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加計呂麻島、これが伝説の実久ブルー :2023.05

2023年5月。奄美と同時に行った加計呂麻島。
とにかく見てみたい実久ブルー。
港まで車で行って、原付借りて、1日堪能するぞと予定をたてる。
奄美はほとんど予定をたてなかったのだがここだけはしっかりと。

まぁ、そういうのに限ってうまくいかないもの。
奄美初日のゲストハウス。夜、飲みながらしばらく奄美を旅行している方と話していると、加計呂麻行きのフェリーは整備中とのこと。

嘘でしょ。

調べてもそんな情報無し。頼りはその方からの情報のみ。フェリーの代わりに重機等の運搬船に乗れるとのこと。ただし乗り場は全く違うとこ。
しかも午前中は航行無し。
まぢか。上陸は半日のみ。悩んでも仕方ない。とにかく行くだけ行ってみる。距離感わからないので行ってから考えるとしよう。

と、いうわけで原付きを借りて教えてもらった船着き場へ。受付も何もない。とりあえず駐車場らしきところで待ってたら何台か車が来るがどうやら他の人達もどうしたら良いかわからないらしい。しばらくして、はい、乗ってーっと声がかかる。良くわかんないけど乗ってしばらくしたら出発、船上で集金。
ア、アバウトだなぁ。でも船のおじちゃん優しい。なんかありがとう!

こいつが相棒

ホントに運搬船。客席とかはない。屋根もない。あぁ、写真撮るの忘れた。

こんな写真しかないや

上陸してとにかく北を目指す。実久を目指す。一目散に目指す。
途中の海がどえらい美しさ。やっぱり思わず止まる。ガジュマル見に行く。どえらい大きさ。

やっぱ寄り道せずに向かうのは無理。
てか、原付がめちゃ気持ちイイ。
どのみちスピード出せないんだから車じゃなく風を感じる原付は大正解。

そして到着。呆然。声が出ない。

なんだろう。エメラルドグリーンなのに透明。

そしてなぜか誰もいない海岸。独り占め。
他にも行きたいとこあったけど、あー、もういいや。しばらくここにいよう。海眺めよう。ぼーっとしよう。

というわけにもいかないなんせ夕方の船に乗らないと帰れない。名残惜しいけどしばらくしてもと来た道を帰る。

調子にのってスピード出してたら前からパトカーが。危ない危ない。気をつけよう。
ゆっくり走ってると後ろから同じパトカーに抜かれ、しばらくするとまた前からパトカー。
さっきからこのパトカー以外はすれ違ってもないし追い抜かれてもないぞ。
なんのパトロールだよ。

帰りは道がわかってるせいか思ったより早く戻れた。余裕を見てたけどそれ以上に時間があるのでもう少し足をのばしてみる。

「タテカルポイント」
たぶん観光地でもなんでもない。でも時々ネットで紹介されてる。
車一台分くらいの幅の山道をとにかく走る。
ついた場所には何もない。路肩に丸太が置いてるだけ。

聞こえるのは風で揺れる草の音と遠くに見える海からの波の音。
それ以外何も聞こえない。 
海はかなり遠くに見える。でもそこから波の音が聞こえるくらいの静寂。

やばい、これなんか心が揺さぶられるやつだ。
自然と呼吸が深くなる。
なんかわかんないけどありがとう。

あ、やべ。帰らなきゃ。
というわけで急いで帰った港の売店で売ってたこれ。ああ、ごめん。私ゃ苦手でした。好きな人ホントにごめん。

加計呂麻の最後の思い出が、これになっちゃったよ。

おわり


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