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るろうに剣心最終章2部作を見た感想

この度Netflixにてるろうに剣心最終章2部作(The FinalとThe Beginning)が配信されていたので初視聴した感想になります。
※ネタバレが含まれますので、未視聴、視聴予定の方はお気をつけください

The Final

原作で言うところの「人誅編」のお話。 雪代縁率いる変態集団による襲撃から始まる原作でもひときわダークなシリーズで、唯一映像化されていなかった部分でもあります。

余談ですが昨年末に突然新作アニメプロジェクトの情報が出ていましたね。 最近は結構古いアニメや漫画を原作通りリメイクするのが流行りなので人誅編も含めてアニメ化してくれるんじゃないかと楽しみですね。

新北海道編で志々雄サンの頭がパックリ割れたりしてたので一抹の不安もありますが・・・

閑話休題。

さて縁の軍団ですが、一部メンバーが変わっていました。
特に戌亥番神が乾天門という謎キャラになっていて「誰やお前!!」となったんですが、調べてみたら戌亥番神と外印は実写第1作ですでに同名キャラの別ポジションとして出てたらしいですね。完全に忘れてた。

完全に「戌亥番神」な乾天門
こちらは誰だか分からない戌亥番神

ちなみに外印もリストラされていて「あーまぁあの描写無いみたいだし(後述)前作で1回話がぶった切れてるからしょうがないかー」とか思ってたんですがこちらも第1作で出てたっぽいです。完全にry

でまぁ、いない外印は仕方ないとしてほかメンバーのビジュアル再現度が非常に高くてここは実写るろ剣クオリティで安心して見ていられました。
アクションもすごい。スピード感すごい。Begininngでもだけど割とポロポロ敵の腕が切り落とされる。

ストーリーの方は、これまた外印がいないからなのか、R指定的になのか、単純に尺の都合なのかは不明ですが、「薫が死ぬ(死んだと偽装される)シーン」が完全に無かったことになっているのが少し残念でした。
剣心の心が一度折れてしまってからの立ち直りシーンは(剣心が今後の生き方、あり方を決意するので)人誅編の中でも結構重要なシーンなんですが。

で、一つ大きな問題があるとすれば蒼紫と操。
蒼紫(伊勢谷友介)が京都襲撃シーンで一般人を助けるために負傷、戦線から離脱。
その後、縁の根城に突入するシーンでは操(土屋太鳳)が蒼紫に代わって大活躍。大活躍・・・というか大活躍しすぎ。

操が戦う相手は八ツ目無名異なんですが、操は他のメンツ(斎藤や左之介)に比べたら戦闘力は数段劣るワケで、そんなキャラが無名異には勝てないでしょ!?という感じです。
※原作では無名異は斎藤が倒す

伊勢谷友介氏のお薬事情に影響受けてるんだろうなぁ、と邪推してしまいます。そうやって見ると操は上司の不祥事を体を張って償う部下の鑑なのでは・・・(いや自分の不祥事を部下に尻拭いさせるな)

ちなみに八ツ目無名異、ちょっとオードリー春日似で怖い。

また、最終盤で我々の神木隆之介こと瀬田宗次郎がサプライズ登場するのがアツいですね。こういう「過去の強敵との共闘」は世の中の全男の子が好きなやつです。

The Beginning

剣心が人斬り抜刀斎時代、明治維新の背景を語る原作「追憶編」のお話。
Finalでもちらっと映像が映るんですが、本当に一瞬しか語られず「あれ?追憶編は?」と思ってたらBeginningのほうがまるっと追憶編だったという。(最初は人誅編、追憶編まとめてFinal+Biggining的な構成だと思ってた、というかBeginningが「色々片付けて剣心たちの新しい始まり」的な意味合いだと思ってたんだけどマジの「始まり」の話だった)

さてこちらは巴(有村架純)がちょっと個人的なイメージと違うなぁなんて思ってしまいました。
なんというか「可愛すぎる」んですよね。
有村架純可愛い。
和服の有村架純めちゃ可愛い。
が、巴は「可愛いより綺麗系」というか、もっとクールで無表情な綾波レイ的な(それ以上言っちゃいけない)

ちょっと幼気に見えます

あとは時代的に一番過去の話なのに(Final共々)一番最近撮影されているのでキャスト陣がみんな一番年取ってるという実写化特有の問題が起きています。佐藤健はほとんど変化がなくてすごい。
とはいえ過去編になるのでどっちにも出演しているキャストって剣心と斎藤くらいなので案外問題ないのかもしれませんが。

して、気になったのは闇の武こと辰巳さん。
ヒトコロスイッチでズタボロにされた剣心に対していつでもトドメをさせるのに舐めプに舐めプを重ねた結果、巴が近づいていることにも気づかないくらい気分が高ぶっちゃって最終的に虚を突かれてやられてしまいます。
いい加減にしろ。

最後に剣心が家を焼いて去るシーンはグッと来ました。(確か原作には無かったシーンだと思う)

こうやって見てみて思うのが、るろうに剣心の実写版は本当に「数少ない漫画を原作とした実写映画の成功例」だなぁということ。
特に今作のような「バトル物の少年漫画」を原作とした実写映画(に限らずドラマ等も含めて)でここまで成功している例は他にパッと浮かびません。

失敗している例ならポンポン思いつくんですが。

上で書いたビジュアル的な話もありますが、ストーリーの改変もギリ許せる範囲というか、さじ加減が上手いなと思いました。
興味がある方は是非見てみてください。

ちなみに星霜編は・・・まぁ間違いなく実写化されることは無いでしょう。

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