CxO経験者が語る!Acompanyで働く面白さと過去の経験とは ①マッケイ(五十川寛基)の場合
CxO経験者から見るAcompanyで働く魅力とはどのようなものなのでしょうか。プライバシーテックスタートアップAcompanyには、CxOという重要なポジションを経験したことのあるメンバーが活躍している共通点がありました。そこで今回は、元CxO経験者から見たAcompanyで働く上で活きている経験や、働く面白さをテーマに、過去の経験も深掘りつつインタビューしました。
はまだ
皆さんこんにちはアカントピックです。アカントピックは不定期でプライバシーテックスタートアップカンパニーの働く⼈をゆるく深堀りするポッドキャストです。コメダヘビーユーザーの⾼橋(@ryosuke_nu)と、ペンギンかもしれないはまだ(@nehiru00991)がファシリを務めます。よろしくお願いします。
今回はプロダクト開発チームでゴリゴリAutoPrivacyの開発をリードしているチーフのマッケイさん(@mackay_1503)を深堀していきたいと思います。
マッケイさんよろしくお願いします。
マッケイ
よろしくお願いします。
はまだ
今回もチェックインから始めていきたいと思います。ということで、マッケイさんからよろしくお願いします。
マッケイ
お疲れ様です。そうですね。最近「冬」ということで雪山に行ってスノーボードをやりに行くことが多いんです。で、やったことのある人ならわかると思うんですけど、めちゃくちゃ体を使うスポーツなんですよね。ちょうど2週間前に雪山へ行ってきたんですが、スノーボードの疲れというか痛みが未だに体に刻み込まれていて…。なかなかハードなスポーツだなということで、冬も終わりそうなので、あと1回ぐらい滑りにいきたいですね。
高橋
お疲れ様です。みなさん春が来てますね。ということで、先日マクドナルドの「てりたま」を食べに行ってきたんですけど、卵って魅力あるなと、すごく感じましたね。卵ってすごいなと改めて思いました。今は物価高騰の煽りを受けて卵値上がりしていますが、メニューから無くならないことを祈っています。
はまだ
では私はマクドナルド繋がりで話したいと思います。お疲れ様です。自分、マクドナルドの「エグチ」が好きなんですが、あの商品値段バグっているなと思っています。「チキンクリスプ」もそうかなと思うんですが、中に入っているものを比べると安すぎるなと。今は値段違うのかな。
「マッケイ」とは誰か?
高橋
今回はマッケイさんにお越しいただきまして、色々深掘っていきたいなと思っております。マッケイさんはAcompanyの中でもマルチに活躍をしてくれています。もともと僕が2018年にはじめて出会っていて、かれこれ5年弱の付き合いになるということで、関係も長くなってきていて、そのあたり、出会ってからAcompanyに入っていくまでのところも今日ぜひ深掘っていけたらなという風に思っています。
早速ですがマッケイさん。自己紹介をお願いします。
マッケイ
改めまして、マッケイと言います。Acompanyに入ったのがおよそ1年ぐらい前で、今はエンジニア兼チームマネジメントをやっています。プロダクトのフロントエンド・バックエンドでエンジニアとして手を動かしつつ、お客さんにプロダクトを提供していく上で、社内でインテグレーションと呼んでいるのですが、どう使ってもらうかをチームで議論しながら、お客さんのデリバリーも含めて色々やっています。
高橋
そういえば、聞いている方はマッケイさんを外国の方だと思っていると思いますが、純ジャパニーズという理解で間違いないですか?(笑)
マッケイ
家計図を遡っていっても日本人しかいないと思います(笑)
高橋
なんで「マッケイ」なんですか?
マッケイ
毎回突っ込まれるたびに胃が痛いのですが、「謎のマッケイ」というかたちで進めていければと。
高橋
決まった返しがあるわけではないんですね(笑) 本名はマッケイではないのですが、すべての媒体の発信もマッケイでやっているので、このままいきます。 早速ですが、これまでどういうことをやってきて、どのような経緯でAcompanyへジョインしたのかというところを教えていただけますか。
マッケイ
長くなりそうなのでまずはサマリーからお話します。実は僕、大学に通っていたのですが…。
高橋
それ普通じゃないですか?
マッケイ
最後までお願いします(笑)
学生のときに学生フリーランスとして、個人事業主からキャリアをスタートしました。当時、いわゆる「webフリーランス」が流行っていて、会社のHPやサイトを構築する仕事をやっていました。そこからひょんなことがありまして21歳のときに起業。そこからなんやかんやあって、自分の会社を辞めてAcompanyに来ました。
高橋
フリーランス活動とのことですが、もともとエンジニアリングをやっていたのですか?
