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自己分析

 一度引退後、J3の舞台で現役復帰した僕。その際に、きちんと自己分析を行い、チームに貢献するために”作戦”がありました。

何で勝負するのか?

 サッカー選手といっても、だれ一人として同じ選手はいませんよね。もっと範囲を狭めて、ドリブラーといっても様々な特色があります。そんなことわかってるよ!と思っていても、実際にピッチにたつと多くの選手、指導者のかた、保護者の方が見落としている気がします。

YouTubeや様々なメディア

 現在は手軽に様々な映像を見ることが出来ます。それ自体はとても素晴らしいことです。ある分野に特化して勝負していて、上手なやり方だなと思います。

 自分がサッカーの試合で役立てようとその映像を見て個人練習に励む。時間をかけて技術の習得をした。何も問題がないように感じます。でも、どの場面でその技術を発揮するのかを理解していないと、ただのサーカスになります。

練習がうまくなる

 同じ練習を繰り返し行うと、その練習自体は間違いなくうまくなります。ただ練習の動きがうまくなっても、試合でできなければ意味がありません。練習は試合の一部を切り取っているだけです。練習と試合がつながるようにしていくのがポイントです。

自分はどんな選手でどんなことができて、何をしたいのか。

 様々な練習を行う前に、自分はどんなことが得意でどんなことがしたいのか、自分の中で整理しましょう。そして自分の得意分野で闘うにはどうすればいいか考える。そして、練習をする。

 この整理がないまま、色んな事ができても、試合で効果的なプレーは難しくなります。今、自分のこの練習が試合のどの場面の練習なのか意識しましょう。

現役復帰の作戦

 僕が現役復帰し、チームに合流した際、すぐに自分と味方の特徴を観察しました。そこで出した僕の作戦は、

〇マイボールの時は、パスが上手な味方に簡単に預ける。

〇ミスを減らす

〇ゴール前の守備で必ず相手にコンタクトする

でした。

 少し現役を離れた期間で、パススピードやパスの飛距離が落ちていたんですよね。(ここは時間の経過とともに少しずつ改善はされていきましたが)だから、周りの近い選手に早く預けていました。

 ミスを減らすというのは、ずっとサッカー選手として自分が大切にしてきたことです。難しいことは得意ではないので、シンプルにプレーする。ミスを減らすことで、チームにもリズムが出ると考えてプレーしています。

 最後の点をとる場面は、意外性やスピード、力強さなどが必要です。僕はその能力があまりないので、しっかり守備をして、ボールを奪って味方につなぐ。これでチームに貢献しようといつも考えています。

 最後のコンタクトするというのは、多くの選手が避けたい。痛いし、怖いし。でもそこで逃げないことを誰よりもすることで、存在価値が出せるかなと考えていました。そのおかげか、打撲系の怪我や骨折をしましたけど(笑)

まとめ

 個人練習をするときは、全体を考えて、何のためにこの練習をしているのか考えましょう。個人練習はボールに集中しすぎて、ヘッドダウンにつながる危険性があることも注意が必要です。

 サッカー選手は皆同じでなくていいんです。これは社会でも一緒ですね。だから、自分ができることで勝負すればいい。その為に自己分析が必要です。

 何が得意で何がしたいのか。そんなことを考えながらサッカーに取り組めば、いろいろと自分で考えながらプレー出来て、楽しくなると思います。

 この文章が一人の子供の背中をおすことにつながったらいいな。

 楽しく、考えて、たくさんチャレンジして、たくさん成功しよう。

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