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オカルトちゃんは語れない(と、亜人ちゃんは語りたい)を読んだ感想

先日「亜人ちゃんは語りたい」を読み終わりました。
ていうかいつの間に完結してたんだ、っていう感じなんですが・・・

以前アニメをやっていた際にリアルタイムで見てうるっと来てしまい、そのまま原作を購入し定期的に追いかけていたんですが、いやぁ全編通して良い話でした。
亜人という存在の社会的な立ち位置、青春、自立や成長といった題材で全体的には意外と社会派な作品なのかなと思いました。

転じてスピンオフ作品のオカルトちゃん。
こちらもいつの間にか完結していたので最終2巻を購入して読了。
いやぁめちゃくちゃおもしろいですよね。本編喰っちゃってない??

座敷わらし(ざしこ)を中心にいろいろ身の回りで起きる怪異を伝承を元に科学的に、ちょっと乱暴に言えばこじつけ的に理由付けをしキャラクターとして登場させて物語を解決に導く、という展開が非常に好み。
もともとオカルト話が大好きなのもあって知っている単語が出てくるとちょっと興奮してしまいますよね。
やまびこといった「それ怪異なの!?」という題材からぬりかべなどの超有名妖怪、犬鳴村、ヴォイニッチ手稿まで出てきてワクワクが止まりませんでした。

そんな感じで個人的には本編、亜人ちゃんよりオカルトちゃんのほうが好みでした。絵柄も本編に非常に寄せてあって素直にすげーなと思いました。

まぁ本編は上述の通り女子高生の社会的・精神的な成長物語であるし、
オカルトちゃんは(最終的には)世界規模の怪異との対峙の物語だし、
世界観は共有していますがベクトルの全く異なる作品なわけで、更にオカルトちゃんの話を借りればこれが「同一世界線上の話」という確証も無いんですけどね。(平行世界の物語な可能性もある)

以上、どっちが良い、どっちが悪いという話ではなく、どっちも良いんですがその上でどっちが好きかといえばオカルトちゃんでした、という話でした。

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