マッケイ
はじまりは中学生からでして、当時PSPというゲーム機があって、それを改造することが流行っていました。 家にパソコンがあったので、それを使って改造して。ここから、エンジニアリングみたいなものを面白いなと思い、情報系の学科がある高校へ進学。そこから本格的に勉強をはじめました。
高橋
20代中盤から後半のエンジニアの方は、ゲーム周りの改造とかからこの領域に入っている人多いですよね。
マッケイ
Acompanyに来てから「俺もやってた」みたいな話をみんなしてて、そんなもんなのかなと(笑)
高橋
PSPの改造とかやってた方はぜひAcompanyに応募していただけると、非常にフィットする可能性が高いのではないかと思います!
マッケイ
急に宣伝入りますね(笑)
アイデアを何十回も潰して全部無に返す
高橋
エンジニアリング自体には早くから触れているとのことですが、フリーランス時代は、具体的にどういうことをやっていたんですか?
マッケイ
初期の頃は、HP制作でHTMLとかCSSのベタ書きでLPをつくったりと、プログラミングと呼んでいいのかわからないようなことをしていました(笑)。たまにJavaScriptを書いたり、Wordpressに組み入れたりしていました。
高橋
そこから起業したとのことでしたが、どのような形で参画されたんですか。
マッケイ
前職の代表から声をかけられたのがきっかけです。そこから取締役CTOとして技術周りを一手に引き受けるポジションでジョインしました。
高橋
どんな開発をしていたんですか?
マッケイ
そもそも起業した会社が何をしていたかというところから話しますね。
共同創業者のCEOが教育にパッションを持っていた方だったので、最初は教育領域にフォーカスする事業をしていました。小学校や中学校のような公教育で、より勉強が面白くなるプロダクトをゴリゴリ作っていこうとしていました。いわゆる「AIを使って学習を効率化させてこうぜ!」といった感じでしたが、スタートアップあるあるで、考えたアイデアは何十回も潰して全部無に帰すみたいなことを繰り返しましたね。
高橋
Acompanyもそんな感じです。気持ちは痛いほどわかります…。
マッケイ
アイデアを作ってはピッチイベントで発表して全部ダメみたいなことを何度か繰り返してたどり着いたのが、企業のDXをオンボーディングするプロダクトです。愛知県は「ものづくり大国」ということもあり、この事業に辿り着きました。当時、顧客の工場まで片道一時間半歩いてプレゼンしに行ったりしていました(笑)。
高橋
ちなみにどういうプロダクトを作っていたんですか?
マッケイ
動画を使って従業員のオンボーディングを効率化していくというコンセプトでプロダクトを製作していました。YouTubeみたいに動画がクラウドに溜まっていき、新人研修や中途で入った方を動画で研修していくみたいな感じですね。面白い点としては、アップロードする動画をプロダクト内でつくることができ、Figmaというデザインツールの動画版のように、サービスにログインすると編集できるというプロダクトでした。
高橋
聞いていただいている皆さん向けに、僕は何も知らない感じで質問していますが、実は何度もプロダクト見せてもらっているですよね。本当、クオリティすごかったですよね。
マッケイ
そうですね。自分でもなんでこれ動いているんだろうと思うぐらいにはよくできていました(笑)
「大きいこと」にチャレンジしたい思いからAcompanyへジョイン
高橋
技術力の点では本当にすごいなと思っていました。 そこからなんですが、なぜCTOを辞めて、Acompanyへジョインしたのでしょうか。
マッケイ
サクッと辞めてサクッと来たと思われがちなんですけど、実は結構葛藤がありました。 もともと高橋さんとは、同じ名古屋大学のシェアオフィスに入居していたこともあり、何度もご飯へ行っていて、僕から見たら起業家の先輩みたいな感じだったんですよね。組織や会社のことで悩んだりしたら相談するという機会が結構ありました。その相談の中で、アーティストでいう音楽性の違いみたいに、「方向性が若干違うんじゃないか」と少し感じ始めたことを相談したことがあったんですね。
あの時は、スタートアップとしてやっている事自体はすごく刺激的で楽しかったので、よくあるちょっとした違和感だと思っていました。が、この違和感を高橋さんに相談したところ、「違和感にちゃんと向き合って話し合ったほうがいいんじゃないか」とアドバイスをいただきました。 これをきっかけに、前職の代表と「ぶっちゃけ俺こう思ってるんだよね」と一日中話して、辞めるという決断をしました。
