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R&Dの魅力とは?天才たちが集まるAcompanyのコアチームを解剖してみた

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秘密計算や合成データをはじめとしたプライバシーテックの基礎研究を推進するR&D。今回はAcompanyの「コア」とも言えるR&Dチームとはどのようなメンバーが揃っているのか、どのような仕事をしているのか、そしてR&Dの魅力とは何か…。 2022年新卒入社でありマネージャーの牧野充朗さん、同じく新卒入社の歌島侃勇さん、そしてIPA(情報処理推進機構)の『未踏IT人材発掘・育成事業』の認定スーパークリエイターであり2022年8月に入社した櫻井碧さんの3人に話を聞きました。

まず自己紹介とAcompanyに入社したきっかけを教えてください。

櫻井:
大学は早稲田大学の情報理工出身です。大学院時代に研究した内容が未踏に採択され、一応未踏のスーパークリエイターです。とは言いつつも、学部3年まではそこまで気合の入った人間ではなかったんですよ。4年で研究室配属になり、教授の紹介で「因縁の敵」でもあるIntel SGX(SGX)に手を出しました。
このSGXはかなり難解で、まずディベロッパーリファレンスが350ページあるんです。それ以外にも、何か仕組みを記載したホワイトペーパーが110ページ以上あって。「読めるかこんなもん」って思いました。と言いつつも、最初全部のコードから入ってってゴリゴリいじって。挫折しながらそれっぽいことをやり始めたという感じですね。SGXって、知る人ぞ知るものというか、開発難易度が非常に高いんですよ。
その中で、研究室の先輩が秘密計算の研究をしていたので、SGXを使って秘密計算を実現しようと試みていました。ただ、やっといい感じの構想が浮かび始めたのは、実に大学院に入ってからでしたね。これをベースに2019年度に未踏に採択されました。 この2019年は面白くて、同期に準同型暗号やってる人がいたんですよ。ただ、TEEと準同型暗号は秘密計算界隈では非常に仲が悪いので、ある種プロレスのように切磋琢磨しておりました。本当、秘密計算的にも刺激のある年でした。

R&Dチーム 櫻井碧さん

そこから新卒でIBMへ就職しました。ここでは3つのプロジェクトを担当しましたね。中でも2つ目のプロジェクトは提案から最後のリリースまで1年以上担当しました。 そのあと3つ目の「ヤバい」プロジェクトがはじまった時に、Acompany CTOの近藤さんからTwitterのDMで連絡もらって。その時Acompanyの存在ははじめて知りました。そこからコーポレートサイトとか色々拝見して、秘密計算でビジネス化できて、一つの企業として動いているところに魅力を感じたことがきっかけで入社しました。

歌島:
大学は福岡県にある九州工業大学の情報工学部出身です。その中でアルゴリズムが面白いなと思い、アルゴリズムとか研究している研究室に入りました。ここでは、大学4年の時と修士2年の時の2回、国際学会で論文出しました。当時の研究はLCS(最長共通部分列)の拡張した問題をやっていましたね。
この当時から共通してアルゴリズムに関することは好きだったので、競技プログラミングコンテストの「AtCoder」を始めました。当時、大学でAtCoderをやっている人はあまりいなかったので、1番になってやるぞと。その結果か、「青色」までいきました。研究室内でも布教しましたね。
就職もAtCoderを通じて探していて。その時Acompanyに出会って、内定者インターンを経てこの4月に入社しました。

牧野:
僕は名古屋大学工学部の建築学科ですね。勉強も物理と数学ばかりをやってたような感じでした。当初は情報か電子か機械か量子系のところに行こうかと思ってたんですけど、何を血迷ったのか、入試の前にスティーブ・ジョブズの本を読んでしまって。その時に思考が、デザインを学んだ方が1回いいんじゃないかっていう…。デザインも学べるであろうと勝手に想像して、建築学科に入学しました。
大学時代はラグビー部と大学の課題でめちゃくちゃ忙しかったですね。特にデザインの課題が死ぬほど重かった。他にも数学の課題にも追われていました。永遠に課題と部活に追われて生きてた感じですね。
大学時代の研究は、エアコン周りのデータ解析の研究していました。大学院に進んでからは、エアコンの気流解析で流体計算をしていました。そこから建築での快適性とかのの評価基準が生かされてないと感じ、建築での評価指標を評価関数として、流体と深層強化学習を使ってエアコン等の設備を制御するという研究をやっていました。
Acompanyとの出会い、というか代表の高橋さんとの出会いは、大学院に進んだ時、たまたま縁があって始めた名古屋のスタートアップでのインターンですね。そこの同期だったんですよ。
ただまあ、色々あって。1年くらいふらふらしている期間が生じて、その時に高橋さんから誘われてAcompanyに入社した感じです。ある程度数学ぽいことができる点と、残業がない点と、あと愛知県に住んでいたかったのでここらへんが決め手だったと思います。

R&Dのエンジニアから見た、「プライバシーテック」の魅力とはなんでしょうか?

