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神戸の動きを記者発表資料から読み取ってみる②ヘルスケアの取組

神戸市のプレスリリースを紹介する背景

まちの情報源として自治体のホームページの市政情報欄には必ずマスメディアに対してプレス発表したものが掲出されています。

私視点で「面白そうな取り組み」、「チャレンジングな取り組み」、「知っていたほうがいい情報」などの軸で情報をピックアップしてnoteで勝手に解説出来たらいいなあと思います。

パート1はこちら↓「LINE×神戸」↓

今回は年末から年始にかけてプレスされた「ヘルスケア」に注目。

12月21日
『神戸市ドコモ生体センシングサービスの実証事業を拡大展開 ~プライバシー配慮型生体センサーを1フロア全ての個室に導入~』

神戸市とNTTドコモの協働実証実験です。
ICT・データで地域課題の解決する。目指しているのが、
「高齢者等の包括的見守りモデルの創出」

2019年からそのステップとして、プライバシーにちゃんと配慮した生体センサーを使って、高齢者向けの「生体センシングサービス」(実証事業)を実施しています。

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この実証事業の結果、これは介護職員の負担軽減に有用だと分かったので、2020年度は設置台数を拡大して実施します。

本実証事業は、2019年3月に神戸市とドコモが、「ICTを活用した安全安心なまちづくり」を目的とする協定を締結したことから始まった取り組みのひとつです。

介護の仕事は、コロナ禍でますます不可欠なサービスとなっています。
しかし、2020年10月の「介護サービス」の有効求人倍率は、兵庫県3.72倍(全国3.85倍)と高く、要するにめちゃくちゃ人手不足ということです。
なぜならみんな重労働だと思っているから。
この取り組みが介護の仕事の負担を少しでも和らげることができたらいいなあと思います。

1月6日
UNOPS GIC Japan(神戸)『ヘルスケアで新興国市場に挑む』セミナー開催!

まず、そもそも「UNOPS GIC Japan(神戸)」ってなんなん?って方もいますよね。

まず「UNOPS」は、国連プロジェクトサービス機関です。「UN」ってついてるので「国際連合」ですね。その期間が神戸にあります。結構すごい!

その機関(UNOPS)が、神戸市にグローバル・イノベーション・センター・ジャパン(GIC Japan)を開設しています。なんと世界で3つ目の拠点!アジアでは初です。これはほんとスゴイ!

でその「UNOPS GIC Japan(神戸)」が何をやっているかといえば、国内外のスタートアップを集積させて、持続可能な開発目標(SDGs)の課題解決につながるような、新製品や新サービスを創り出すことを目的としたインキュベーション施設でなんです。

ここで採用されたスタートアップの製品やサービスは世界中で導入される可能性があるというワクワクものです。

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今回のUNOPSのプレスリリースは「多様化するヘルスケア分野の市場ニーズについてセミナーを開催する」というもので、単なるセミナーの案内ですが、今後、ヘルスケアに関するスタートアップが集まり、世界に向けて動いていくんだろうなあと思います。神戸から世界へ。

ちなみになんでUNOPSが神戸に?って感じかもしれません。

神戸市は、スタートアップの分野で、国際的に注目されるプログラム“500 KOBE ACCELERATOR”のほか、スタートアップと協働する行政のオープンイノベーション“Urban Innovation KOBE”などに取り組んでいて、こうした先進的な取組みと素早い行政の動きが評価されて選ばれたらしいです。動きが早いのは大事!もたもたしてたら色んなものが逃げちゃいますね。

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