もう一つの理由は、Acompanyは当時から名古屋ではイケイケのスタートアップとして有名で、後輩の僕から見ても、めちゃくちゃ面白いことやってるし勢いのある会社として見えていました。当時から高橋さんが「世界を狙いに行きたいし面白い領域」だと話していて、自分がやっている事業とAcompanyがやっている事業と未来をフラットに比べたときに、Acompanyのほうがどでかいことを成し遂げられるのではないかと思いました。 Acompanyという面白くてホームランが打てそうなスタートアップで自分のキャリアを築きたいということで、いろいろ捨ててAcompanyへジョインする決断を一週間ぐらいでしました。
高橋
ここは本当に難しいところですよね。これ逆もまた然りで、Acompanyが目指す方向性とのズレで離れていく人もいました。僕自身も、創業初期のピポットで組織全崩壊を経験していて。今思うと、小さく収まってしまうようなところを、もっと上を目指していくというかたちでの方向転換だったんですけど。
これって優劣とかではなく、「自分たちがどういうことをしたいのか」というところのギャップなので。そのギャップが埋まらずに離れていくことは、僕自身も事業の転換で経験してきて、痛みを伴ってきたところなので、すごいわかるなと。マッケイさんの場合だとその逆だったと思いますが。ここは本当に…大変だなって思います。
マッケイ
僕もぶっちゃけで言うと、この決断はフラットにロジカルに考えた上での結論であったものの、感情的な部分ではかなり葛藤がありました。 前職の代表と一緒に事業を立ち上げて、初期の頃とか給料もなしで、やることも決まっていない中からようやく1個のシードを見つけて一緒にやっていこうというかたちで進めていたので。今はサラッと話しましたが、実際にはもっとぐちゃぐちゃで混沌とした感情もある中での苦しい意思決定でした。
最後の最後まで迷いはありましたが、自分の原点に立ち返ったときに、やりたいと思ったことや、こういう世界にたどり着きたいという目標に向かうときは、自分にとって納得度の高い感情に従った意思決定をしてきました。心の奥底では「Acompanyへ行きたい。もっと大きなことをしたい」という気持ちがあったので。苦しい決断ではあったのですが、最後には本当に自分にとって納得度の高いところというところでこの意思決定をしました。
高橋
なるほど。これは本当に難しい意思決定だと思いますし、このあたり本当に正解ないですよね。
マッケイ
そうですね。「正解にするしかない」って、まさにこういうことですよね。
主語は「会社」。自分のスキルが活きるポイントを探る
高橋
ここからは、今マッケイさんがどんなことをやっているのかを聞いていければと思います。 Acompanyの中だと、マッケイさんと同じようにCxOクラスで経験を積んできて活躍している方が比較的多い環境かなと思っていて、そのあたり、当時の経験が今にどう生きているのか教えていただいてもいいでしょうか。
マッケイ
自己紹介のとおり、今はエンジニアリングの領域でプロダクト開発しているので、普段の業務ではプログラムとか書きながらプロダクトを作っているんですけど、Acompanyにジョインしてからの1年間を振り返ってみると、はじめはエンジニアとしての業務ではなかったんです。実は僕がジョインして最初にやった仕事は「エンジニア採用」なんですよ。
前職でゴリゴリCTOやってた人がエンジニア採用をやって、その後チームのマネジメントもし始めて。かと思ったら今度は、AutoPrivacyをぶちあげるためにプロダクト開発に手を出し始め、いつの間にかプロダクト開発をゴリゴリ進める人になっていました。 エンジニアリングだけじゃなく採用やマネジメント、どうお客さんに提供していくかという話もしながらここ1年間やってきたので、今何をやっているのかと聞かれるとちょっと困るなという(笑)。
本当にマルチに色々経験させていただいているなというところが、この1年かなと思っています。
はまだ
Acompanyの中でもだいぶ仕事の変わり方が激しい人ですね。
高橋
そうですね。マッケイさんは会社のミッションドリブンで仕事をして、しっかりカタチにしてくるという点が、単純なスキルだけではなくソフトスキルも含めて長けているというふうに感じています。
これは自分で会社をつくって、役員としてなんとかしなきゃいけない環境を何年も経験してきたゆえのものなのか、もともとそういう資質を持っていたからかなと思いますが、どうでしょうか。
マッケイ
これは両面あると思いますが、僕自身が何かをしないと何も起こらないし、すべてのミスが自分に降りかかるフリーランスと起業経験が長かったので、僕からするとそういう環境がデフォルトになっていると感じます。
