軽度の腰痛、痛み
・食べ過ぎによる胃痛など

急性期疾患であれば短い期間で治ること、投薬により症状が緩和されます

しかし、患者さんの多くは慢性疾患を患っておられます

慢性疾患は
急性症状をその場しのぎの対応を続け、原因を突き止め、改善しなかった結果起こると僕は考えています

だから、日常生活、生活習慣の改善が体が治る、という結果を生むと考えています

病院、医療、標準治療の治るという概念の考察?

症状がなくなって安定している状態のことを“寛解”としています

薬を使用しながら

検査数値に異常なし
画像所見にて異常なし

この状態までもっていくことが基本的な治療目標とされています。

例えば
【アトピー性皮膚炎】
では、ステロイドホルモン剤を使用して、炎症を抑えたことでかゆみがなくなる状態が標準治療での寛解という状態です

これはステロイドホルモン剤の作用で皮膚表面での炎症を抑えてくれています。

その炎症を引き起こしている”原因”を取り除いているわけではないということが味噌になってきます。

なのでステロイドを辞めると、皮膚が炎症を起こしてただれてしまいます。

またステロイドの長期使用における副作用として、免疫の低下、骨密度の低下、糖尿病、消化性潰瘍、血栓症、ステロイド精神病、満月用顔貌、緑内障、など様々あります


アトピーの完治を目指したい場合は
原因を取り除く過程で、小麦粉、砂糖断ち、油の質を変えるなど、体内の炎症を抑えるなどしながら少しずつステロイドを減らす必要があるのではないかと思います


【慢性腰痛】の標準治療は

検査にて
危険な腰痛の判別をする必要があります

先天異常や側弯症
腰椎分離症
変形性脊椎症
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
腰椎骨折
カリエス
化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの
転移癌などの腫瘍
解離性大動脈瘤などの血管の病気、
尿管結石などの泌尿器の病気
子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科の病気
胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気

などが危険な腰痛になります


これらの危険な状態ではない
慢性腰痛の場合は

痛み止めの服薬
湿布
コルセット
ブロック注射
リハビリによる運動療法

が主な標準治療になってきます

痛み止めを飲んでも取れない腰痛の痛みの原因として考えられるのは
・筋肉の硬さ、靭帯の硬さによる血流不全
・栄養不足による血流量の低下による痛み
・内臓由来の痛み(画像には出て来ない、アルコール、タバコなどの影響が多い)
・精神的ストレス
・冷え
・動きすぎ
・運動不足

など多岐にわたります

痛み止めは、体からのサインのため、筋肉由来の痛みがだんだんと内臓への負担となり、多くの要因が複合的になってきます。

急性期であれば、痛みがわからなくなりますが

慢性化している場合は違います

生活習慣の改善を行わなければ完治にはなりません

鍼灸でも同じです

その場の痛みの緩和のお手伝い、いわゆる寛解はできますが完治にするためにはどうしても本人の生活習慣の改善は必須となってきます

なので
標準治療、代替療法でのその場の対処(=対症療法、アロパシー)を続けるということは

そもそも根本的に“治る”ということはなく、抑えているだけとなります

後々、ひどい症状となって”リバウンド”を経験する可能性があります

なので

 「症状がなくなった」=「治った」

ではなく

はじめにいっていた

僕にとって「治る」とは

自分自身(その人)が自力で不調を治すことができる、その原因を考えアプローチすることができ回復する状態

そのためにも
体に蓄積したゴミ(=炎症ゴミ)を掃除する必要があります

その過程が
・排便
・排尿
・汗
・発熱

などになってきます。

少しの発熱で薬を使用してしまうと血流が上がって来ないので、

少ししんどいですが完治を目指す方は乗り越えなければいけません

だから

僕は鍼灸で痛み、自律神経症状を対症療法的に緩和させて

ご本人さんに生活習慣を整えることによって薬がいらない生活を手にして欲しいなと思っています

またサプリを使用してもらう理由は栄養不足にさせない、エネルギー代謝をあげることによって排泄の力を手助けしてくれるからになります

また、その後も継続して飲む理由としては、栄養は短期的な栄養と長期的な栄養で考える必要があるからです

以上のことが僕にとっての


治る


でした。

皆さんにとっての治るとはどのようなことを治る、というのでしょうか?

長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました

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