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もう一度、選び直しなさい

自分で自分に教えて、学んでいる

教えることは、学ぶこと。

コース(奇跡のコース/奇跡講座)の学びが進んでいくにつれて、ますますその意味を理解するようになります。

誰かが誰かに教えるということなどあり得ないと分かってくるということです。

私たちは、自分で自分に教えて、自分で学んでいるだけです。

自分以外の他者などいません。

外側に見えているものすべてが自分の影を見ているだけであるば、

いったい誰が教えているというのでしょう。

いったい誰が学んでいるというのでしょう。

それは自分以外の誰でもなく、自分で自分に教えて、自分で学んでいるだけとしか言いようがありません。

それは、誰かに教えるということなどできないということです。

誰から教わるということもありません。

自分で自分に教えていっているだけです。

それが何を意味するのか?というなら、

誰にも影響を与えることもできなければ、逆にもちろん、誰からも影響を与えられることなどあり得ないということです。

自分で自分にそうしているだけです。

自分で自分に教え込んでいっているだけです。

そして、私たちは自分で自分に何を教え込んでいるのか?

というなら、それは、

自我の思考体系か聖霊の思考体系か、

そのどちらか一方の思考体系を教え込んでいるということです。

私たちは、毎瞬毎秒のように、そのどちらかの思考体系を教え込んで(洗脳して)いっているということです。

洗脳しているのは他の誰でもなく、自分であり、自分にそうしているのです。

それがこの世界に居る私たちの真実です。

一方の思考体系は、自分自身に苦痛、苦しみ、恐れ、死といったものをもたらします。

そして、もう一方の思考体系は、自分自身に平安、喜びをもたらすだけでなく、目覚め、悟りへと導きます。

そういうことを理解しはじめた者は、つまり、正気に戻り始めた者は、当然、後者のほうを選択し直すようになるにちがいありません。

コース(奇跡のコース/奇跡講座)は、「もう一度、選び直しなさい!」(T-31.Ⅷ)と私たちに告げて、その方向へと導いてくれています。

どのようにして選び直すのか?というなら、

まずは、これまで自分自身に教えて、学んできたものが何であるかを自覚/認識することです。

そして、それが狂気の思考体系であることを理解することです。

そうすることによって、私たちはそれを訂正していくことが可能になります。

訂正とはつまり、再び、正気の思考体系正しい知覚を、自分自身に教え、学び直していくということです。

私たちはそれを目的にコースを学んでいるのだということを覚えておきましょう。


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