「会社を主語にするのか、自分を主語にするのか」という話がありますが、ベースラインとして会社を主語にすることに違和感がないですね。「自分はこれしかしたくない」とかではなくて、「自分はこういうスキルがあって、会社としてはこういうミッションや課題がある」というところに自分がうまくマッチすれば全然やります。自分のやりたいことより、自分のスキルを活かしてどう周りに影響を及ぼせるかというところは、起業の経験を通してすごく活きているし、根本的な価値観にもなってるんじゃないかなと感じています。
高橋
それはすごく感じますね。Acompanyで、チームや会社目線で物事を考えている人は非常に多い中でも、マッケイさんはだいぶ際立っていますね。
特にすごいなと思ったのが、入社して1ヶ月も経っていないときのカジュアル面談で熱量がすごくて。カジュアル面談を受けた人に「実は入って1ヶ月ぐらいなんですよ」と言うと、すごくびっくりしていたことを覚えています。本当に当時、カジュアル面談から一次面談に進む割合が凄まじかったですよね。リアルに9割くらいいっていたのではないかな。
マッケイ
さっきの意思決定の話に関連しているのですが、自分自身が納得度高い状態でめちゃくちゃおもしろいと思って入ってきたところがあるので、どうしても前のめりになってしまうというか(笑)。 この熱量を分け与えたいみたいな感じで、Acompanyの魅力を伝えていましたね。あの時は、週に10回ぐらいカジュアル面談が入っていましたね。
高橋
そのあたりは、会社を主語にしながら自分のできるところの一番レバレッジが効くポイントがどこなんだろうというのを探求する力が高いんだろうというのは感じますね。そういう方はウェルカムなので、ちょっとでも思い悩んでいたらマッケイさんにぜひカジュアル面談の連絡ください。
TwitterのDMも開放されているので。
マッケイ
ぶっちゃけ今日あまり話せていない、パブリックにしづらい部分もあるので、クローズな場であればぜひお話できるかもしれません。
高橋
この流れの中で、マッケイさんがAcompanyの中でどんな人と一緒に働きたいのかというところをぜひ教えてもらえたらと思うのですがどうですか?
マッケイ
自分のスキルや得意な領域をどう活かしたら周りに良い影響を与えたり、良い方法に向かうのか考えることができる方がすごくいいなと思っています。 会社としてこういうことやりたいよね、みたいなときに「それおもしろそうだから。自分だったらこういうふうにやれるから。じゃあ一緒にやりましょう」ということができるようになると思います。 「俺こんなスキル持っているから任せてくれ」みたいな、自分のスキルを活かす場所を探している人は、一緒に仕事してて楽しいです。僕も知らない分野がたくさんあるので、刺激を受けられるし、僕自身が強みと思っているスキルもあるので、そこのコラボレーションをチーム内でやって、どでかい結果を残せるような組織になっていけたらいいんじゃないかなと思っています。
高橋
ありがとうございます。 ちなみに募集してるポジションとかあるんですか?
マッケイ
ありすぎて言いづらいんですが、フロントエンド、バックエンド、インフラ、SRE、なんでもござれという感じで(笑)
高橋
これを聞いている該当エンジニアの方はとりあえずマッケイさんにDMしていただければということで。
マッケイ
つまりエンジニア全員ということですね。
高橋
最後の質問なんですけれども、Acompanyのバリューか行動指針で一番好きなものとその理由を教えてください。
マッケイ
バリューの「Be Cool. Be Hacker.」がすごい好きです。最近バリューや行動指針のアップデートもありましたが、このバリューの生成背景を聞くとエモいなと思います。
今でこそ40人くらいメンバーがいますが、かつて内部分裂して高橋さん一人になったタイミングで、今海外責任者の近藤さんと2人でいるときに、「どんな会社にしたいか」をめちゃくちゃディスカッションして出てきた「Be Cool. Be Hacker.」というバリューが、脈々と受け継がれているエモさがすごい好きです(笑)
はまだ
いつかは2人でそれ語ってほしいですね。
マッケイ
確かに聞きたい!
高橋
今度近藤高橋会でバリューについてやりたいですね。
マッケイ
こんなエモいバリューがあるのかとずっと思っているので。
高橋
当たり前に出てくる感覚になってますよね。
マッケイ
そもそも言いやすいですしね。するするって出てくるのでそれも含めてめっちゃいい。
高橋
なるほど。Be Cool. Be Hacker.がマッケイさんの推しということで。カルチャーデックにも詳しく書いてあるので、気になった方は御覧ください!