フランス語学習 in Paris 学校選びのポイント

前回は調香の勉強をするために事前に調べた学校の情報をご紹介しました。
そしてフランスの香料会社でインターンシップをする事を目標に掲げた私がまず最初にクリアすべき課題、フランス語の勉強についての体験談をお話ししたいと思います。

フランスへ行くにあたって、色々なビザの種類があると思います。
3か月以内の観光ビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、配偶者ビザ、ワーキングビザ等。
その人の滞在目的等によって取得すべきビザは異なり、必要書類や手続きも異なってくると思いますし、同じ学生ビザでも当時の手続きや書類と今必要なものとでは異なってくると思うので、そのあたりの説明は割愛します。

日本で地方に住んでいる頃に通ったアメリカ人先生によるフランス語講座と、東京へ出てから仕事の隙間時間で受けていたフランス人先生からのプライベートレッスンのお話には少し触れましたが、とにかくフランスへ立つ際の私のフランス語レベルは自己紹介ができる程度で、暗記しているフレーズを言えるだけ。
自分で文章を作ることはできませんでした。

私のフランスで目的は語学勉強→調香の勉強→インターンシップでしたので、学生ビザの取得をしました。
現在もここは同じだと思うのですが、まずビザ申請前に学校の入学手続きをしておく必要があります。
そこで学校選びですが、安い学校から高い学校、私立か大学付属か、どの地域で学ぶかと選択肢はたくさんあります。
仲介業者にお願いするという手段もありますが、私は全て自分で行いました。
知り合いでフランスに留学した人も当時はいなかったため、基本的にはインターネットによる情報収集で学校を決め、申し込みをしました。

最初に選んで申し込んだ学校がソルボンヌ大学のフランス文明講座です。
学校が本当にいいのかどうなのか、インターネットの情報だけでは判断できなかったため、お試しでと最初は半年だけ申し込んでいたのですが、1年間のビザを申請した際、半年のみの登録だと1年分のビザは出せないと言われたため、結局約1年分の講座の申し込みをしました。
この学校に決めたポイントとしては、ネットで検索したビザ申請情報で、学校によってはビザが下りないことがある等と記載してある記事があり、ビザ申請の許可が出る出ないの判断基準は明記されていません。
そのためソルボンヌ大学やパリ・カトリック学院、大学付属の講座は政府機関の信頼もあるためビザ申請にも問題ないだろうといった記事を読んだため、その中で自分の予算からこちらにしました。
ビザがおりる前に学校に申し込み、お金を払う必要があるため、ビザ申請したら許可がおりず学校代が無駄になるといったリスクを取りたくなかったため、そして政府機関の信頼があるのならばよい学校であるだろうと思ったためです。
実際は申し込みだけを行っておいて、期限内であれば後から入金するという事も可能だったという事を渡仏後に教えてもらいました。
また万が一ビザがおりなかった場合は、その理由を説明すれば、返金してもらえると思います。

渡仏後すぐはソルボンヌ大学フランス文明講座の前期、後期、夏期講習に通いました。
この夏期講習中、それからこの学校のコースを履修後、別の語学学校にいくつか通いました。
授業の内容やなぜいくつかの学校に通うことになったかといった詳細はまた別の記事でご紹介してきたいと思います。

私の印象ですが、ソルボンヌ大学の講座やパリ・カトリック学院の生徒さんはフランスに到着したばかりの留学生や仕事の関係でフランスへ来られた方、またその家族の方が多い気がしました。
それから日本の代理店を通して紹介される学校にははやり日本人が集中してしまいますし、安めの語学学校にはワーキングホリデー目的で渡仏している方が多い印象でした。
ワーキングホリデービザでは学校登録は必須ではありませんが、やはりフランスで生活していく上で語学を学んでおきたいという方がお手頃な価格の語学学校へ通いながら自分のやりたい事を1年間やっているといった感じでしょうか。
そして格安の語学学校には長期でフランス滞在している留学生が多く、はやり語学学校代はかさむので、できるだけ安くすませたいし、ビザ申請のために学校登録も必要になってくる、といった理由で長期滞在の留学生が多いのだと思われます。

この格安の語学学校、少し要注意なのが、教え方の上手な、情熱を持った先生方もたくさんいらっしゃるので魅力的な学校もあるのですが、私が過去登録していた格安語学学校は2校倒産しました。
厳密には1校は、学校の経営者が逮捕され、突然学校が閉鎖、必要書類も何も手にでないという事態に陥りました。
その代わり、その学校のある区の警察署で学校が閉鎖された旨を証明してもらう書類をもらい、すべての書類が用意できない事を証明する公的書類を用意してもらえたため、無事ビザ更新に行くことができました。
学校が閉鎖、もしくは倒産すると、当然ですが登録していた期間学校に通うことができない上に、登録していたお金も返金されることはありません。
そして学校へ行かなければビザは出ないため、再度別の学校を見つけてきて登録し直す必要が出てきます。
そういったリスクもあるという事を考えた上で、ある程度の信頼と実績のある学校も場合ないとは言い切れませんが、ビザ申請をする最初の学校としてはお勧めな気がします。

どの学校を選んでも、語学学習だけでなく、日本に住んでいたら会うことのできない方ばかりでとても貴重な出会いの場となります。
こんなことをしている人がいるんだ!とか、こんな夢を持ってフランスに来たんだ!とか、こんな仕事があるんだ!とか。
それぞれの人がその人なりの目的をもってフランスへ来るわけですから、本当に一期一会でお金では買えない経験、出会いになると思います。

私が通っていた学校や知り合いで通っていた人がいた学校をリストにしました。
その中で閉鎖された格安語学学校は既に存在しないためこちらには記載しません。
他にもまだまだ学校はありますが、学校検索は今ならインターネットで簡単にできると思いますので、は知っているところだけにしております。

パリの語学学校情報

■ソルボンヌ大学フランス文明講座
https://www.ccfs-sorbonne.fr/

■パリ大学内のフランス語講座
https://u-paris.fr/eila/fle/

■パリ・カトリック学院
https://ilcf.icp.fr/

■アリアスフランセーズ
https://www.alliancefr.org/

■リューテスラング
https://www.lutece-langue.com/fr/

■キャンパスラング
https://campuslangues.com/

■フランスラング
https://sejour.fl-france.fr/

■AAAパリ
https://aaaparis.net/fr/

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