専門特化型人材紹介会社ならではの情報力について

こんにちは、べるうっど。です。


今回のnoteは、専門特化型人材紹介会社ならではの情報力について書きたいと思います。


人材業界における紹介業をやっている会社は大きく二つに分けることができます。


一つは、総合型

一つは、専門特化型

です。


総合型は、「R」とか「M」とか「P」のように様々な業界・職種を取り扱っている会社のこと。

専門特化型は、特定の業種を中心として取り扱っている会社のことです。
例えば、「医者・看護師」「研究者」「シェフ」「不動産」とかが代表的ですね。


専門特化型は、いわゆる専門職といわれるような職域でビジネス展開をされるケースが多く、最近はIT系やクリエイティブ系などで盛んなモデルだと感じています。

※例外として、障がい者の方を対象としている会社などありますがそこはいったん外して考えます。


そんな専門特化型では、その対応している業界の企業情報力が強いです。


なぜか?


◆理由

専門特化型には、その専門領域で仕事をされてきた方がご登録に来られます。というかほとんどその領域の人しか来ません。たま~に、なぜ登録された?という方はいらっしゃいますが・・・。

ご登録に来られる方々は、今の会社を辞めたい・辞めたの大体どっちかになるので、そこには様々な理由があります。

その中で、辞めたい理由・辞めた理由が企業起因の場合、その在籍していた企業の悪しきところ(もちろん全部が全部ではないし、超主観、自己中心的意見もあります)の情報が、たくさん入ってきます。

そのあたりの話は、推薦時企業の方に問われるケースが多いため、基本深ぼって聞くことが多いです。


そうすると、

・事業が崩壊しかけている
・売上が全然伸びていない
・ボーナスが出ると聞いていたのに出ない
・昇給があるというのに実態は昇給しない
・残業が36協定平気で超えている
・社内の人間関係が劣悪
・やばいやつが社内にいる
・結局家族経営
・パワハラ、セクハラ

などなど様々なご意見が出てきます。


これらの情報がたくさん集まっていくと、専門特化型の人材紹介会社は以下のように対応することがあります。

・求人は扱うけど、実態はよほどのことが無い限りその企業は紹介をしない
・その企業を他の会社に勧められ受けようとしている人にやめたほうが良いと伝える


その意図は

・求人は扱うけど、実態はよほどのことが無い限り紹介をしない

短期離職の可能性が高く、紹介料の返金が発生することが手間になるためであったり、短期離職をした場合なぜあんな人紹介したんだ的な紹介責任を追及されるため(本音:いや面接して取るって言ったのはお宅ですが・・・)

結局はリスクが高いというところになります。
また、専門特化型は特にですが、業界は言っても狭いため、変な会社を紹介する会社として噂が回ると社の評判も下がるという点もあります。


・その企業を他の会社に勧められ受けようとしている人にやめたほうが良いと伝える

これは単純に他の人材会社ではなくうちで転職してほしいという魂胆のもと、他社の会社をつぶすためです。
※潰す言い回しはいろいろあります。またこれについては別で書いてみようと思います。


という感じです。


で、これらを踏まえて人材会社を使っている企業の採用関係の担当者の方に覚えていてほしいことは、人材会社はそういうマイナス面の情報をちゃんと仕入れてますよということです。

人材紹介会社側の担当が、企業の採用関係の担当者の方とお話しするときにそのような話は絶対にしないため、わからないかとは思いますが、ちゃんと持っています。

それはもう過去の話で今は変わったとかもあるんですけど、そのような情報は広がりにくく、かつ信用できる情報がない限り、そんな簡単には信じることはできないということです。一度広がったマイナスイメージを覆すことは、世の中非常に難しいのです。


本質を捻じ曲げてでも人材採用する企業もありますが、せっかくとった人材が短期間で辞めていくほうが、よっぽどお金と労力がかかります。

良い人材の採用は、ちゃんとした情報開示と誠意が必要です。

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