牧野:
やはり、数学ができることが大きいかな。割と数学っぽいことを本当に仕事にできるケースがほとんどなくて。データサイエンスも誰かが作ったアルゴリズムをゴリゴリ回す感じですし、流体とかもそう。もちろん既にあるアルゴリズムを高度化する面白さはあると思うんですけど…。既存のものを使って何かやるっていることには、自分にとっては面白くないなと思ってしまいます。 一方で、プライバシーテックは黎明期。結構アルゴリズムからなんかちゃんと作らないといけないところが逆に面白いなって思っています。

R&Dチーム マネージャー 牧野充朗さん

歌島:
要約したら牧野さんと同じようなことです。自分も理論を扱いそうなところが魅力に感じています。
あと秘密計算は実用化の面で黎明期なので、開拓していく方が面白いと思っています。

櫻井:私は他のお二人とは違って院時代から秘密計算を触っていて、どこかで使えないかなという感じで思っていました。秘密計算を含めたプライバシーテックが普及したら、世界の役に立つなと純粋に思いますしね。
そう思って未踏で秘密計算とSGXで作ったんですけど、法律の整理やプロダクトを売るということは、1人じゃ無理なんですよ。あの時作ったやつは、その後展開せずに放置しているんですよね…。

普段はどのような仕事をしているのでしょうか。

櫻井:
ゴリゴリ理論寄りの研究と、機械学習を回したりしています。そのほかにも、法務の専門家と議論とか。TEEの勉強会とか、ブログ記事とか、なんだか色々やっていますね。
これは完全に余談なんですが、法務の専門家の人と話していて、我々は数式で話しすぎてるなってのは実感しましたね。数式で書けば考えていることが共有できてしまう錯覚があったんですが、どうも違うなと。ただ、彼らと議論していて、法律方面で疑問に思っていることを解決してくれるのでここは物凄くありがたいし、他の会社だとなかなかないのではと思っています。
実際にこうやって法律の専門家と机並べて議論するということは未踏時代にはできなかったことななので、非常にいい体制だなって思います。

R&Dチーム 歌島侃勇さん

歌島:
リサーチして、論文を読んで、記事読んで、一通り洗い出して、記事にしたり実装したりなどですね。今までだとk-匿名化とか、秘密計算の理論部分の調査もやっていましたね。あとは秘密計算周りのアルゴリズム作ったりとか。
ブログも結構書いていて、「MPC技術入門シリーズ」を担当していました。
今までやってきた仕事で一番楽しい瞬間でいうと、自分で組んだプログラムを回している時が楽しいですね。いい感じに組めたやつを回すと楽になるのでいいなと思っています。

牧野:
一応R&Dのマネージャー業をしています。ある程度メンバーのタスクの確認と方向性の決定みたいなこと、ピープルマネジメントをやっていますね。あとは、チームの意思決定だったり、細々としたことをやっています。
櫻井さんも言ってましたが、R&Dとしては法律をハックするじゃないですけど、法律に対応したアルゴリズムを考えている感じですね。

AcompanyのR&Dの魅力はなんでしょうか?

牧野:
ここまで数学の理論的なことやれるとこあんまないんじゃないかな。あとは、名ばかりR&Dではないところも魅力かも。ちゃんとリサーチから入って研究していますね。それに最近はアカデミックな活動もちょっと入れつつあって、だんだん面白くなっていきそうだなと。
あとは、これ結構僕の結局かなり個人的なことになりますけど、みんなやっぱ頭がいい人が多いので、仕事がしやすいということはありますかね。

歌島:
理論的なことをやれるっていうのは自分もいいなと思ってます。 あと、めちゃくちゃ働きやすいです。牧野さんは「残業ないところ」を言ってましたけど、ほかにもフレックスで開始時間が決まっていないし、リモートでもokだし、マイペースにやれる感じがいいなと思っています。

櫻井:
AcompanyのR&Dは、アカデミックみたいにガチガチなわけじゃないし、いわゆる一般的な大企業の研究開発部門でよく耳にする制限もなく、中間のちょうどいい研究開発ができるのはいいかなと思っています。
またみなさん非常に優秀なので、クビにならないか不安だなあ。アルゴリズム作っても、わりかし高度な話とかもできたりして、そういう意味でも働きやすいなと思いますね。
あと歌島さんも言ってましたが、働く環境が鬼のようにいいです。やはりフレックスで働けるのはいいですね。午前中に自己都合の用事を差し込むことができる。私は結構夜型なので、11時12時に起きて夜に多めに仕事するみたいな体制が取れるのは非常にいいなって思います。いや、ここから普通の企業にはもう戻れないなというのが正直なところですね。
皆さんありがとうございました!

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